4話 混血達の邂逅 Ⅳ ~冷徹なる麗人~
はい、4話です。
ちょいと連羅ちゃんの過去をどうぞ。
その後に本編に戻ってきます。
ではでは!
天津 連羅。彼女は孤独だった。
母に人外…妖怪の中でもトップの知名度を誇り、実力も折り紙付きの“雪女”の一族の中でもかなりの美女を持ち。
父に人でありながらその特異な性質に於いて怪異と呼ばれる都市伝説的な存在になっている“雨女”ならぬ“雨男”を持つ。
彼らの馴れ初めは奇跡の様な偶然の事だった。幼い頃にお互い、自分の力が嫌になり一時期家出をしたのだと言う。その時に逃げ込む様に良く遊んでいた森の大樹の前で偶然知り合った。
シンパシーを感じる所があったのか、自分達の生い立ちを話していく内に彼らに共通の趣味などが見つかり出会って間もないのに直ぐに仲良くなったのだと言う。そして彼らは考え直して家出を中断した。『またこの大樹の前で会おう』と言う約束を交わした後で…
そこから彼らは会う接点が多くなり交流を重ねるうちに両者共、恋心を募らせていった。
そして、大学卒業後に彼らは各々溜め込んでいた感情をさらけ出して告白をし、翌年入籍した。
双方の両親や親族からは、多少の反対意見も上がったがそれでも最後には彼らの思いに心動かされ式でも惜しみ無い拍手をして祝ってくれた。
そしてまたまた翌年。
母は第1子を出産。後の天津 連羅だ。
これが彼女の出生録だ。
ここから彼女の人生はスタートする。
幼少期の頃の記憶は曖昧ではあるが、両親との楽しい思い出が脳裏にあるのは朧気だが確かに記憶している。
家での出来事、公園で遊んだことや、遊園地に連れて行ってもらったりと、ありふれてはいるが彼女らにはそれで十分だった。
楽しかった思い出でいっぱいだった幼少期。
だが、ある日を境にこの平穏を崩れ落ちた。
突然の出来事だった。
父は仕事で出掛けていて母と連羅で家にいた時に事件は起こった。
それは彼女がいつもの様に買ってもらったおもちゃで遊び楽しんでいる時に起こったのだ。
突如、玄関から見知らぬ男の集団が彼女達の家に押し入って来たのだ。彼らの正体を明かすと、俗に言う妖怪退治を専門に行うプロフェッショナル達だ。特異な力を持つ彼らは妖怪絡みの事件が起これば報酬次第で請け負い、自身に宿る特殊な力を妖怪退治の為に…正確には金儲けの為だけに使う集団だ。彼らは【MESTU】と総称され世界中で活動している。
彼らは通常、町に害を成す行為をする妖怪。詰まる所、人に被害を加えたり、街中の建物の破壊行為、街の経済を揺るがす事件を起こした妖怪達の討伐を市町村の役員達が秘密裏に法外な金額を提示して【MESTU】に討伐依頼を依頼して、彼らが依頼を聞き入れたら即行動に移し、迅速に…隠密に…秘密裏に妖怪を退治し後に処理を済ませる。
つまりに市町村等の…国の要請がなければ正式な依頼ではないのだ。
そして連羅母はと言うと…彼女は自分が妖怪である事をなるべく周囲に悟られないようにしていた。見た目も人間と変わらない為、同族や卓越した妖怪のプロフェッショナルでなければ一般人は気付きもしない。しかも、彼女はこれまで能力を使って町に被害を出した事は一切ない。力を使えば否応にも正体がバレる可能性大だからだ。当然隠している。
そんな人間に対して無害な彼女が狙われる理由。それは…非道にも彼らは“非公式”の依頼、妖怪の身柄の拘束を請け負ったからだ。
依頼者はとある科学者。妖怪の生態を主に研究対象とした異端の人物だ。彼は妖怪が秘めている超常的な力に興味を示し、解明の為に妖怪のサンプルを欲していた。
