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Angel SOS  作者: カツオ
第1章 地球で
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第12話 天使の助け手①

来てくれてありがとぉ~♪

ゆっくりしていってね♪

 さぁー【猫の国】を奪還するぞぉーーッ!!レッツゴー!!

 えっ!?

 ちょっと待った?

 なになに??

 アドリエルがね、まだ質問したいことがあるんだってさ。

 ふ~ん・・・。


 アドリエル:「話せる範囲で結構なんですが、地球て堕天使に侵略されたんですか?」


 えぇーーッ!!そんな確信に迫る質問を物語のこんな初に聞いちゃって大丈夫??


 ミシャエル:「その~申し上げにくいのですが、私の権限ではお話できない事項です。ごめんなさい。ご家族のこともあるのに・・・」


 あぁ~あ、ミシャエル、うつむいて黙り込んじゃいましたよ。

 さすがにこの質問は・・・ねぇ~?


 しかしながらアドリエルこと義彦には思う処があります。

 まだほんの少しの時間しか接していないとはいえ、ミシャエルの純真さが心に響いたのです。

 これは答えを求める質問ではありません。

 ミシャエルの態度を本質を見るための質問だったのです。

 勿論、ミシャエルは合格ですよ。

 だって、ちゃんとアドリエルの身になって答えたわけですからね。


 アドリエル:「そうすると僕はもう家族には会えないんですね?」


 ミシャエル:「はい、会えません。ごめんなさい。

 アドリエルには今後、【惑星メルクリウス】の統治を手伝ってもらいます。

 勝手な事ばかり言って。ごめんなさい」


 まあ少しは予想していましたけどね。

 もう家族に会えないなんて、アドリエル可哀想。

 正義の味方とは時には孤独なのであります。

 

 そうなんです。これから戦いに赴く身であるアドリエルとしては、どうしても確かめておきたかったのでしょう。覚悟を決めたとはいえ、禍根を残すことはしたくありませんからね。

 頑張れアドリエル!!

 負けるなアドリエル!!

 【猫の国】の為、正義を貫いてくれ!!


 はい♪大丈夫ですよぉ~♪

 アドリエルは天使になり思考力だけではなく精神力も強化され、己を律する力が驚くほど自分自身を導いてくれます。

 決断した事をやり遂げようとする意思が沸々と湧き上がってくるのを感じます。

 【猫の国】を救えと駆り立てるのです。

 

 アドリエル、もう大丈夫みたいだね。

 物語はヒーローを待ちわびているよ。

 さぁー行こうか!


 アドリエル:「覚悟はしていました。はっきりできてよかったです。もう思い残すことはありません」


 覚悟を決めた男の顔は清々しいぜ!!

 アドリエル・・・カッコイ~♪


 ミシャエル:「あのう約束はできませんが。娘さんの加代子さんと、お孫さんの亜里沙ちゃんのお二人を、特別監察対象者として申請することを提案します。

 簡易的ではありますが保護することができますし、何かしらの方法で交信が出来るかもしれません。

 地球は訳あって不可侵領域ですが、何とかしてみせます。

 はい!頑張ります!」


 アドリエル:「本当ですか!!」


 ミシャエル:「アーちゃんには色々と無理をしてもらっていますから、これぐらい頑張りますよぉ~♪」


 アドリエルいや義彦、よかったね♪

 ミシャエルが尽力してくれるってさ。

 家族への心配事が全く無くなったわけではないけど。

 でも、できる事はしたよね。


 アドリエル:「ようし!これで【猫の国】の事に集中できるぞ!

 では早速ですが出撃の準備に入りたいと思います。

 指示書的なものを見せてください」


 うん・うん・うん、いい感じに物事が進み出しましたね。

 アドリエルの活躍に期待が高まるばかりです。

 はい♪高まちゃいますよぉ~♪


 ミシャエル:「アーちゃん?

 その前に紹介したい人がいます。 

 天使が地上で任務に当たる際、助け手となる【精霊】さんです。

 ハァ~イ♪リディアちゃん、入場ですよぉ~♪」


 あれあれ、ここで新たな登場人物ですか?

 これってもしかして・・・お約束の展開なの?

 そうなの?

 てことは・・・?

 GoGo!!


 何処からともなくファンファーレが鳴り響きます。

 否応無しに期待が高まりますよぉーーッ!!


 『パーンパカパーン♪パーンパカパーン♪パーンパカパーン♪パーンパカパーン♪』


 ファンファーレに合わせ熱烈な拍手を送るミシャエル。

 アドリエルもつられて拍手します。


 『パチ・パチ・パチ・パチ・パチ・パチ・パチ・パチ』


 さぁ~さぁ~さぁ~さぁ~さぁ~さぁ~♪


 『バッン!!』


 神殿の重厚な扉が勢いよく開いきます。

 するとそこには・・・??

 魔女子??

 中二病ポイ・・・ポーズ??

 なぜかドヤ顔の絶世の美女が立っています。


 相当痛い装いをしたその美女は、とても優しい顔立で、目鼻立ちが整っており、とても可愛いです。

 丸くて大きな瞳は綺麗な空色で、目元は力ずよくもあり、愛らしくもあります。

 髪は若草色で腰まであり、サラサラとなびかせています。

 そうなんです。彼女もまた天使同様、容姿が完璧なまでに整っており、とても麗しいのであります。


 そんな麗しい魔女子で、中二病ポイ、【精霊】さんが、17年前に失踪した義彦の次女久美子さんにそっくりなんですよね。

 えぇーーッ!!??

 こことても重要なので繰り返しておきましょうね。

 はい♪17年前に失踪した義彦の次女久美子さんにそっくりなんだよぉーーッ!!

読んでくれてありがとぉ~♪

また来てね♪

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