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最初のボケは神妙に?

うええええええええええええええええええええええええい

こっちは息抜きで書いてたはずなのにこっちのほうが筆が進むという

真弥は今、とても機嫌が悪かった。


「新入生首席の言葉。姫路咲輝さん。」


入試での点数が一位の新入生がなれる主席。

本来ならば、真弥がなるはずだったそれ。

しかし結局は、自分はなれなかった。

そして自分ではない新入生首席。

そいつを、真弥は許すことができなかった。


(クソッ、雑魚なんかのせいで僕の輝かしい栄誉が!ふざけるな。なぜこの僕が選ばれないんだ?おかしいだろ。ああ、ついにこの学校も落ちたか。この僕の価値すら測れないとは。この学校も母上に言って潰してもらおうか。)


そう言っている時点で、自分の価値を自ら下げているということを微塵も理解せずに、真弥はまた母親に泣きつく計画を立てていた。


コツン  コツン  コツン ..................


壇上に響く足音。

それは司会の教員に呼ばれて壇に上がろうとする咲輝のものであった。


カツン


その足音に、真弥は顔を上げた。

もういっそ、その新入生主席を全力で自分よりも下等なものだと笑い飛ばそうと考えていた。

しかし

真弥の予想と違い、新入生主席として壇上に上がったのは目も覚めるような美少女、いや美女だったのだ。

真弥の目が驚愕に見開かれる。


(っ!!!!)


もう先程の思考なんぞ記憶の彼方に飛ばして、真弥はその女子生徒に見入った。

そして期待をした。

彼女ならば、このつまらない現状を打開してくれるのではないかと。

いや、



期待をしてしまった。




「え―と、この度新入生主席となってしまった姫路咲輝です。えっと、まあ、新入生主席としてがんば.......る?いや、がんばりたくないので各自変わりに頑張るように。以上。」







……………………….その場が壮絶とし、学長が発狂したのはお分かりだろう。


ルワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーー!!!


とか


ふっざっけんなぁああああああああああああああああああああああああーーーーーーー!!!


とか


ヤダおうちに帰りたいヤダおうちに帰りたいヤダお家に帰りたいヤダお家に帰りたいヤダお家に....


なにこれえ?めっちゃ面白そうなんですけどお?もうこれは騒ぐっきゃないでしょ!

とか


ふふふふふ、これで我が暗黒魔法の構築が...................


とか言う声が聞こえたのは気のせい。

気のせい。(←ここ重要)





神妙な顔をした教頭にトライアングルが鳴らされるまであと4秒。





咲輝の睡眠時間が人質に取られるまであと7分。


皆さん、亡き咲輝さんに黙祷   合掌

これからもっとボケ担当増えます


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