極小フラッグ
躍動する足先
一つの球を追う
背中にある重たい物を
鍵にして
限界の先を抉じ開ける
あの願いに近い想い
それがあるからか
彼等には静かに
声が聞こえる
それは全てを終えた後も
鳴り止む事が無い
未来の為に
今日の失敗を歌う
明日の答えを願う
不確かさは
時間によって
結果が出される
だとしたら
明日の答えを願え
無理矢理に歌うな
明日の答えを願え
身体が熱く進む
開いた空間
そこを埋めに行く為に
後一歩前へ
限界の形を抉じ開ける
あの遠さに未熟さ無力さ
それはあるけれど
彼等には確かに
道が見えている
それは全てを終えた後も
消え失せる事が無い
未来の為に
過去の失敗を歌う
未来の答えを願う
不確かさは
時間によって
結果が出される
だとしたら
未来の答えを願え
無理矢理に歌うな
未来の答えを願え
力の限りに
旗を振り上げる
彼等に
必要な歌が聞こえる
三角形を動かして
追い越して行く仲間
誰かの為に
身を挺して
ギリギリまで
触れながら
力は託されていく
明日の答えを願え
素直な気持ちで歌え
言われるまでも無く
それが出来ている者は
世界中に
たくさん居る
彼等は敗者の為にも
歌うのだ
未来の答えを願え
素直な気持ちで歌え
心の旗を振れ
それが出来ない者は
世界の中に
存在しない
未来の答えを願え
ゼロでは無いから描け
大切だから想え
素直な気持ちで歌え
終わりがある物は
太陽だって
同じなのだから