第1話 えっ!!この人が・・・主人公らしいですよ①
来てくれてありがとぉ~♪
ゆっくりしていってね♪
時は西暦20××ほにゃらり年・・・夏!!
何だか最近・・・物凄く!! 暑くありません?
はい♪ ここ日本もすっかり立派な亜熱帯です。
今日もまた暑くなるのかな?
あぁ~ 暑い暑いとぉ~♪
はい♪ この物語の中では一様今夏ですから。
皆さんの処も暑いですよね? ねぇ? ねぇ~!?
あっ!? おや・おや・おやぁ~♪ ちょと・ちょと見てくださいよ?
この物語のメイン主人公である丹羽義彦という叔父様が、冷房の効いたこじゃれたオフィスで、その小柄な身体をゴージャスな革張りのチェアに沈めていますよ。
ちょっと小生意気な登場シーンだなぁ~なんて思っていませんか?
どうせ最近流行りのぶっ飛びキャラでしょう? て思っていませんか?
じ・つ・はぁ気のいい叔父様という設定にしてあります。
はい♪ 一様正義の味方ですからぁ~♪
でもぉ~ ちょっとスケベなんですけどねぇ~ この人。てへ♪
えッ!? 叔父様が主人公なんですかって?
あぁ~ そうなちゃいますよねぇ~ 普通。
でも大丈夫!!
今流行りの異世界転移ものと言えば?
そうなんです。
赤ちゃんになちゃったりぃ~♪
可愛らしい女の子になちゃうのも王道かなぁ~ なんてぇ♪
と・い・う・こ・と・は!?
ウシシシシ♪
まあ・まあ・まあ・まあ・まあ~♪
それはちょっとお楽しみに取っておきましょうよぉ? ね? ねぇ? ねぇ~!?
というわけで、とりあえず我等が主人公殿の自己紹介いっちゃう? いちゃう?
では・では、いちゃうよぉ~♪
この物語のメイン主人公を務めさせて頂きます。丹羽義彦さん、御年61歳でぇ~す♪
『パチ・パチ・パチ・パチ・パチ・パチ』
義彦は、にこやかな柔らかい表情をした気のいい叔父様です。よろしくね。て、よくよく見ると最近太た?
私も最近運動不足でコロコロ太ちゃいましたけど、義彦も結構コロコロしてますねぇ。
そうなんです。真ん丸な丸顔にぃ~♪ ちょっと小太りでぇ~♪ 小柄なその身長は?
はい♪ 159cmです。
だぁ~かぁ~らぁ~♪ 見るからに善良そうな御仁であります。
それから・それから?
はい♪ ちゃんとお約束のキャラ設定も御用意してありますよぉ~♪
そうなんです。義彦は20代までは『絵に描いて、額縁にはめて、展覧会に展示して、大賞を取るような』それはそれは可愛らしいショウタ君でした。
こことても大切なので強調しておきましょうね? では。
義彦は、それはそれは可愛い可愛いショウタ君だったんだよぉーー!!
だぁ~かぁ~らぁ~♪ 女の子達にもみくちゃにされちゃったんだよーー!!
パフパフ♪ スリスリ♪ ニャンニャン♪ されちゃったんだよーー!
そうなんです。義彦は特殊な性癖を持った女の子達から絶大な人気を誇っていたんだなぁ~これが。
これはぁ~ 気になりますよねぇ~?
はい♪ 当時は相当ハチャメチャな事になっていたとか? なんとか?
でもぉ~ それはまた別のお話しということで。あしからず。てへ♪
そんでもって、そんな義彦も、今では11歳になるお孫さんが一人いるごくごく普通な初老の男性です。 です? です・です??
いえねここだけのお話しなんですけどね。お約束通りの訳あり人生を送っている、てことらしいですよ?
はい、そうなんです。少しお気の毒な御仁なんですよ。
まっ! ヒローの宿命てところで・・・定めじゃ!
なんちゃって♪
以上。義彦の紹介終わり!
そんなわけで義彦は? てどうゆうわけなんでしょうかねぇ~?
早期退職後、ここ関連会社へ役員として出向し早三年が経ちました。
でも~ いまだにメインとなるプロジェクトを任され、とても忙しい日々を送っています。
へぇ~ どうしてかなぁ~?
天下り先で悠々自適にしているわけじゃないんだ?
それはねぇ~ 義彦が出世街道の落後者だからなんですよ。
えぇーー嘘ぉーー!!??
そうなんです。有能かつ有用な義彦は、その才能をねたまれ蹴落とされちゃった。
この野郎! この野郎! この野郎ーー!! てね♪
だぁ~かぁ~らぁ~♪
今では、親会社に居座っている元同僚や元部下達にこき使われる日々を送っています。
うっわぁ~ ちょっと可哀想・・・ぐすん。
では、そんな義彦の様子を少し覗いてみましょうか?
どれどれ~・・・。
義彦:(あぁ~ それにしても疲れたなぁ~ いやぁ~ ほんと疲れた)
あらあら、お疲れの御様子ですね? どうしたのかな? 何があったの?
