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生徒会のお仕事!  作者: 娯楽作品の虜
7/22

放課後の生徒会室

相変わらずの短さです

コンコン。


「…………」


コンコン。


「…………」


コンコンコンコンコンコン。


「………………」

「居留守使わないでよ!」

「いや〜誤魔化せるかなって」

「誤魔化すも何もさっき飲み物買いに行ったばっかりじゃない!」

「だったら、ノックしないで入ってくればよかったじゃん」

「もし他にお客様とかいたらどうするのよ」

「そしたら迷子のお子さんとして……」

「な、に、か、言いましたか?」

「言ってないです、何も言ってないです」

「嘘をつくなあぁ!」

「どうしろと!?」


なんて理不尽な……正解がない問題とか恐ろしい。


「ほら、こんな事ばっかりしてたら時間がもうなくなっちゃうじゃない」

「えー、俺のせいなの?」

「放課後この部屋に来た時、時間はまだあるからって言ってトランプを始めだしたのは誰だったかしら?」

「うっ……で、でも負けたまんまじゃ終われないって言ってずっと延長戦仕掛けてきたのはそっちじゃないか!」

「ぐぬぬ……でもでも!最初に始めたのはそっちだし!」

「それどころか勝たせてあげてもホントに勝たないと意味がない!とか言って続けるように言ったのはお前だろ!?」

「だって、真実が重要だし!」

「そんな事より……!」

「そっちこそ……!」




「はあ、はぁ、下さらない争いはここまでにしよう。もうほんとに時間がない……」

「真実かどうかは下らなくなんか……、いえ、ごめんなさい」

「いーよ、まあなんやかんや楽しかったし……」

「私も……」


いやー、あるよね終わりそうになかった宿題とかが終わる目処が立つと一気にやる気なくなってくるやつ。


「ところで今ホントに何時…………!?」

「嘘、もうあと5分で完全下校時間じゃない!」

「やっば!」

「どれがいつまで!?」

「手伝ってくれるの?」

「何よ今更!進んでなかったのは私が原因なんだから当たり前じゃない!」

「えーっと、この山が一番近くて明明後日の月曜日まで……」


うわ、これ終わりそうとか思ってたけど甘かった……自分で言ってて絶望する量だぞこれ……果たして土日オールして終わるかどうか……。


「これ、土日で終わらせられるの?」


どうやらまみも同じことを考えていたようだ。


「うーん、ま、まあ何とかして頑張れば終わる可能性がない事は無いって思えたらいいよね!」

「わかった、つまり終わらないのね……」


おかしい、前向きな言葉しか使ってないのに後ろ向きな意味になってしまった、日本語って難しい……。


「ねぇ、土日って空いてる?」

「いやいや、この仕事の量で空いてるって言える奴は相当だぞ?」

「いや、そういう意味じゃなくて……ね?」


いやごめん、そんな可愛らしく、ね?とか言われても俺がロリの道に行きそうになるぐらいの事しかならないよ?


「いや、マジで最高だわ、その潤んだ瞳、低い視線、育ち盛りの体格、純粋な心!まさにエンジェル!」


おおっと?俺の中の天使が明らかにアウトなな発言をしだしたぞ?


「まて!落ち着け俺!いいか?目の前の美少女は見た目はロリでもその実高校生なんだぞ?」

おおっ!よかった俺の中にも天使はいたんだな!

俺の中の天使と悪魔が戦っている!行けっ天使!頑張れ!


「つまり、見た目はロリでも年齢的には法に触れないと」

「なに!?」


あれ?


「さらに、目の前の美少女は年齢を重ねながら真実を大切にするという、純粋な心を持ち続けている」

「おおっ!」


あれれ?天使さん?さっきからなんで悪魔より発言がアウトなんですか?


「さらにさらに、本来育ち盛りであるはずの体格も、高校生ともなればそこからの成長は絶望的、つまり自分の体格にコンプレックスを抱いている!」

「つまり……?」

あ、これダメなやつだ……。


「つまり、最高の合法ロリってことだよぉぉ!!」

「うおぉぉ!!!」



「うおぉぉぉ!!」

「ひゃい!?な、なによいきなり、ブツブツ言い出したかと思えば叫びだして、あんまり仕事が多すぎるから壊れちゃった?」


ヤベ、声に出てたらしい。聞かれてなきゃいいけど……てか俺の中に天使がいないのはおかしいだろ。


「な、なんでもないよ……ところでさっきの事違うって?」


さっさと会話逸らさないとまずいことになりそうだ。


「う、うん、その……もし良かったらね?私も手伝ってあげようかなぁ〜なんて……」

「え?ホントに!?」

「う、うん荒川が良ければだけど……」


これは願ってもない申し出だ、1人だと絶望的だったけど2人ならなんとかなるかも!


「うん!もちろん大歓迎だよ!……でも、ホントに仕事優先になっちゃうよ?」

「それが当たり前よ、今日の分を取り返すわ!」

「いやーホントに頼もしい!ありがとう!」

「気にしなくて良いわよ、やりたくてやってることだし」

「じゃあ待ち合わせは何時にどこにする?」

「この前の場所に8時くらいでどう?」

「え?俺は大丈夫だけど、如月は大丈夫なの?」

「大丈夫よ、(うち)、そういう所甘いから」


そう言えば、如月の家ってどんなんなんだろうな……まあ、なんでもいっか。


「じゃあまた明日、」

「ああ、また明日な」

さてと……生徒会室の鍵職員室に返しに行かないとな……。

それと一応明日用のお茶請けでも買って帰るか……。

うわーんドラえもん!

自動で面白い小説書き機だして!

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