彼は目的の為なら手段を選ばない非道な男だった。その為、彼は【MESTU】に“非公式”の依頼をした。それこそ法外な金額を提示して。【MESTU】の面々にしてみれば報酬さえ貰えるなら何でも請け負う気マンマンのようだった。
そして彼らは依頼を請け負い丁度良さそうなサンプル探しをする事となった。彼ら独自のネットワークと日頃の勘を頼りに探しに探した所…彼女ら天津家に目を付けた。
しかし調べてみると彼女は妖怪ではあるが特に町にも人にも被害を出していない。体のいい口実が無くて少し困惑したが…科学者の非道な一言で拘束を決定した。
『妖怪如きに人道?人権?在る訳がないだろう。お前達は妖怪退治の専門家だろーが?それ位、当然の如く妖怪を殺しまくってるんだ。それなのに「体のいい口実」?そんなしょうもない言い訳がないと妖怪一つも退治出来ないのかウスノロ!てかあるだろ?「体のいい口実」っ!アイツが妖怪だからだ。コレでいいだろ?ナニ人間様に紛れて主婦の真似事してんだって話だよ!所帯持って子供もいて暖かい家庭ぃ?雪女の癖に暖かみを求めてんのかぁ(笑)こりゃあ傑作だぁ!会った時に笑ってやろうぜぇ!なぁオイッ!分かったら取っ捕まえろっ!このタンカスッ!』
人間と妖怪の溝はは大きく、また深かった。
妖怪に人権など存在しない。だって我々人とは違う存在なのだから…
そんな考えがあの科学者にはあった。
そして計画は決行。
彼らはサイコキネシス等で母親の動きを封じ込め連行しようとしたが、思いの外抵抗が激しかった為【MESTU】の構成員の1人が激昂して彼女にトドメを刺そうとした、それと同時に連羅の母は長年使用していなかった力をわざと暴走させ、相討ちとなる形で家に侵入してきた凄腕揃いの【MESTU】のメンバー全てを凍り付けにした。
その時、彼女は母親の言い付け通り襖の中に身を潜めながら一部始終を見てしまっていたのだ。母親が命を落とす瞬間を…家に入って来た奴らを凍らせた瞬間を…暫くして氷が中にいる奴らも含めて霧散したのを見届けた時に襖を出て母親の元へ涙を流しながら駆け寄った。何度も返事しても返答する訳もなく、それを受け止めきれずにまた泣いてしまう。
昼間、家での騒ぎを聞き早々に会社から帰宅した父は絶句した。それもそうだ。余りにも突然に…呆気なく幸せな日常が奪い去られたのだから。
今回の事件は、空巣が彼女らの民間に侵入、偶然彼女と鉢合わせになってしまい空巣犯によって口封じの為殺害された事になっている。
心に深い傷を追った連羅を想い、未だに喪失感が拭い去れない父は祖父母達に連羅を預け1人出ていってしまった。時偶、仕送りをしている為、交流は少なからずしている。父の残した手紙によると『お母さんを…私達の幸せを奪った奴らに復讐を…』と書き連ねていた。そして最後の行には『最後に連羅、まだ心の傷は深いだろう。お父さんも一緒だ。これからお前やお父さん達がこれからどうなるのか分からない。でも、お前にはいつかきっと…お前を幸せにしてくれる男が、お前の心を癒してくれる存在が現れる。そう…お父さんは確信してる』ちょっと身勝手だけど、父はそう書き残していった。
*
そう、天津 連羅は孤独となってしまったのだ。
祖父母の家は由緒あるお屋敷で、不自由なく生活は出来ていた。だが、彼女の心の傷は以前として癒えないまま。
あの事件の直後から、彼女は人前で笑わなくなってしまった。祖父母からは大切に育てられたが、それでも心を開いてくれる様子はなく。1人…閉じ籠ってしまったのだ。
