第34話 悪魔の伝承③
『Angel SOS』をお手に取って頂きありがとうございます。どうぞごゆりとお楽しみください。
時はアドリエルが召喚される8年前の春。場所は猫の国。クジャク8歳の物語。
物語はコメディーを求めていた。
何ぃぃぃッ!!??
今回はチヅルちゃんのシリアス回ではないのかぁぁぁ!!??
いいのかぁぁぁッ!!
お笑いにいちゃって??
それじゃ、チヅルちゃんのコメディー回・・・いちゃう?いちゃう??
さぁぁぁさぁぁぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい♪
『Angel SOS』は今日も平常運転だよぉぉぉ♪GOGO♪
激しく泣きじゃぐるチヅルちゃんを優しく抱き締めてあげるクジャク。
【天使の加護】による能力、同期による通信で、チヅルちゃんの状況を大まかにではあるが理解することができた。
とにかく今出来ることは、ただただ落ち着かせてあげることです。『ヨシヨシ』てね♪
クジャク:「チヅル・・・!!お兄ちゃんが守ってあげるからね・・・!!
何も心配しないでいいからね・・・!!
『ヨシヨシ・ヨシヨシ・ヨシヨシ』」
もうお兄ちゃんたらぁ~♪
背伸びしちゃってぇ~♪
うふふふ~♪かわゆい♪
チヅル:「じゃぁ~??一緒のお布団で寝んねしてくれる??」
クジャク:「あぁぁぁ夜一人で寝るのが怖いんだね。
うんうん、勿論、一緒に寝てあげるよ」
まあ元凶である悪魔が目の前に居るわけではないのだから、お願いと言ってもこんなものなのでしょうかねぇ~??
なんだか拍子抜けです。
チヅルちゃん、こんなお願いでいいのかなぁ~??どれどれ・・・。
チヅル:「それじゃぁ~??一緒にお風呂入ってくれる??」
クジャク:「えっ、一緒に入ってるよね?」
はいッ!!??
えっ一緒に入ってるの??ね??ねぇぇぇ??
では説明しよう!
この春、めでたく8歳になったばかりのクジャクは、なんてこったぁぁぁい!!
未だにママと一緒にお風呂に入っています。
もちのロンで妹であるチヅルちゃんも一緒である。
そう8歳といえばこちらでは小学二三年生。
さすがにママと一緒にお風呂に入る子は・・・いるの??
とにもかくにも、クジャクは大のママ大好き子、未だにママに甘えてばかりいます。
ここだけの話。
マイヅルは、日中はクジャクのお世話。
夜はケンビシのお相手(HなHなコミニケション)と、なかなか忙しい身である。
愛される女はさすがでありますな。女とはこうありたいものです。
なおこれは極秘事項です。機密厳守でお願いします。
以上。説明終わり!
そうするとチヅルちゃん?
お風呂は一緒に入っているようだけど?どうして??
チヅル:「うん、これからずぅぅぅぅぅぅと一緒なの!!
母上、もう兄上と『お風呂入らないようにしなくちゃ』て言ってたから」
クジャク:「えぇぇぇぇぇぇッ!!母上がそんなことを!!??うぅぅぅぅぅぅ・・・。
(母上ぇぇぇ、どうしてぇぇぇどうしてぇぇぇ、母上ぇぇぇぇぇぇ・・・)」
あらあらクジャクたらべそをかいちゃいましたよ。トホホォォォイ♪
この様子だと、さすがにマイヅルも思う処があるようですね。
だがしかぁぁぁしッ!!
マイヅルには大切なコメディー要員としてまだまだ働いてもらいますよぉぉぉ!!
ウッシシシシシシィィィ♪ウッシシシシシシィィィ♪
うんうん♪それはそうと、チヅルちゃんのこの様子からして大事には至らなそうですね?
一安心と言った処かな?
あれあれチヅルちゃん?まだ何かあるのかなぁ~??どれどれ・・・。
チヅル:「ねぇ~ねぇ~兄上ぇ~兄上ぇ~」
しきりにクジャクを揺するチヅルちゃん。
まだお願いしたい事があるようですね?
クジャク:「あぁぁぁチヅルゥゥゥ、なにかなぁぁぁ??
