表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Angel SOS  作者: カツオ
第1章 地球で
14/91

第14話 天使の助け手③

来てくれてありがとぉ~♪

ゆっくりしていってね♪

 今回はなんと【精霊】リディアちゃんのシリアス回だぁーーッ!!

 多分?きっと?おそらく??




 アドリエル:「そうすると、クミちゃんも召喚された、ということだよね?」


 17年前に失踪した久美子さんの真相が今!明かされる。


 ミシャエル:「リディアちゃん、当時のことを話してあげてください」


 リディア:「でも~いいのかな~話ちゃって。後からダメて言われないかな?」


 ミシャエル:「もうアドリエルは私と同じ天使ですし、リディアちゃんの経緯を親として知る権利もあるのですから、とかく問題は無いかと。

 (それにリディアちゃんが知っている情報は極々少ないのです。自分自身に起きた不祥事のみですから)」


 天使ミシャエルに促され、リディアこと久美子さんは、抱きしめていたアドリエルこと父義彦から名残惜しそうに離れると、おもむろに立ち上がり少しウロチョロしてから、静かに語り出します。

そう、ゆっくりとね・・・。


 リディア:「・・・あの頃の私は泣いてばかりいたの。

 もちろんパパがいつも側に居てくれて、守ってくれていた事は知っていたよ。

 でも・・・とても不安だった・・・学校であんな事があって、う~ん、上手く言えないけど、世界に悪い事が溢れ過ぎてるから、だから怖くて怖くて毎日震えていたの。

 だからかな?オタクの世界に逃げちゃって、お家から出られなくなちゃって、仲の良かったお友達とも会いたくなくなちゃうし・・・アハハハハハ、私って弱虫だから・・・」


 ※注記:『第4話 えっ!!この人が・・・主人公らしいですよ④』をご参照ください。


 押し黙ってしまうリディア。自分自身を抱きしめ小刻みに体を震わせます。

  

 アドリエル:「クミちゃん?

 無理して話すことないんだよ?

 少しずつにして、また今度にしようか?」


 リディア:「パパ、ありがとう。

 でも、パパにも関係の有ることだから、頑張ってみる」


 そう言うとリディアは、少し背伸びをしてから、再び語り始めます。

 何だかとても辛そうだけど、大丈夫かなぁ~?

 心配ですぅ~・・・。


 リディア:「えぇ~と、うぅ~ん、そうだなぁ~あの頃の私かぁ~・・・あの頃の私はアニメが大好きで、インターネットで大好きなアニメの事を調べるのに夢中だったわ。

 覚えたての英語でインターネットを駆け巡っていたの。

 そうしていたら・・・知ってしまった・・・きっと知らなければよかったのかもしれない・・・?

 人の闇の深さを・・・世界には想像もできないほど恐ろしい事が沢山有るんだって・・・知ってしまったの・・・。

 怖かった・・・とてもとても怖かったの」


 ガタガタと震え出すリディア。

 いったい何を見てしまったのでしょうか?

 世の中の陰謀論は触れてはならない闇の世界ですからね。

 心配ですぅ~・・・。


 アドリエル:「クミちゃん?大丈夫?無理しないで?

 ね?もう今度にしようか?

 ね?そうしようよ?ね・・・?」


 リディア:「パパ、パパ、パパ」


 アドリエルを見つめながらポロポロと泣き出してしまうリディア。

 それでもリディアは勇気を振り絞って語り続けます。

 はい、もう少し頑張てみますね。


 リディア:「・・・私にはパパがいてくれて、いつも優しく抱き締めてくれた・・・でも・・・でもね・・・もうどうしょうもないほど・・・怖かったの・・・。

 だから神様に祈ってみたの。

 ほんとたまたま何となくだったんだけどね、祈ってみたの。

 そしたら堕天使が現れて、難しいことを色々と言ってきたの。

 悪い奴だて直ぐにわかったわ。

 だから叫んだの、出てって、て。

 そしたら天使さんが助けに来てくれたの。

 そして堕天使を追い払ってくれたの。

 その天使さんはね、とても偉い天使さんで、私が堕天使と会ってしまったのはダメな事だったんだて教えてくれたの。

 地球には堕天使がいっぱいいて、いっぱい悪い事をしているんだって、教えてくれたの。

 だから、私、これからどうしたらいいのか尋ねてみたの。

 そうしたら天使さんが【精霊】さんのお仕事を紹介してくれて、それで私召喚されたの」


 17年前にそんな事があったんですね。久美子さん、可哀想。


 アドリエル:「クミちゃん、分かってあげられなくってごめんね。本当に辛かったね?」

 

 アドリエルはリディアに駆け寄り、優しく抱き締めようとしたのだが・・・が?

 はい♪問題発生です。

 何ぃーーッ!!??

 どうゆうこっちゃぁーー!!??


 では説明しよう!

 この状況は身長差から生じています。

 でははじめに二人が人間だったころの身長を確認してみましょう。

 義彦が159cm、久美子さんが161cmでした。

 その差は2cmですよね。このことを踏まえて現在の二人の身長差を見てみましょう。

 現在、アドリエルの身長は110cmです。

 一方のリディアは166cm+ヒール高が6cmですので172cmとなります。

 その差はなんと62cmと大きく広がりました。


 ではこの事を念頭に置いて、今の状況を分析してみましょう。

 アドリエルがリディアに抱き付くと頭がリディアのお腹にくるんですよね。

 そうなんです。今まさにリディアのオッパイがぁー!アドリエルの頭で持ち上げられている状況だぁーーッ!!


 以上。説明終わり!




 リディア:「パパ、何しているの?」


 アドリエル:「何だか、ごめん。

 でも、僕、ちょうとさ、背が低くなり過ぎじゃない・・・?」


 被害者じみた悲鳴を上げるアドリエル。

 でも~確かに身長110cmでは小学一年生ですよね?ねぇ?ねぇ~!?

 それにしても、これってまさか?

 お約束の展開ですか?

 お約束お約束♪ 


 リディア:「問題ないのじゃ!!計画通りなのじゃ!!可愛いパパは最高なのじゃぁ~♪

 でへへへへ♪

 よちよち♪・よちよち♪」


 上機嫌でアドリエルの頭をナデナデするリディア。

 もう満面の笑顔です。

 はい♪にっこ・にっこです。

 つい先程まで憂いに沈んだ、あの顔がウソのようです。

 ほんとお子ちゃまなんだからぁ~♪


 アドリエル:「クミちゃん、計画て何かな?」


 ミシャエル:「【黒猫アーちゃん猫耳ショウタ君計画】のことではないでしょうか?」


 はい♪またもやミシャエルから爆弾発言頂きましたぁーー!!

 【黒猫アーちゃん猫耳ショウタ君計画】とはいったいいかなるものなのでしょうか?

 腐女子リディア、絶体絶命のピンチになるのか?

 お約束の展開はこの後直ぐ!!

読んでくれてありがとぉ~♪

また来てね♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