そして、転機が起こったのは中学生になった頃だ。
彼女は、同学年の生徒達や教師陣から“優等生”と言う扱いで通っていた。元々勉強は一度聞けば大抵の事は覚える天才肌だった事と母親譲りの中学生とは思えない容姿の美しさから一際目立つ存在だった。極め付けに人とあまり関わろうとしない態度を取る事から同級生達からクールなイメージを持たれ、高嶺の花の様な存在として認識されていた。
彼女自身、人との関わりは鬱陶しいから避けて通っていたので好都合。
何の音沙汰も無く、優秀な成績を収め、偶にあるグループ活動や学校行事等をそつなくこなして平穏な毎日を望んでいた。
その筈なのに―――
ある日のHR。
先生から、突然このクラスにやってくる転校生の紹介が行われた。
その事自体はHR前にクラスの間で噂になっていた事だった。男子からは~
「金髪ロングボンキュッボン留学生来いっ!銀髪ショートでスカート履いてる完成度高い男の娘でも可っ!」
「ハァ?男なら元幼馴染アンド良妻属性持ちのおっとり系ボブカットガールを望むだろ?」
「へっ!テメーそれでも男…いや漢かっ!ここは王道のラブコメ展開炸裂のどじっ子残念ツンデレ美少女一択の筈だぁ!」
(ドレも現実的じゃない…)
私は呆れていた。
頭の悪い男子達の猥談染みた会話が耳に入った女子グループはその男子達をまるで生ゴミを見るかの様な目で見下した。
そして女子からは~
「私は~俺様系の不良ヤンキーがいいなぁ?」
「えぇ~!あーしはぁ~ワケありな亡国の王子様がいいなぁぁ~」
「そんなのナイナイ!私はねぇ~トップアイドル目指してる腹黒系金髪染めのクール系の男子がいいわぁ!」
(転校生に理想を求め過ぎでしょ…)
私はアホ臭く思った。
夢見がちな女子達のメルヘンな会話を聞いていた男子グループはその女子達を『アイツら頭大丈夫か?』って顔でお互い見合っていた。
(くだらない。転校生にそんな自分勝手な理想を押し付けるなんて…)
「テメーらぁいい加減にしろよ?転校生君が入りづれー状況作ってんじゃねぇよ!ホラッ、もう入った入った」
当時、連羅達のクラスの担任は常に無気力で気だるげな感じを振り撒いている怠け者でした。見た目はもっとしっかりしていたらある程度はモテそうなのに服装や現在の気だるげさ全開の見た目のせいで誰も言い寄ってこない現在三十路のお兄さん。それでもクラスの皆からは人気がある。
言う事はしっかりと言うし生徒の悩み事なども他の教師達よりも真摯に聞いてくれる為、生徒らの信頼は高い。
そんな彼の一声でクラスの皆のやかましかった声が消えた。連羅自身もこの担任…樽坂先生には好感が持てる為、先生からの頼み事は断ることなく引き受ける事が多い。
そして遂に、話題の転校生が入ってきた。
人の第一印象は大抵数秒見ただけで殆んど変わる事なく定着する事がある。それに伴い、私がこのクラスに入ってきた転校生に対して思う事を率直に言おう。これは、クラス全員が思ってる事の代弁とも言っていい。
「“夜久麻”からこの極嵐中学校に転校してきました。……式沢 悠太と言います。その…宜しくお願いしますっ!」
深々とクラスの皆に礼をしてきた転校生。彼の立ち居振る舞い、挙動、動作、言葉遣い、そして容姿、そのどれをとってもクラスの皆は彼から…中性的な容姿の彼から不思議と目が離せなかった。
予想していた感じの転校生では無かったと嘆くことも…
けッ!野郎かよ。と悪態を付くのではなく…
そう。ただ純粋に、この式沢 悠太の放つ不思議な魅力に男女問わず少なからず惹かれていた。そして彼女も―――
