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Angel SOS  作者: カツオ
第2章 猫の国
26/91

第26話 クジャク初めてのお出かけ③

来てくれてありがとぉ~♪

ゆっくりしていってね♪

 時はアドリエルが召喚される13年前の夏。場所は猫の国。クジャク3歳の物語。



 おやおや~楽し気な笑い声が聞こえてきすねぇ~?

 ど・こ・か・なぁ~?

 はい♪そうなんです。今、【甘味処キヤさん】ではお茶会を楽しむクジャク達の姿があるんだなぁ~これが。

 それにしても、綺麗なお姉さん達に囲まれて楽しそう。

 あぁ~うらやましい。

 うぅ~うらやましい。




 マイヅル:「はぁ~い♪あぁ~ん・・・どうを美味しい?」


 マイヅルから【あんずのカキ氷】を食べさせてもらうクジャク。

 でも~小さなお子さんに氷はちょっと不味いですよねぇ~、まぁ~今日は少し蒸し暑いから少しくらいなら・・・ねぇ~?

 それでお味の方は如何ですか?

 美味しい?


 クジャク:「うん♪」


 あらあら、大好きなママから食べさせてもらって嬉しいそうね。微笑ましいです。


 ミカン:「クジャク様、クジャク様、こちも食べて食べてぇ~♪

 はぁ~い、あぁ~んしてぇ~あぁ~ん・・・どうかなぁ~おいちぃ~?」


 今度はミカンが【クリームあんみつ】を食べさせてくれます。


 クジャク:「・・・うん、おいちぃ」


 パール・ピンクの超可愛い猫ちゃん(ミカン)に・・・もぉ~デレデレだぁーーッ!!

 ほんと男の子てピンク色に弱いんだからぁ~♪

 うんうん、しょうがない・しょうがない、基本男の子の頭の中はピンク色ですからね。


 ミカン:(けっ!どうしてミカンが媚び売らなきゃならないんですか?やってられませんよ。

 深雪先輩、リーダーでしょ?ちょちょと♪やちゃてくださいよ?もう~)


 ジト目で深雪を訴えるミカン。不満たらたらですよ。


 深雪:「(あぁ~ミカンが拗ねて拗ねてる。

 まったく大人げないんだから。

 クジャク君けっこう可愛いいのに、何が不満なのかしら。

 おぉーといけない、私も手を動かさなくちゃ!)

 クジャク様、こちらも是非召し上がてください。

 はぁ~い、あぁ~ん・・・どうかしら?」


 あらあら、今度は深雪から【ぜんざい】を食べさせてもらうんだ、いいなぁ~♪


 クジャク:「うぅ~ん、おいちぃいです」


 もぉ~クジャクたらぁ~金髪のちょっと派手なお姉さんに緊張ぎみのようですね。

 うつむいちゃいましたよ。きゃわい~♪


 深雪:「あら、よかったわ。うふふふ~♪」

 

 そして深雪は、自分達にしか視認できない半透明なディスプレイをミカンに向けます。

 そこには三頭身にデフォルメされても見た目さほど変わらないポポロンちゃんが、パネルを掲げ見て見てぇ~て感じで立っています。

 はい♪とても可愛いです。


 ミカン:「(うぅ~ん、なになに『クジャク君の好き嫌いを無くしてあげましょう。何かお手伝い出来る事ないかな?さぁ~頑張ってみよう』)

 はっ!なんなのよこうれ?バカじゃない」


 はい♪この物語の登場人物バカばっかりです。

 そうこれは?

 コメディーの宿命だぁーー!!

 

 では状況を説明しよう!

 これはポポロンちゃん(時間を管理する中位天使)が立案した【僕好き嫌い言いません。更生大作戦】を実行中の様子である。


 下記が概略です。

 マイヅルが【あんずのカキ氷】をクジャクに食べさてあげる。

 ミカンが【クリームあんみつ】をクジャクに食べさてあげる。

 深雪が【ぜんざい】をクジャクに食べさせてあげる。

 妃和が【プリンアラモード】をクジャクに食べさてあげる。

 という実にうらやましい内容となっています。

 

 以上。状況説明終わり!




 マイヅル:「あぁーークジャクゥーーえらいわねぇーー!!

 ヨシヨシ・ヨシヨシ♪」


 何時もなら食べ物を口にしたがらないクジャクが、餌付けされたひな鳥のようによく食べる事に感極るマイヅルであった。

 あぁ~母の優しさがしみじみと伝わってまいります。

 子育てお疲れ様です。


 そんなマイヅルはクジャクの頭を優しく撫でてあげます。


 クジャク:「うぃ・うぃ・うぃ♪うぃ・うぃ・うぃ♪」


 あらあら、クジャクもとても嬉しそう。

 子育てにおいて誉めることは基本中の基本でありす。


 マイヅル:「うふふふ~♪いい子・いい子♪」


 そしてクジャクの柔らかなほっぺたをナデナデします。

 クジャクも温かな母の手のぬくもりと眼差しに御満悦です。

 子供とのスキンシップ大切ですようねぇ~?


 マイヅル:「ほうら、ほら・ほら・ほら・ほらぁ~♪ほら・ほら・ほら・ほらぁ~♪」


 それからクジャクの喉をゴロゴロしてあげます。

 クジャクはたまらず喉鳴らしします。

 『ゴロゴロニャンニャン』です。

 これ猫ちゃんにはたまりませんよね?

 大好物です。

 

 それから・それからクジャクを抱き締めてあげます。

 ママ大好き子のクジャクは母の温もりと柔らかな香りに・・・もぉ~うっとりでぇ~す♪

 母の胸に抱かれるのは子供の特権です。

 抱っこ大好き。


 まだまだあるよ。

 一頻り母に甘えたクジャクが横を向くと?

 あら!ムツキちゃんが100万ボルトの満面の笑みで『クジャクちゃま、おいちいでちゅね』と語り掛けてきます。 

 これにはもうクラクラだぁーー!!


 えっ?まだあるの?はい♪

 気分を超良くしたクジャクはムツキちゃんの頭を撫でてあげます。

 クジャクは優しい良い子なのだぁ~♪


 クジャク:(うわぁ~可愛い~!!女の子て・・・最高ッ!!)


 ムツキ:(クジャクちゃまぁ~好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・好き・大好き!!)


 するとムツキちゃんは、上目遣いで真ん丸なお目目を潤ませ、熱い吐息を漏らすのであります。

 この子、なかなかのたまですよ。さすがはマドンナとうたわれた女将さんの娘です。グイグイいちゃいますよう~GOGO!!




 さぁ~さぁ~さぁ~♪【僕好き嫌い言いません。更生大作戦】も佳境に入ってまいりました。

 このままクジャクの一人勝ちかぁーー!!??

 はてさて、お約束の破滅への序曲、【おらおらロケッティア状態】いちゃうぅ??いちゃうぅ??

 何はともあれクジャクは無事乳離れ出来るのか?

 お約束の展開はこの後すぐ!!

 なんちゃって♪

読んでくれてありがとぉ~♪

また来てね♪

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