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生徒会のお仕事!  作者: 娯楽作品の虜
4/22

サイゼにて2

はい、あいかわらず文章量は(ry

「ありがとうごさいました、またお越しくださいませ」

「ねえ、そう言えば話ってなんだったの?」

「あぁ、あれはただ単にお前と話をしたかっただけだよ?」

「は?嘘ついたの?」

あ、ヤバイ、そう言えばこいつ冗談通じない系女子だったな……。

なんか適当に誤魔化さないと……。

「ち、違うよ!ほら、お前と話をして仲良くなりたかったんだよ!お前と仲良くなるための話なんだから大事な話だから!嘘ついてないから!」

……最後の一言は余計だったな、バレたかな?

でもあながち完璧に嘘とも言いきれない内容だし……。

「わ、私と仲良くなりたいなんて!やっぱりあんた私の事……」

午後8時の薄暗い中でも分かるほどに目の前で耳まで真っ赤になる如月…いや、そうじゃねえから!またしても俺が伝えたい事と全く違うことが強調されてるんだけど!?

まあ別に嫌いってわけじゃないけど、恋愛的に好きって感情俺あんまりわかんないし……とにかく早いうちに訂正しとかないと!

「い、いや別に俺はお前のこと好きってわけじゃ……」

「じゃあ嫌いなの?」

さっきまでの照れっぷりが嘘のように冷ややかに追求してくる。

「い、いや嫌いってわけでも……」

「どっちなのよ!真実を言いなさいよ!」

今度は冷ややかを通り越して、じれったさに苛立ちも隠さず先程とは違う意味で赤くなって追求してくる。

そのくせ目元だけは潤んでいるんだからずるいもんだ……。

しかもこの二択の質問、俺にとっては実質一択だ、私の事好きor嫌い?って質問で嫌いって答えられるほどメンタル強くないし、そもそも俺の空気を読む性格がそんな事を許してくれない。

つまり答えは最初から決まっていたわけで……

「好きです」

「っっ!」

またまた今度は羞恥の赤に顔を染めた。

赤くなったり冷たくなったり、忙しい顔だなー。

「そ、それは本当……?」

う、強制一択の質問をしておいてその返しはキツイだろ……、こっちまで顔熱くなってきたよ、地球温暖化の影響やべーなおい。

「ほ、ほんとだよ……」

「……そ、そう……」

「うん……」

やべーって会話続かなくなったじゃん!なんで俺は相手を更生させようとして告白したみたいになってんの?

ダメだ!もうこの空気に耐えられない!

「「あの……あ!先にどうぞ……」」

ナニコレなんで話すタイミングまでかぶってるの?話をはじめることすらできないの?これ何の拷問?

「あの……私そろそろ門限があるから……」

「あ、うん」

「じゃあ明日また学校で……」

「う、うん学校で……」

よし!全然良くないけどよし!とりあえずあの死にたくなる雰囲気からは脱出したぞ!

うーん、明日どうしよう?

テンパるとわけわかんないこと言っちゃうよねwww

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