(な、何故だろう…か、彼から目が離せない!クッ!なんなんだこの沸き上がる気持ちは?分からない…分からないよ…)
出会った瞬間に彼に興味が湧いたのだ。
この気持ちをどう表現すればいいか。それは今の彼女は知らなかった。分からなかった。
「んーと。席は天津の隣だ。あの子は学級委員長だから、分かんないことあったら頼りな。おい天津ぅホームルーム終わったら案内してやれよぉ~」
「は、はい…」
この頃の私は、学級委員長を努めていた為、先生からの雑務や手伝いは当たり前だった。断るつもりもないが…
未だにモヤモヤし続けている最中、悠太が連羅の元までスタスタと歩いてきた。
「あの…宜しくお願いします。その…天津さん」
「…えぇ」
彼女は素っ気なく返事を返した後に悠太は隣の席に座り、先生から今日の事についての簡単な説明を受けた後にHR終了のチャイムが鳴り響いた。
その直後にクラス中の生徒達が一斉に悠太の元へ押し寄せて来た。隣にいた生徒を意に介さないで。
「なぁ悠太!好きなアニメは?ゲームは?」
「なぁ式沢!好物おしえてちょ」
「ねぇ休日何やってんの?教えてぇ」
「いや…あのぉ~」
「うわぁ!髪きれー!」
「なぁ~彼女いたことあるぅ?」
「ねぇねぇぶっちゃけ好み女性とかいるぅ?」
「あっ…あのぉぉぉ~」
「なぁ!俺らと帰りにカラオケいかねぇ?」
「私らとスタバ寄ってかなーい?」
「えぇ~ねぇ私達とは?どっか行こうよぉ!」
「ちょっ!ちょっと…まっ―――」
押し寄せる生徒達。間髪入れず飛び交う悠太への質問の数々。押し寄せてきた生徒達から逃げるように立ち上がった彼女は、この光景を一方引いた状態で見ていた。
そして気付いた。
(あっ―――彼…嫌がってる。人と…関わることを…)
彼女は…天津 連羅は見ていた。あの人混みで混雑する中で彼の事を―
彼が時折見せる迷惑そうに瞳を反らす仕草を。そして顔に少しだけ浮かべていた人と関わる事への恐怖とは少し違う恐れを。それらを隠して平然とした態度でいようとしたが、意外にもあっけなく崩れ去ろうとしている事に気付いてしまったのだ。
「式沢君っ!学校を案内するわ。来なさい…」
「――っお?えぇぇ!?」
彼女は“学級委員長”として、彼を無理矢理あの人混みの中央から引っ張り出し襟首掴んで逃げ出す様に廊下を走り出した。優等生の振る舞いを全面無視して全力疾走していた。掴まれている悠太も思わず目を回していた。
悠太が気が付くと、そこは学校の屋上だった。
仰向けになって太陽を仰ぎ見ていた。そして、その隣にはペタリと座り込んでいる彼女がいたのだ。
「あ…あの、ありがとう天津さん」
「別に…見てられなかったし」
彼女は素っ気ない返事を返してから立ち上がり屋上から去ろうとしていた。最後に、1つ言い残して―
「ここの屋上なら、滅多に人は来ないから。一人になりたい時には丁度いいと思うわ。じゃあね」
「―――え!」
それが彼との出会いだった。
*
(転校してきた後からかなぁ~彼から目が離せなくなって、度々人に捕まったりして迷惑そうにしていたら助けに行ってたなぁ。それから式沢君、本当に学校中で人気になって…本人は迷惑そうにしてたけど、それをおくびにも出さずにノラリクラリとかわしていたなぁ。そんな中でも、私の事を頼ってくれたのは嬉しかった。本当に…嬉しかったの。だって貴方は私が居ないとダメなんだから。フフフ…誰も私と近付こうとしない中で、あなただけが私を頼ってくれた。それからやっと気付いたの。あなたの事、私がちゃんと見てあげないといけないんだって!)