義彦:(午前中はクライアントへ企画の説明。
お金無いならほんと発注しないでよ。
お願いだからさ)
うっわぁ~ 世知辛いですね。
ところで皆さんのところは大丈夫ですか?
え!? ダメそう。ご愁傷様です。
義彦:(午後は本社で今後の打ち合わせ。
いつまでも頼りにされては困るんだけどな。
身が持ちません)
企業て社会て何?
競争化社会て本当のところ何なの?
あぁ~ 闇が深過ぎる!
義彦:(先程どやっと各担当者へ指示を出し終えたばかりなんだけど。
はぁー 技術面でねぇ~ もう少しレベルアップしてもらわないとなぁ~ 何から何まで頼りにされては困るんだけどなぁ~)
人材を育てるて大切ですよね?
ていうかあまり根を詰めないでくださいね。
できることにはかぎりがありますから・・・いやほんと。
うぅ~ん、我らが主人公殿は御多忙の様ですね。
義彦・・・ガンバ♪
あれ? あれ・あれ・あれぇ~? 何やらあちらの方から視線を感じますねぇ~?
どれどれ~?
ぶっはぁーー!!
なんじゃあれはぁーー!!??
ちょっとあなた?
義彦に向かって何してるの?
いえね、一人のオフィスレディがですね、こう格闘家が気合を入れて闘気を溜め込むよなポーズを取っているんですよ。何だかおかしくありません?
ここって一様こじゃれたオフィスなんですけど・・・ねぇ?
それにあのポーズって?
【かめはめ波】?
伊藤妃和:(義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!! 義彦さん好きです!!)
これはまたぁ~ 危ないのが出てきましねぇ~ どうしよ?
これってお約束のイベント発生てやつですかねぇ?
どう思います?
そうこうしていたら彼女の奇行に周囲がざわつき始めます。
さぁ~ 盛り上がって来た・盛り上がって来たぁ!
ワクワク♪ドキドキ♪
『うわぁ~ 伊藤さん、また常務(義彦)のこと睨みつけてる。おぁ~ 怖っ』
『常務いい人なのにねぇ? どうしてなぁ~?』
『社内暴力反対・・・!』
『なぁ~ なぁ~ あれは歪んだ愛情表現なんだぜぇ~』
『だから怖いって。ほんとマジでないからそんなこと』
『いや俺、それありかも』
『はぁ~ 何言ってるんだよ!?』
『ほんとバカなの?』
はい♪ 義彦へと注ぐ熱い視線!
いやいや闘志とも言える闘魂の矢を射るのは?
伊藤妃和、25歳、独身だぁーー!!
ここ大切なので強調しちゃいました。てへ♪
ではでは、まずは新たな登場人物の紹介と参りましょう。
彼女の名前は先に述べたとおり伊藤妃和さんといいます。
変人じみた登場シーンとなってしまいましたが、彼女の第一印象は?
うぅ~ん、エロい・・・かな?
はい♪ エロエロです♪
だてぇ~♪ 爆乳でぇ~♪ 巨尻でぇ~♪ その! 暴力的なまでの・・・お肉・お肉・お肉・お肉・お
肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉・お肉のッ!! 肉感はまさにキング オブ ビーナスだぁーーッ!!
歩く公然わいせつ罪は言い過ぎかな? てへ♪
そんでもって顔立ちの方も・・・もちのロンでビーナス!!
ロングストレートの黒髪と少し吊り上がった大きな瞳は・・・まさにツンデレだぁーーッ!!
皆さんもお好きですよねぇ~?
ツンデレ♪
そうなんです。妃和は、爆乳でぇ~♪ 巨尻でぇ~♪ ツンデレだぁ~♪ わぁ~い♪
だぁ~かぁ~らぁ~♪
その見た目通り彼女は・・・とても・とても気が強く、義に過ぎるのが玉に瑕なお姉様でぇ~す♪
そんでもってこの子は訳アリ物件ですよぉ~♪
きったぁーー!! お約束の展開ですね?
はい♪ ここだけのお話なんですけどねぇ?
男性に対して相当歪んだ見方をしております。
もぉ~ プンプンなんだからぁー! です!
理由は至って単純明快。
えっ!? そうなの? どうして・どうして?
はい♪ 男はもう懲り懲り、といった経験を数多くしています。
幾つか紹介しましょう。
まずは、その美貌からチャラ男にナンパされること星の数、なんて序の口。
小学生の時、父親が浮気をして家を出て行ちゃった。
中学生の頃から電車に乗ると高確率で痴漢に遭ちゃった。
高校生の時、アダルトビデオに出演させられそうになっちゃった。
大学生の時、サークルで集団レイプされそうになっちゃった。
そしてつい最近、姉が惨い婚約破棄をされちゃった。
等々、妃和の男運は最悪です。
そんな彼女も今では社会人として立派に働いているのですが・・・がぁ?
はい♪ 問題発生です。
なんとぉ~ 上司と衝突する日々を送ってしまったのだぁーー!!
