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FAILURE♠GAME  作者: にぷる
5/5

BAKUROgame

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽Ⅰ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


ここ、世立帝学園よりつみかどがくえんでの学園生活では


“真実を見極める術”というものが嫌でも身に付く


それは世の厳しさを教えるためでもある


だが中には嘘をつけない素直な者もいよう


世立帝学園は、そんな彼らを大いに案じている



















▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲Ⅱ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


あの事件からもう一週間が過ぎていた


あれからなにも起こらず、


モナーチに呼ばれることもなかった


……平凡過ぎるのもつまらないけど


同盟の皆さんとの情報交換などは


相変わらず行われている


今日も今からいつものファミレスに行くところだ


「…ミュウェイ、行ってくるわね」


「……」


……そういえば彼女の集めた情報によると


八重が入学したのは去年、41歳のときらしい


一年前、つまり彼はsecond gradeなわけね


……何故あたし達の教室に紛れていても先生に何も


言われなかったかと言うと、誰も何も


気付かなかったからである


「……留守番よろしくね」


「…クシュ」


……やだ風邪?

















▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽Ⅲ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


――――――――――――食堂


「みんな揃った~?」


……揃ったわね


「じゃあ今日はジョーカー君の部屋に行こ~♪」


……は?


「ふざけんな!何勝手に決めてんだキィ!」


「なんかね、この前はルークちゃんのお部屋に


お邪魔したでしょ~?その時のスリルが何となく


癖になっちゃって~…テヘ♥」


……スリル楽しんでたんだ


……でも見つかるか見つからないかの


ハラハラするのは嫌いじゃないわね、あたしも


……確かに面白そう


「テヘじゃねぇ!つーかお前らみんな賛成かよ!?」


「……ジョーカー、あたしもキィの面白そう」


「ヤッター\(^o^)/ルークちゃんも賛成だぁ」


「なんでだよ!?」


「じゃあ決まりね早速レッツゴー♪」


「おいコラ待ちやがれ!勝手に決めんじゃねぇ!」

















▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲Ⅳ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


なんやかんやでジョーカーの部屋――――――――


「ったく」


……まあまあいいじゃない


……意外と本が多いのね


四面ある壁のうち二面が天井までの本棚に


ぎっしりの本がうめていた


……えーと何々?


……なるほど、ほとんどが世界でも有名な小説ね


……あたしでも知らないものがいくつかあるわ


「よし、じゃあ恒例の情報交換といきますか☆」


……恒例ね


「ねぇねぇ、最近思うんだけど…同盟って


名前微妙じゃない?」


……確かに


……一理あるわね


「う~ん…ボクあんまり気にしてなかったけど


そうなのかな~?」


「名前ッスか…そッスねぇ」


「名前とかどうでもいいだろ、さっさと本題に…」


「入る前に!」


「めんどくせぇな」


「じゃあ、Lucky Allianceがいいよ~!」


……響きがいいわね


「いや、どちらかというとMiracle Alliance


じゃないッスか?」


……まぁ、意味的には幸運よりも


奇蹟なのかもしれないわね


……じゃあ


「……それなら合体してMiracle Lucky Allianceは?


……長いから略してM.L.A.で」


「わぁ、いいね~!」


「いッスね!」


……そう、よかったわ


「なんかこれ、奇蹟が生んだ幸運の仲間…的な?」


……仲間、ね~


……悪くない


「で、終わったか」


「いや~案外簡単に決まったね~…意見が二つしか


出なかったからだね♪」


……ここであたしはまた彼らについて1つ知った


……どうでもいいことは良い悪い関係なく事が進む


「…じゃあ本題ね」













▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲Ⅴ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


……恒例の報告会は簡単にすんだ


……だって何もなかったんだもの



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