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【幕間】 登場する銃の紹介

挿絵(By みてみん)


上段左:クリスがハンス王子から貰った双発先込雷管式拳銃。


 雷管を使っているので、即発射することができるのだが、次弾装填に時間がかかる為、三発目を撃つには弾丸を込め直す手間がかかるのが難点。


 時代的には古い物に見える。チビ将軍が巻き起こした『大陸戦争』の末期のものであるが、状態が良いという事でハンス王子から旅の護身用具の一つとして渡されている。実は改修された最新型であり、36口径弾を使用。


 クリスは『火』の精霊の加護により、発射する際の火薬の威力、命中時のダメージが強化されるという。また、弾丸は椎実型を使用するため、近年開発された『リボルバー式』と呼ばれる銃に匹敵する威力を誇る。


上段右:49年式31口径という最も売れ筋の弾丸サイズ。威力の弱さと弾丸の共通性から31口径「小竜騎」という系統で、現在王子が入手を検討している36M51の一つ古いモデルである。有効射程は20m前後。検討されたが、前記の理由で不採用。



下段の左右:オリヴィの持つ王国製銃鍛冶師の作成した双発銃。雷管式であるが元折式のため、中ほどで銃身が折れて右の姿となる。口径は36とクリスの銃と同じである。


 銃身は魔銀鍍金仕上げとなっており、オリヴィの魔力を纏う事ができる。『風』系統の魔術を用いる事で「消音」「加速」といった効果が付与される。また、魔力を通した状態の銃身で殴る事で、魔銀鍍金製メイスのように使用することも可能。帯剣することが困難な場合、これ一つで対応することになる。




挿絵(By みてみん)



上段の左右:クリスがビルから譲られた両刃型の銃剣。その昔に用いられた『バゼラード』に似た装備であり、山国兵が採用しているものを流用している。先端の三分の一ほどに刃がついているが、それ以外は刃が無い。とはいえ、剣身は魔銀鍍金仕上げであるので、魔力を纏わせることで切断することが可能。全長40㎝、刃渡り30㎝。


 右は、鞘と収納するためのホルダーに収まった状態の図。



下段左:州国製騎兵銃。長さは95㎝ほどであり、七発装填されている。56口径のライフル銃。銃口には上段の『銃剣』を装備することができる。銃自体の重量は4㎏。ビルならば片手で扱える。


下段右:王国製蒸気機関車。客車を4-8両牽いて運行している。最高時速は60㎞/hほどだが、実際は40㎞/h前後で運行している。




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