第41話 白い許嫁⑤
『Angel SOS』をお手に取って頂きありがとうございます。どうぞごゆりとお楽しみください。
時はアドリエルが召喚される5年前の秋。場所は猫の国。クジャク10歳の物語。
さぁ~♪チヅルちゃんの脱獄劇が始まるよぉ~♪てへ♪
シノブ:「キャァーーッ!!誰かぁーー!!助けてぇーー!!」
絶叫するシノブちゃん。
大変だぁ~大変だぁ~。
『『『『『『『ドタ・ドタ・ドタ・ドタ・ドタ・ドタ・ドタ』』』』』』』
四方八方から駆け寄ってくる足音が鳴り響く。
そうシノブちゃんは、クジャクの乳兄弟であり、チヅルちゃんの幼馴染でもあります。
そうこの子て一様要人なんですよね。
そんな女の子の悲鳴に反応しない家臣など、まぁいませんよね?ねぇ?ねぇ~!?
それはあっという間の出来事でした。
今、縁側の廊下には20名程の猫武者がひしめいておりす。
妃和:「あ・あ・あぁーー・・・」
予想以上に大事となってしまい。
目をパチクリとさせながら固まってしまう妃和。
まぁ~ある意味、武装した兵隊さんに囲まれているのだから、当然の反応と言えるでしょう。
そしてまた、妃和を見る猫武者達も固まっていた?
な・な・何故だぁーーッ!!??
はい♪もちのロンでオッパイでぇ~す♪
しかもぉ~?
今の妃和は水着姿であります。
チヅルちゃんの命令で着替えさせられちゃいました。
はい!命令であります!てへ♪
というわけで、猫武者達は妃和の水着姿に驚愕しているわけですよ。
だってぇ~?
【猫の国】において妃和のHカップのバストはまさに・・・プロトカルチャーあぁーーあぁーー!!
なんだからぁ~♪
しかもですねぇ~、ビキニーがピッチ・ピッチなわけですよぉ~。
はい♪お肉が食い込みまくっております。
それはもうバイン・バインでぇ~す。
だってぇ~?
【猫の国】に妃和に合うサイズが無い!!んだからぁ~、しょうがないですよね?ねぇ?ねぇ~!?
『こ・こ・これは!!どうゆうことじゃ!!』
『牛だ牛がおるぞ!!』
『おいおい猫耳が付いているではないか?角も無いし?と言うことは??』
『【夏の浜辺に痴女襲来】じゃ!あの【夏の浜辺に痴女襲来】の痴女に違いない』
『あの!!伝説の!!』
『大変だぁーーッ!!【夏の浜辺に痴女襲来】の痴女が出たぁーー!!』
『おぉーこれがあの伝説の・・・オッ・パ・イ・かぁー・・・ワシの青春に一片の悔い無し!!』
『ワシもじゃぁー!!うぅ~泣いてなんか・・・泣いてなんかないぞ』
『同士よぉーー!!このオッパイを目に焼き付けよぞ!!』
『『『『『『『『『『『『おぉーー!!』』』』』』』』』』』』
世界の秘宝に猫武者達は・・・釘付けだぁーー!!
勿論このチャンスをチヅルちゃんは見逃しませんよぉ~。
予め身体強化魔法で待機していたスタートダッシュは凄まじい加速力です。
妃和のオッパイに魅了された猫武者達をすり抜け逃亡を果たします。
さぁー!チヅルちゃんのターンですよ!
※※※
その頃クジャクはと言うと?
めちゃくちゃな興奮状態だったぁーー!!
何ぃーーッ!!??
こ奴は何をやっておるのだ?
クジャク:「はぁ~~はぁ~~はぁ~~、か・か・かわゆい・・・!」
ツバキ:「あ・あっあん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あん♪あぁ~あん♪いいの・・・あぁ~~ク・ジャ・ク・さ・まぁ~♪」
いったい何をしているんだぁーーッ!!??
では説明しよう!
クジャクは膝の上に抱っこしたツバキちゃんをナデ回している処だ。
またしても調子に乗ってしまったようだ。
本当に懲りない奴である。
まぁ~お約束の展開ではあるのだが。お約束お約束♪
以上。説明終わり!
なお皆様は、この物語でいうところの5年前を覚えておられるだろうか?
そうあのムツキちゃんとの淡い夏の思い出である。
ムツキちゃんをトロントロンにしたそれは・・・。
マイヅル直伝、ヨシヨシ三段変形である!
まず、頭をヨシヨシしてぇ~♪
それから、頬をナデナデしてぇ~♪
それから・それから、顎をゴニョゴニョするんだよぉ~♪
猫ちゃんにはたまらない三段技なのだ!
※注記:詳細は『第30話 チヅルちゃんの公園デビュー③』をご参照ください。
そして今回は?
うぅ~そのぉ~はぁー、相手が悪かった。
そう、可愛い可愛い白猫さんの女の子であるツバキちゃんは超が付くむっつりスケベさんなのである。
クジャクの撫でるお手てに合わせて移り変わる表情が実にエロエロだぁーーッ!!
だぁ~かぁ~らぁ~クジャクを見詰めるその眼差しが?
あぁ~幼女なのにぃー!!??
幼女の様な容姿のくせしてぇー!!
淫乱だとぉー!!
そう18禁仕様であったぁーーッ!!
故に状況説明を割愛させて頂きたい。
決して表現できない訳じゃないんだからね♪フン♪
だぁ~かぁ~らぁ~クジャクはもうツバキちゃんの色気にメロメロだぁーーッ!!