(母上ぇぇぇぇぇぇ、うぅぅぅぅぅぅ)
あらあらクジャクたら、ママと一緒にお風呂に入れなくなるのが相当ショックなようですね。
クスクス♪もぉ~甘えん坊さんなんだから~クジャクは。
でも~これって主人公特性てやつ?
コメディーにおいてマザコンは必衰のステータスの筆頭であります。
まぁ~お約束ていうことで。お約束お約束♪
そうそうチヅルちゃんから何かあったんだったぁぁぁ♪どれどれ・・・。
チヅル:「おトイレについてきて」
クジャク:「あぁぁぁトイレね、うん、分かった。行こうかトイレに、ね」
クジャクは、自分に覆い被さっているチヅルちゃんをひょいと持ち上げ立たせてあげる。
クジャクはいつだって優しいお兄ちゃんなのである。エッヘン♪
チヅル:「兄上ぇ~早く早く~もれちゃう」
あらあらおトイレ我慢してたの?
おトイレ我慢すると体に悪いから、我慢しちゃダメですよチヅルちゃん。
クジャク:「それは大変だ。ここから一番近いのは共用の女子トイレだな」
クジャクはチヅルちゃんのお手てを取り共用の女子トイレへと急ぐのでした。
これってお約束の展開ですか?
はい♪
※※※
さぁぁぁさぁぁぁやってまいりました共用の女子トイレ。
やはりここはお約束の【おらおらロケッティア状態】いちゃう?いちゃう??
飛びます♪飛びます♪飛びます♪
クジャク!!破滅への扉を開くのかぁぁぁッ!!??
ではでは、どれどれ・・・。
クジャク:「ここで(入口)待っているから行っておいで」
チヅル:「やッ!!ついてきて」
おやおや~そうきましたか~?
クジャク:「チヅル?ここ女子トイレだよ?ね?行っておいで」
チヅル:「やッ!!ついてきて!!
兄上、守ってくれるって言った」
いつだってチヅルちゃんは大真面目である。
どうするクジャク??
クジャク:「えぇぇぇッ!!??僕も一緒に入るの??」
チヅル:「うん、一緒に入るの。
それより兄上ぇぇぇ、もれちゃうぅぅぅぅぅぅ!!うぅぅぅぅぅぅぅ・・・」
モジモジしながら大きな大きなお目目に涙を湛えたチヅルちゃんが、クジャクを見上げながら訴えてくるるのです。
『早くしないともれちゃうぅぅぅ』て、ね♪
あぁぁぁチヅルちゃんッ!!
そんなお目目で訴えるられたらぁぁぁ、もぉぉぉ・・・あはぁ~♪
クジャク:「それは大変だ!!
(かぁぁぁぁぁぁッ!!僕の妹、めちゃくちゃ可愛いなぁぁぁ!!もう最高ッ!!
チヅル大好き!!大・大・大好き!!
もうお兄ちゃんなんだってしてあげちゃうからねぇ~)
よし分かった!!行こうチヅル」
もちのロンで、クジャクの答えはYesだった。oh yeah!♪
破滅への大いなる一歩を踏み出したのである。
定めじゃ・・・!!
チヅル:「うん♪」
満面の笑みで答えるチヅルちゃん。
そして二人は仲良く共用の女子トイレへと入って行く。
そしてそして、女子トイレの個室の扉を開け、仲良く二人で入った!!
それからそれから、チヅルちゃんは和式便器にかがみ、クジャクは個室の扉を閉じた!!
おぉぉぉそれからそれからッ!!
書けるかボケェェェ!!ははははははははははぁぁぁぁぁぁ・・・・・・。
大変失礼致しました。
またお見苦しいシーンをお見せしたことを深くお詫び申し上げます。てへ♪
共用の女子トイレの前、この様子を一部始終見ていた人物がいた。
【家政婦は見たの家政婦さん】だ、いやいやお城の女中さんである。
女中A:「大変なものを見てしまったニャン♪
これは大急ぎマイヅル様に報告だニャン♪」
さぁぁぁ役者が揃ってまいりました。
【おらおらロケッティア状態】いたちゃうよぉぉぉ♪
破滅エンドに向かって爆進だぁぁぁッ!!
クジャク、健闘を祈る!!なんちゃて♪
『Angel SOS』をお読み頂きありがとうございます。
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そうそう感想も一言でいいんです。良い、ダメ、分かんない、等々感じたことを書いてみてください。
今後とも『Angel SOS』をよろしくね♪てへ♪