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Angel SOS  作者: カツオ
第1章 地球で
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第15話 天使の助け手④

来てくれてありがとぉ~♪

ゆっくりしていってね♪

 リディアの計画とは?

 これは陰謀なのか?

 その目的とは?

 謎は深まるばかりである・・・実際はたいしたことないです。

 断言しちゃいます!!

 てへ♪




 アドリエル:「あのう【黒猫アーちゃん猫耳ショウタ君計画】て何ですか?」


 ミシャエル:「義彦さんを可愛い可愛い黒猫ショウタ君にする計画のことですよ」


 リディア:「くぅーーくっ・くっ・くっ・くっ・くぅーー!!

 我が崇高な計画がこうも容易く見破られるとはな!!

 さすがは神の使い天使ミシャエル。

 あうぅ~ミシャエルゥ~、パパに言っちゃダメなのぉ~」


 な・な・な・な・な・なんとぉーーッ!!

 猫種の体型をした初の天使の真相は・・・ただのショタコンだったのだぁーーッ!!

 あまりにも見事なお約束な展開。

 需要と供給を考えた設定はまさにコメディー!!

 可愛いは正義なのだぁーーッ!!

 あぁ~真理の光はなんて眩しいんだ!!




 アドリエル:「えぇー!」


 ミシャエル:「あっ!言っちゃまずかったですか?」


 リディア:「もぉー!パパに怒られちゃうでしょう」


 アドリエル:「はぁー」


 ミシャエル:「えぇーーッ!!こんなに可愛いのに!?

 ショタコンは素晴らしい文化です。

 無形文化遺産なんですよね?

 何か問題でも?」


 リディア:「うっうぉーー!!同士よぉーー!!共にショタコンを究めるのじゃぁーー!!」


 アドリエル:「ちょっとぉ~?」


 ミシャエル:「はい、アーちゃんをモフモフしながらの抱っこは最高ですよね」


 リディア:「何と!?パパを抱っこしながらのモフモフとな。

 うぉーーッ!!最高なのじゃ!!最高なのじゃぁーー!!

 えへへへへ♪えへへへへ♪えへへへへ♪」


 もうお気付きでしょうか?

 はい♪リディアだけでなくミシャエルも・・・腐女子だったんだよぉーーッ!!

 よってこれまでのミシャエルの変態じみた行動は?

 はい♪腐女子ゆえの行動です。

 

 で~も~何故天使が腐女子になちゃたの??

 疑問と嫌な予感が一致しないことを神に祈るばかりです。

 オーマイゴッド!

 だがしかぁーーッし!!

 現実とは非情なものだよ。

 さぁー現実を直視したまえ。

 ウシシシシ♪ウシシシシ♪ウシシシシ♪




 アドリエル:「ストップ!ストップ!ストップ!腐女子禁止!

 クミちゃん、ミシャエルさんに何を教えたの?」


 リディア:「えぇ~とぉ~まあいわゆる、なんといいますか?

 あぁ~あれです、はい、あれぇ~・・・」


 何とも気まずそうにそっぽを向いてしまうリディア。

 こらは何かありますねぇ~?

 て言うか!?

 もうこれてば、リディア・・・真っ黒・黒・黒だぁーー!!


 アドリエル:「クミちゃん、パパ怒らないから、話してくれるかな?」


 リディア:「・・・・・・うん、同人誌のお話をしたの」


 へぇ~同人誌ねぇ~ふぅ~ん♪

 で・・・それから・それから?


 では説明しよう!

 今をさかのぼること17年前、久美子さんが失踪した後、久美子さんの部屋から大量の18禁の同人誌が発見されました。

 当時の流行りものは一通りコレクションされていたようです。

 まさに秘蔵のお宝である!!

 なお今現在は、純真無垢な亜里沙ちゃん(義彦の孫娘)の目が届かないよう厳重にダンボール箱へと封印され、押入れの奥深くへと隠されています。


 ※注記:『第5話 えっ!!この人が・・・主人公らしいですよ⑤』をご参照ください。

     なおダンボール箱の封印が解かれる日は以外と近いかもしれません。


 そう、クミちゃんことリディアはショタコンのプロフェッショナルだったのだぁーーッ!!

 真の腐女子の王冠は彼女のものだ!!

 そんなリディアと大の仲良しであるミシャエルが、その影響を色濃く受けていたとしても何の不思議もありません。

 昔の偉い人は言いました。朱に交われば赤くなる、ということです。

 ですから皆さんも友達はよく選びましょうね。

 てへ♪


 以上。説明終わり!




 アドリエル:「クミちゃんも、ミシャエルさんも、ショタコンが好きなのかな?」


 リディア:「うん、大好き。

 私もミシャエルもパパが子供の頃の写真が大好きなの。

 だからパパのことを沢山ミシャエルにお話したの。

 とても楽しかったし、安心できから」


 ミシャエル:「リディアちゃんはショタコンのパイオニアです。

 多くの天使達がこの異文化に感覚されました。

 そうゆう私もショタコンの大ファンなんですよ」


 状況はお約束通りの展開ということですね。

 アドリエルは状況を整理してみます。


 アドリエル:(これはまずいぞ、うちの娘が人様のお宅のお嬢様をショタコンの腐女子にしてしまった。

 しかも天使を、親御さんは神様??

 あぁーー頭が痛い・・・)


 もう定番とも言えるお約束的な展開まっしぐら。

 何人たりとも・・・もぉーー止められなぁーーいッ!!

 ですからアドリエルは達観するのであります。

 ラノベ主人公の宿命というやつを。

 もうこの設定で行くしかないことを。

 アドリエル・・・ガンバ♪


 アドリエル:「クミちゃん、寂しかったんだよね?

 パパ、猫さんでも大丈夫だから、何も怒っていないから、心配しないで大丈夫だよ」


 リディア:「パパァァーー!!ありがとう!!パパ大好き!!」


 ミシャエル:「アーちゃんは本当にいい人ですね。私もアーちゃんのことが大好きですよ」


 泣いて喜ぶ娘を必死に抱きかかえる父。

 その光景は?

 うぅ~ん、なんともアンバランスと言いますか?

 親子の体格差が逆転しているからでしょうか?

 まぁ~普通に美しい場面といえるんでしょうけど?

 いやいや、そう願いたいですよね。てへ♪


 ではでは、これにて【黒猫アーちゃん猫耳ショウタ君計画】の謎も解けたわけだし、一件落着ということで、そろそろ出陣かな? 


 アドリエル:「じゃ今度こそ出発の準備に取り掛かろうか?」


 リディア:「くぅーーくっ・くっ・くっ・くっ・くぅーー!!我に任せるがよいマイ・マスター!!」


 ミシャエル:「はい、猫ちゃんを助けましょう!」


 こうしてアドリエル達はやっとではありますが、【猫の国】奪還へと出陣するのであります。えいえいおう!!

読んでくれてありがとぉ~♪

また来てね♪

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