それなのに…
「………凍えろっ!」
連羅が手を翳せば、瞬く間に周囲は氷に覆われた。他の皆を巻き込む形で容赦なく。
「―――うわぉ!」「―――っく!」
真来は事前に察知しルナはそれに続いて、翼を展開して後方に飛び去った。その次いでと言ってはなんだが真来は今もオドオドと慌てている悠太の襟首を掴んで一緒に下がっていた。
「ちょっ、痛いよ涅黎!」
「ちょっと黙ってろ!おい天使さんよぉ、アレの総力は?何だがドンドン力が増してる気がするんだが…」
「今やってるっての!てか雨と言い氷ねぇ…私達と同じ穴の狢って所か…」
もう既に【スキャングラス】を起動させているルナ。真来とルナも空中で距離を取って様子を伺っている。地上では今も尚氷で地面が凍りついてるままだった。連羅も睨み付けているだけで追撃してこない。
《対象の〈総力〉スキャン完了
〈戦闘力〉2100
〈精神力〉300
〈妖力〉15300
統合し現在およそ〈総力〉17700と断定。脅威判定“A”に設定。対象、ルナ=イクフィリアへの殺意・憎悪共に増大―――》
「うっわ!〈総合〉一万越え!でも…あんた〈総合〉だけならあの女より上でしょ?だったら大丈夫なんじゃ…」
「馬鹿言え。俺の〈総力〉見たんなら分かるだろ。半分は〈精神力〉に費やしているんだ。素の実力は〈総力〉の半分だぞ?下手したらお前にもやられるわ!それに…もっと良く見てみろよ?」
「は?」
《警告!警告!対象の〈妖力〉の増加を確認。
〈妖力〉18210………19560………20013………22680………
尚も増幅中。》
「え?えぇえ?」
「マズイマズイマズイッ!こりゃあめっちゃマズイ!」
急激な強化に驚くルナ。何やら焦っている真来。彼らの動揺を他所に連羅はドンドンと〈妖力〉を増幅させていく。視認出来る位の紫色のオーラが垣間見えた。
《現在の〈妖力〉30600。現時点の〈総力〉33000》
「クソッ!やっぱ“呪具”との共鳴か!〈妖力〉が膨れ上がってやがる。倍以上って所か…メンドクセー!」
歯噛みしながら連羅を睨む真来。
“呪具”に見入られ使い込んだ人達に稀に起こる現象。自身の内なる力が引き出されたり元々持っていた力が更に増幅されたりと相性次第で様々な事が起こるとされている。過去に真来もそのせいで“呪具”回収の際には苦戦を強いられてきた。
「――早く逃げるぞっ!」
「えぇ、そうした方が良さそうっ」
ルナは周囲を見渡した。ここは人気が無いと言っても商店が立ち並ぶ通路だ。まだ店にも客や店員が存在している。今は店等には被害が出てないからいいものを…今も尚力を高めている彼女をこれ以上留まらせるの危険だと判断した。
「よし、廃品置き場だ。アッチなら人はいねぇ!」
「急ぐわよ!」
体の方向変え廃品置き場に急行した。死物狂いで翼をはためかせ空を飛ぶ。彼らを追いかける為に連羅も移動を開始した。
(待っててね。式沢君は私がいないとダメだもん。あんな虫なんかと一緒にはいられないわっ!ホント…ブンブンと飛んで五月蠅い虫だとこ。撃ち落とさなきゃ…)
そして連羅は指を鳴らし、空中に鋭い氷柱を生み出しそれをルナ達に向けてロケットの様に打ち出した。
(撃ち落としなさいっ!【氷牙】)
無数の鋭い氷柱が、3人に襲い掛かる!?
次回位で決着は付く予定です。
これでも序章…そう序章…
プロローグ!