これってばドツボにはまるパターンでは??
そう【おらおらロケッティア状態】秒読みだぁッ!!
飛びます♪飛びます♪飛びます♪
今回も華麗に破滅へと突き進んでもらいましょう。
クジャク、アディオス・・・!
※※※
身体強化魔法により100mを11秒台で走破できるチヅルちゃんが・・・急速接近中!!
そうこしている内にクジャク達がいる客間にも騒音が聞こえてきたぞ。
『『『『『『『ドタ・ドタ・ドタ・ドタ・ドタ・ドタ・ドタ』』』』』』』
『『『『『『『姫様ぁーー!!お待ち下されぇーー!!』』』』』』』
さぁー修羅場の始まりだぁーーッ!!
危機が迫る中、クジャクは?
ツバキちゃんの顎をゴニョゴニョする事に御執心だったぁッ!!
これはもぉーー、ダメ・ダメだぁーー!!
クジャク:「はぁ~~はぁ~~はぁ~~、す・す・凄い・・・!!
女の子て・・・こんなふうになっちゃうんだぁ~??
でへへへへ~」
ツバキ:「うぅい♪うぅい♪うぅい♪うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~うぅ~あっはぁ~ん♪」
クジャクに己が身を委ねるツバキちゃん。
涙をいっぱいに湛えた真ん丸で綺麗な瞳に淫乱なハートマークを浮べている。
貪欲なまでに快楽を求めその姿は?
もうすっかり艶やかな女の顔である。
ツバキちゃん・・・Hぃ子・・・。
クジャクのツバキちゃんを抱きかかえるお手てに力が徐々に入って行く。
それに伴いゴニョゴニョするお手てが加速する。
二人の快感が最高潮に達しようとしていたその時・・・・・・部屋に飛び込んで来る人影があった。
それは?
もちのロンでチヅルちゃんどぇ~す♪
さっと着地し、座卓の上に仁王立ちするチヅルちゃん。
殺意を込めツバキちゃんを睨み付ける。
チヅル:「この泥棒猫!!そこはチヅルの特等席よ!!さっさとどきなさい!!」
ツバキ:「えっ!!??
・・・・・・うっ・・・!!??
ご・ご・ごわいよぉ・・・グジャグじゃまぁッ!!
ごわいよぉーー!!
うわぁーーん!!」
もうツバキちゃんたら、クジャクにしがみ付いてマジで大泣きですよぉ~。
まぁ~当然と言えば当然かも?
だってぇ~チヅルちゃんがね殺意を込め『ギロリ!!』て睨み付けるんだもん。
そりゃぁ~怖がりますよねぇ~?
あらかじめお断りしておきますと。
この場合ツバキちゃんが被害者となります。
よろしいでしょうか?
あくまでもツバキちゃんは招待された側、お客様です。
チヅル:「このうぉーーッ!!早くどきなさいよ!!
あぁーーもぉーー鈍臭い子ね!!しまいにはぶつわよ!!」
ツバキ:「うわぁーーん!!ごわいよぉーー!!ごわいよぉーー!!グジャグじゃまーー!!ごわいよぉーー!!うわぁーーん!!」
クジャクの胸に顔を埋め泣きじゃぐるツバキちゃん。マジ泣きである。
縁側の廊下には、チヅルちゃんを追って来た猫武者達も追い付き、ちょっとした見世物状態です。
そんなわけで、周囲の視線が自然とクジャクに集ります。
クジャク?
しっかりしてね?
お願いだよ?
クジャク:「チヅル、暴力はいけないよ。暴力は・・・ね・・・?」
ツバキちゃんを抱っこしながらのこの発言。
はい♪非常に不味いですね。
当然説得力にも欠けます。
もちのロンで火に油を注ぐこととなりました。
チヅル:「兄上!!あれ程、チヅルが申し上げたのに酷いじゃありませんか!!??」
そう世継ぎの件ですね。
チヅルちゃんとしては大真面目に悩んでいたのにねぇ~。
女の子であれば8歳と言えども、確りと将来を見据えて考えているものなのですよ。
お子ちゃまであるクジャクには分からなかったのかな?
男の子は夢見がちだからぁ~・・・。
チヅルちゃんの綺麗なオッドアイの瞳からハイライトが消え。
大粒の涙が頬をつたい足元へと落ちて行きます。
クジャク:「・・・チ・チヅル・・・すまない・・・!!」
チヅルちゃんが流す悲痛の涙に打ちのめされるクジャク。
これは彼にとって痛恨の痛手となりました。
というのも、こんなにも悲痛なチヅルちゃんを見るが初めてだからです。
自他共に認めるシスコンは、己が自負するよりも根深く、そして強い思いでした。
チヅル:「この女が悪いのね・・・!!??
この女が兄上をたぶらかすから・・・!!」
クジャク:「違うんだ!!チヅルゥーー!!聞いてくれ・・・ッ!!」
男の子は訴える。
大好きな女の子にその熱い思いを伝えるために!
チヅル:「兄上・・・??」
ツバキ:「クジャク様・・・??」
チヅルちゃんは勿論のこと、ツバキちゃんや家臣達皆が刮目する。
さあクジャク、その胸の内にたぎるチヅルちゃんへの熱い思いを話してごらん・・・。
いやぁ~少し長くなちゃいましたのでまた来週!
なんちゃて♪
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