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生徒会のお仕事!  作者: 娯楽作品の虜
8/22

土曜日の過ごし方

ねむむむ

「おはようございます……」


開口一番に朝に適切な挨拶をする。

何事にも挨拶は大切だ、気が引き締まるし、挨拶のあるなしでは相手方の印象も大分変わってくる……


「こんにちは」


……まあ、これは流石に挨拶をしたとしても焼け石に水だ。

「いやほんとにすいません……」


「そうね、私も前回の事もあって多少の遅れは多めに見てあげようと思ってたのだけれどね……流石に5時間の遅れは、ねぇ?」


……そう、7時待ち合わせだから、本来ならば正しい使い方のこの挨拶も5時間待たされた挙句に昼時に聞いたのであればただの皮肉にしか聞こえまい……。

でも俺だって遅れたくて遅れた訳じゃないんだ、少しでも怒りを鎮めないと……。


「いや、ちょっと言い訳を聞いてくれよ」


「ええ、いいわよ。 今まさに怒りが頂点に達しようとしている私の怒りをこれ以上上げない自信があって尚且つ、それが5時間の遅刻に足るもので嘘でなければ」


「やっぱりいいです……本当にすいませんでした」

「素直でよろしい」

「ありがとうございます、では許してくれますか?」

「許さない……」


デスよねー知ってました……どうしよう?

とにかく謝るしかないか……。


「本当にすいません!なんでもするので許してください!」

「なんでもする?なんでもするって言った今?」


おおう、凄い食いつきだな……まあ今回の事は俺が完全に悪いしな、ゆうことぐらいは聞いとくか。


「おう、なんでも言う事聞くよ」

「許してもらうのにその態度?」

「なんなりとお申し付けくださいお嬢様」

「よろしい!」


よろしいのかよ、若干バカにしてたのに……。


「で、何をすればよろしいのですかお嬢様?」

「いやもうその呼び方いいから、とにかく仕事終わらせないとその後でいいわよ」

「ありがとうございますお嬢様」

「だからもういいって言ってるでしょ!」

「ぐぇ!」

「全く……」

「じゃ、じゃあ今から俺の家来る?」

「え?どこかの喫茶店とかでやるんじゃないの?」

「え?持ってきてないよ?」

「嘘!?今から家行っても大丈夫なの?」


まあ、大丈夫っていうか……


「俺の家ほとんど家族いないし」

「あ、そうなの……なんか変な事聞いてごめんね」

「いや、別に気にしてないし……それに死んだってわけじゃないしね」

「あ、そうなの?なに?仕事で帰って来づらいとか?」

「そうそう、まあいつも帰ってこないから、仕事かどうかもわからないんだけどね」

「へー、それでよく生活出来てるわね」

「いや、毎月仕送りはしっかりしてくれるし、もう慣れたから家事とかもある程度できるようになったし」

と、さして珍しくもない高校生事情だけどな。

「へー凄いのね、私の家は家事とか全部使用人がやってくれてるし……」

「は?今なんて?」


まさかリアルでこの言葉を使う機会が訪れるとは思わなかったわ。

え?なに使用人?

リアルでそんな言葉聞いたことないぞ何こいつんち金持ちなのか?


「家の大きさはどれくらい?」

「うーん、学校ぐらいかな……」

「おいマジかよ!あの学校周囲10kmぐらいあるぞ!?」

「まあ、そのくらいかしらね」


なるほど、その真っ直ぐすぎる正確はお家柄の良さのせいなのか……、よっぽどいい親なんだろうな……。


「てかじゃあお前ん家でよくね?」


なんかそんな大豪邸に住んでる人に草加せんべいなんかを食べさせるのは流石に気が引けるし、なにより、そんな大豪邸なら1度は見てみたいな。


……この時、俺はあんなことになるなんて考えても見なかったんだ。ちょっと考えればわかることだ、方向音痴の俺がそんな所に行ったらどうなるのかなんて……。

かなりの短文になってしまい申し訳ございません。

てか眠い

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