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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

エッセイシリーズ

一見失礼にしか見えない感想を書く、ある種の人についての考察

※個人的なトラブルの概要を含みます。

 書き手、読み手の皆さんにとって多少は役立つ部分もあろうかとは思いますが、

 お読みになるのは自己責任にてお願いします。


 こんにちは。

 私のことを「ある程度知ってるよ」ってかたも、「あんた誰や」ってかたも、お立ち寄りくださってありがとうございます。


 本当はこんなの書いてる間に、一文字でも多く現在執筆中の話を書かねばならん私です。

 そうそう、そういえばあとちょっとで毎日更新も四年になります。なろうとムーンライトでは諸事情あってペンネームを分けているのですが、これはそのふたつのサイトを通じてっていうお話です。

 はじめのうち、ただの専業主婦だったわたくしが、仕事を始めてからもこうして毎日更新できているというのは、本当に奇跡的。

 それもこれも、さまざまに理解してくれ、協力してくれている家族のおかげと日々感謝の毎日です。


 で、なんやっけ。

 あ、そうそう。

 感想ね、感想。

 それも一見「失礼としか見えない感想」。


 最近ね~、あったんですよ。

 いやもう、この「小説になろう」で小説やエッセイなどを書いてらっしゃる皆さんにはとっくに「あるある」でご経験ずみな話ではあろうかと思うのですが。

 そしてこの私とて、決してはじめての事案でもなかったのですが。


 いきなり感想欄に現れて、えらいタメ口で

「あそこが矛盾してる」

「だから冷めた」

「読むのやめた」

「ついでに、あそことこことあそこもオカシイ」

「意味がわからん」

 等々、まーぞんざいな口調であれこれ書きまくって、ぱっと去った御仁が。

 どうやらこの界隈で「読み専」と呼ばれる方だったのですが、なんや私も、その時はどーも虫のいどころが良くなくってですねー。

 

 なんちゅうて、その「タメ口」にカッチーンと来てもーた。

 はい、大人げないですね。お恥ずかしい。

 ここで華麗にスルーすんのが、素敵な大人の対応というもの。

 わかってんねん、そんなことは!!(←誰に怒ってんねん)


 別に、矛盾点の指摘そのものはありがたいことなのですわ。こっちも人間なもんで、何十万字もある長編小説の中で勘違いが皆無なんてのは、なかなか難しいことでもありますしね。

 ですから、それについてはきちんとお礼もいい、「直しますね」とお返事を書いた。そして実際、書き直しました。

 でも、そのあとが大人げなかった。「こういう無礼なやり方で感想を書く人のメンタリティは信じられない」ゆえに「もうご連絡は結構です」ってびっしばしに書いてもーたんですなあ。あっははは。


 で、ちょっとしてから当のご本人からメッセージがきた。

 タイトルは「ご高説ありがとう」。

 うっわ、いやな予感しかせん。

 なんやまた、えっらい見下した感じやでー。

 あんまり中身は見たくなかったので、開いてちらっとだけ見て消し、相手をブロック……の流れとなってしまいました。

 一行目、ほんのちらっと見えた部分には、

「色々書いてましたが、全部どうでもいいですね。」の一文が見えました。

「いやまあ、そちらがどうでもええというなら、こっちもどうでもええがな」と、ばっさりブロックして差し上げたわけですな。


 ん~。

 私が過激な対応の仕方をしたので、気を悪くされたんでしょうな。それはまあ、わからんこともない。理解の範疇や。

 でも、おかしくない?

 まずはアナタの方が、私を挑発し、ケンカ売ってきたんでしょうに。

 まあうまいことそれを買うてもろうて、大喜びしてんのやろうな、この人も。

 ……と、当初はそう思っていたのですが。


 どうもその後、あちこちでその方のご意見を目にしまして。

 そうしたら、どうも全体として、飽くまでもご本人としてはそういう流れやなかったらしい。


 その方は、単純に作品の穴を指摘したかっただけだった。

 作品内の矛盾点に気が付いて、これ以上読む気がうせたんは事実やったけども、それを「感想」として指摘したことについては、特に悪意があったわけではない。

 ……と、そんなことやったらしいのです。


「ええ~? ウソやん?」

 と思う私。

 だってあれ、めっちゃめちゃタメ口でしたよ?