そうなんです。30~40代の中堅の男性陣に妃和の手綱を締めることはできませんでした。
じゃじゃ馬?
と言うことで、そこに現れたのが?
ジャン・ジャ・ジャ・ジャ・ジャン♪
義彦でぇ~す♪
おぉ~ それから・それから?
はい♪ 義彦は、親会社からの天下りと言う地位と権力を用いて、妃和を直属の部下に引き抜きます。
また、一方の妃和はと言うと、水を得た魚のようにその才能を遺憾なく発揮することができるようになるのです。
そうなんです。義彦と妃和は上司と部下といった関係になりますが・・・が!
どちらかと言えば師弟関係のほうが正しいかもしれませんね。
だぁ~かぁ~らぁ~♪
妃和は感謝の気持ちから義彦にぞっこんなわけなんですよ・・・これが。
まあぁ~ いわえる何と言いますかぁ~ お約束の展開てやつですね。お約束お約束♪
以上。妃和の紹介終わり!
『ピッピッ・ピッピッ・ピッピッ・ピッピッ・ピッピッ・ピッピッ』
業務終了の時報が鳴り響きます。
皆さん、お疲れ様でしたぁ~♪
義彦も、もうクタクタですよぉ~♪
あぁ~ 早くお家に帰りたいよぉ~♪
でもぉ~ 妃和がねぇ~?
義彦:「(あの子はいったい何をしてるんだか?
このまま無視して帰る訳にもいか?)
ああ、伊藤さん、ちょっといいかな?」
妃和:「はい!!常務!!
(キャー♪ この思い通じちゃったぁッ!!?? 嬉しいぃーー!!)」
はい・はい♪ ある意味通じたんじゃないんですか?
人の目の前であんな事された日にはあなた? そりゃあ気にもなりますよねぇ~?
美人が怒ると怖いて言いますしね?
はい♪ 妃和、箔が付き過ぎて感じ?
義彦:「今日は一日御苦労様でした。伊藤さんがいてくれて助かったよ。ありがとう。
(この子は事あるごとに労わないと直ぐ拗ねるから、気を付けないとな。
まぁ~ そこが可愛いんだけどね。
オッパイも大きいしさ・・・あぁ~ いけない・いけない、またHぃ事を考えてしまった。
反省・・・)」
はい♪ 分かります。分かちゃいます。
妃和のオッパイてバインバインですもんね?
ついつい目が行ちゃいますよね?
妃和:「いえいえ、とんでもございません。
常務のお役に立て私も・・・そのう・・・嬉しいです。ポッ♪
(義彦さん、私を助けてくれた人、認めてくれた人、導いてくれた人、私のかけがえのない人。
でも義彦さんには奥さんが。あぁ~ いけない恋なんだよね)」
おいおい、まだ25歳なんだからさ、まともな恋愛をしなさい。メッ! ですよ。
まぁ~ でも~ このお話しチープなラブコメですから、しょうがないか?
でへへへ♪
義彦:「明日も忙しくなると思うから、よろしく頼むね。
(僕も、もぉ~ 20若かったらなぁ~ 絶対お付き合いするんだけどな。
あぁ~ 妃和のバイン・バインのオッパイでパフパフしたいなぁ~ パフパフ♪
あっ! いや・いや・いや、まずいてば!
反省・・・)」
はい♪ 妃和の爆乳なら余裕余裕♪
きっと頼めば即OKだと思いますよ。
ウシシシシ♪
妃和:「はい!! お任せください!!
(今は御側に居させて頂くだけでいいの。私一人が我慢すればいいのだから)」
あらあら、妃和の方は悲劇のヒロインですか?
でもさすがに36歳差のカップルてどうなの?
お付き合いするなんて言ったら、きっと妃和のお母さん泣いちゃうよ。ねぇ~?
義彦:「うん、頼りにしているよ。
(それにしても内の男連中は情けないな? 妃和にアタックする若人はいないのか?)」
うん♪ それね?
まったくの正論でありますが、この物語、チープなラブコメですから。
えっ!? 異世界系のファンタジー小説でしょ・・・て?
その通りであります。
ではでは、そな処も踏まえての妃和の反応は?
妃和:「ぼっふぁ~♪」
うっわぁ~ 妃和たら感極まってふいちゃった!
これじゃやっぱりチープなラブコメじゃないかぁ~?
トホホォ~イ♪
義彦:「じゃぁ~ 僕はそろそろ帰らせてもらうね?
(いやぁ~ あの大きなオッパイを見ているとムラムラしちゃうんだよね。年甲斐もなくさ。あぁ~ 青春だなぁ~・・・何もかもが懐かしい・・・)」
ちょっと股間を膨らませながら、そそくさと退散する義彦。
とあるオフィスの日常の出来事でした。
チャンチャン♪
『Angel SOS』をお読み頂きありがとうございました。
第2話もはりっきってまいりますのでどうぞよろしくお願いします。
ではここで簡単に次回の予告を。
何とぉ~!?
次は女子更衣室でのドタバタ・コメディーでぇ~す♪
新キャラも続々と登場しますよ。
どうぞお楽しみにね。