 めっさこっちを見下して、シツレーな感じ満載でしたよ???

 普通、いきなり見ず知らずの相手に手紙を書く場合に、いきなりタメ口って使うもん?


 あ~、でもまあ、使う人もあるかもしらん。

 わたくし関西在住ですが(バレッバレ)、たしかに道端でお会いするおっちゃんおばちゃんは人懐っこくて、

「あ、あかんであんた! ほら、落としとんで!」とか言うて落とし物を拾ってくれはったりしますわな。あれもひとつのダメ出しです。

 けど私は、たとえ相手が自分の子ぐらいの子どもであっても、基本、「です・ます」ぐらいは使います。

 定期かなんか落としてるのを見つけたら、まず言うとしたら

「あの、すみません。これ落とされましたよ」でしょう。


 なんちゅうて、私自身が中学生や高校生やったとき、見知らぬ大人からえらそうにいきなりタメ口きかれるのんがかなーり嫌いだったからです。

 そう、アホみたいにプライドだけ高いダメな少年少女(?)やったってことですかな(苦笑)。

 「です・ます」を使うかどうかについては、まあ人によって「常識」に差はあるかと思うんですが。


 とはいえ、感想欄といえども一応はコミュニティの場ですしねえ。

 本名をさらしてないとは言うても、一応は人と人とがお付き合いをしておる場でしょう? 言うたら、お手紙のやりとりをしてるようなもんですやん。

 普段からお付き合いがあって気心が知れてる方ならいざ知らず、やっぱりお互いの顔も年齢もわからん状態なら、まずはせめて「です・ます」使うぐらいは基本とちゃうの??


 いや個人的に、単純に丁寧語である「です・ます」だけやなしに、できれば尊敬語や謙譲語も駆使していただきたいわあ、とは思ってまいますけどもね。

 それはまあ、物書きである書き手さんにしてみたらできて当たり前なんでしょうけども、読むこと専門のかたにとってはかなり敷居の高いことでしょうから、あんまり無理は言えませんが。


 あ、ただし余談ですが、なにも「です・ます」さえ使っとればなんでもエエ、とは申しておりません。

 世の中、完璧な敬語をつかいこなして恐ろしいほど皮肉まみれであっちやこっちや「即死させんぞ」な勢いでぶっさしまくってくる、そらもう性格のお悪い方々ってのが存在しますからね。

 いわゆる「慇懃無礼」ってやつですわな。

 ま、そういうのはもはや論外として。


 けど、ほんで相手をムダにカッチーンと来さしておいて、あとでぐたぐた、

「なんで私 (オレ)がせっかく書いた感想は、書き手からこんなにスルーされたり削除されたりするんだ。それで、ブロックされちまうんだ」

 ってぼやかれてもさあ、という感じ(いや実際、ぼやいてはったもんで・苦笑)。


 つまりその方は、これまでにも何度も同じ目に遭っている。

 シロウトの書いた小説を長い時間をかけて読み、「感想クレクレ」ってウルサイ書き手が多いから、勇気を出してせっかく感想を書いた。それなのに、どうも自分の感想は書き手にすぐに削除されたり、自分のだけ返事がもらえなかったりということが多い。

 と、こうおっしゃっているんですな。


 え、それって……そもそも気が付いてないってこと?

 そこに問題があるんだということに?


 と、ここへきてやっと気づいた私。


 そうか。

 単純に、「荒らし」なんて呼ばれるタチの悪い輩とは別に、世の中にはこういうタイプの方々も一定数はいらっしゃるわけですね。

 なんでそういうアプローチで感想を書いてしまうと、書き手が気分を害してしまうのかがそもそもわかってないタイプ。


 べつに本当に悪気はないんやけど、「こう言うたら相手はこう感じるかもしれへんなあ」という、人間関係を構築する上でのある種の想像力をあまりお持ちでないタイプ、とでも言うべきか。

 それは別に、ご本人だけの責任というわけでもないのでしょう。

 育ってきた環境とか、友達との関係性とか、いろんなファクターが原因としてあるのだろうと考えられます。

 一概に、本人だけを責められん。

 私だって、別に完璧なわけないし。


 とはいえ、とはいえ……!

 感想欄にいきなり現れて、タメ口で批判的なことだけを叩きつけて去るのでは、そんなことまでは絶対に伝わらん!

 これは、声を大にして言いたい。


 申し訳ないんですが、書き手はそこまでいちいち読み手の方の状況まで考えてお返事し、いつもいつも思慮深くいられるわけではありません。

 全身全霊をかけて自分の作品に集中せねばならないとき、こうした(意図はせずとも)「心をかき乱す」たぐいのお便りは、なるべく目の前から排除しておきたい、心の隙に入り込まれたくない、というのが本音ではないのかなと。


 なお、これらのことは「そんなもんは甘えだろ」「だったらネットに小説さらすな」「家でチラシの裏にでも書いて自己満足しとけ」と言われる向きがあることは重々承知で申しております。

 まあそう言われればそれまでですが、こっちも一人で楽しむため及び、多くの人にお読みいただきたいからこちらに作品をさらしておるわけでね。

 むしろ誰もさらさなくなったら、無料であれこれ読みたい人たちだって困るのでは? とも思うし。そこらへんはお互い、持ちつ持たれつって感じではないのでしょうか。


 ものを書くにはある程度、健全な集中力やメンタリティが必要です。

 いったん心をかき乱されてしまうと、書けるはずだった今日の、また明日の更新分が滞る。書けなくなる。遂には、長編だったらそれがエタる恐れすらある。

 そういうことは、まちがいなくあるわけなので。


 とりあえず、運営にアカウントを消去されるような悪質なものでないのなら、どんな感想を書こうとそれは読み手さんの自由ではあるのかもしれません。

 ですが、それをどう受け止めるかは書き手の自由、ということで、どうかよろしくお願いしたい。


 書き手さんによって「豆腐メンタル度合い」だってそれぞれに違いますし、スルーするのも、削除するのも、最悪あなたをブロックするのも、「一見失礼に見える感想」を書いてしまった以上はやむをえないと諦めてもらいたい。

 ほかの本当に失礼な「荒らし」の感想と見分けがつかない以上は、仕方がないことだからです。


 そして「なんで自分の感想だとダメなのか」を教えてくれる人がもしおそばにいるんだとすれば、それは真摯に耳を傾けてみられてくださいとしか申しようがありません。

 普通、貴重な自分の時間をさいてそんなことを教えてくださるアカの他人なんてなかなかおられません。

 みんな、自分の生活やら執筆やらで忙しい。私に関していえば、実の子と職場で関わってる子たち以外のだれかさんが成長するお手伝いまで、正直やっておられません。そんな余裕があるなら執筆がしたい。



 さて、最後に。

 今回例に出した当該の方のことは、一度ブロックを解除して、私自身の誤解や思い込み、さらに失礼な物言いについて陳謝する内容の長いメッセージを書いたのでした。

 が、残念ながらすでにあちらからもブロックされており、送ることがかないませんでした。

 要するにブロック返しですな。これではどうしようもありません。

 で、やむなく、ごく個人的なことではありましたが、こちらにこの無様なエッセイを掲載することにいたしました(個人的とはいいながら、ある程度書き手さんや読み手さんにも資する内容にはしているつもりではありますが)。

 まったく関係のない方には大変お目汚しだったかと思います。その点はお詫びいたします。


 こうして電子の海へ放流しておくことで、いつかどこかでご当人様が目にしてくださることを密やかに祈るばかりです。

 これについてなんら関係のない皆さまには、その点どうぞ、悪しからずご了承くださいませ。


 そして、ここまで長々とおつきあいくださった皆様、まことにありがとうございました。




なお、この件で私とご当人の双方に、敢えてなにくれとなく誠実なご助言や苦言を呈してくださった方に、心より感謝を申し上げます。


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