The second days
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽Ⅰ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
――――――――――――世立帝学園
この学園は県が経営しているわけでなく
はたまた国が経営しているわけでもない
“世立”…県でも国でもない、もっと大きな
……“世界”が経営している
学園自体は日本に存在している
が、世界規模なのだ
故にこの学園の存在は世界中の者が知っている…
…というわけではない
限られた選ばれた者にしかこの学園を
知る権利がない
そもそも、この学園を知るということ自体
奇跡みたいなものだ
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲Ⅱ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
―――――――――――――――
「それでは始めてください」
……その言葉を合図に
世立帝学園では全学年の期始めテストが始まった
…この学園では学期はじめのテストは
国語、数学、英語の三教科だ
一教科80分で休憩は15分ある
……長いな、集中力もてばいいのだけど
「……………」
………………( ̄~ ̄;)
………………………
………………………………………(゜O゜;
………………………………………………
……………………………………………………………
……後10分、見直しにはいりましょうか
…………………
…………………………
……数学はケアレスミスがなければ大丈夫ね
…………………
「そこまで
後ろからテストを回収してください」
……
…終わったぁ
……まぁ余裕ね
自己採点だと悪くて92点ね
………………次は英語
「ルークちゃーん
どぉだったぁ?」
……
……キィ
「…そうね、簡単だったわ」
「えぇ~そぉ~?」
……なんかやっぱり
「…キィ徹夜?
随分眠そうな顔をしているわね」
…
……欠伸しないで
こっちまで眠くなるから
「う~ん…あれから直ぐにはじめて4:00くらいまで
やってたからね~」
「…まぁ、凄い
…次は英語よ、数学のことは置いといて
頭切りかえなきゃ」
「は~い…ふわぁ~」
……
……だから欠伸するなって
……さて、あたしも英語、英語
……………
「ルークーここ教えてー」
……今度は滋子か
「…どこ?
というか今わからないのはまずいのではなくて?」
「うん、だから聞いてるのよ」
……はいはい、そうね
「…えーっと、ここはねこう訳すと問題の意味が
わかるのよ」
……
「あぁ~なるほど!
流石ルークね
ありがとう♪助かったわ」
「…別に」
……
……もう時間なくなってきたわね
仕方ない、ざっとみて挑むか
………………………
………………………………
「それではこれから英語のテストを始めます
まだ表にしないでくださいね
………………………それでは始めてください」
……………………
……英語は訳せればこっちのものね
……流石、帝学園
そこらの高校生なら赤点確実ね
でも所詮は中学生問題、あたしにとっては
そう難しくないわ
…………
…………………
…………………………………♪~(・ε・ )
…………………………………………………………
…………………………
…………………
「そこまで
後ろからテストを回収してください」
……ふぅ~
あと一教科、国語ね
「ルークちゃーん」
「大問6の(2)答え何??」
「あ~ちょっとちょっ滋子ちゃんずるいよ
ボクが先に聞こうと思ったのにぃ」
……
「…終わったことは考えない
次は国語よ、国語の勉強をしなくては」
「う~んでも気になるじゃないっ」
……はぁ
「…わかったわかった、どれどれ?」
「えーっと、これは並び替えの問題ダよ
(France/than/Spain/is/larger)で、
意味も書け、ダネ」
……
「文法自体はわかるんだけどね」
「…そうね、常識問題ね」
「問題はフランスとスペイン、どっちの方が
国土面積が大きいかってことなんだけど…」
……
……ホント意地の悪い問題ね
………英語なのに地理の問題だもの
「…フランスよ
フランスとスペインでは
約38000k㎡の差があるのよ」
「ヘェ~!!こんなことまで…さっすがルークね」
「ホントだよぉ…
ルークちゃん凄すぎ」
……
「…この程度、造作もないわ」
……
「そうかなぁ」
……そうよ、あたしにとっては
「じゃあ、ありがとう
次は国語ね
勉強しないと!またねルーク」
「…えぇ、キィも戻ったら?」
「うん、まったね~ルークちゃん」
…………
……そーいえばシュアゴはどうしたのかしら?
……………
……………………あら(*゜Q゜*)
……凄い集中力
「それではこれから国語のテストを始めます
………………………………………始めてください」
おっと、始まったか
……シュアゴ見てたらいつの間にか
時間になってしまった
……それにしてもあの少しチャラけている
シュアゴがあんなにも集中できることがあるのかぁ
…意外だわ
………さて、切りかえ、切りかえ
………………………………
………………………………………
……………………………………………………
……………………………………………………………
…………………………………………(-_-).。oO
……………………………………
「そこまで
後ろからテストを回収してください」
…おわったぁ~
これでテストは終わりね
三教科、三百満点だからまあ、280点くらいは
取れてるわね、きっと
「皆さん、テストお疲れ様でした
午後はLHRです
それではお昼休みにしてください」
……LHRか
係りとか委員会とか決めるやつかな?
だったらどーしよーかなぁ…
取りあえずお昼にするか
…コンビニでいいか
………………
…………今日は一緒に食べるのかな
聞いてみようか、
いやあたしから話しかけるのは…ちょっとなぁ
…………………
……………何でこんなこと考えなきゃいけないのよ
いいや、コンビニ行こ
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽Ⅲ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
―――――――――――学園の門の辺り
「待って待って~」
キィ?
やっぱ話しかけても良か……
「…えっと、同じクラスの
…初っぱなから恥をかいたバカな可哀想な人達
で、合ってるわよね?」
……あたしはそう記憶している
「はあー!?何だよそれ!」
「そうよ!調子乗らないで!」
……いや別に間違ってないでしょう?
それより
「…何用?罵倒しに来たわけではないでしょう?」
「そうよ!アンタに用があってきたの!!」
「アンタなんでしょ?報告したの」
………はい?
自己紹介のことかしら?
……それジョーカーよ
と言っても信じないでしょうけど…
「…証拠は?」
「はあ?そんなもん…あるわけないでしょ!!」
……はぁ
どこまでバカなのよ…この人達は
「…じゃあ、あたしがやったかどうか
わからないじゃない」
「んなこと知らねーよ!
でもクラスの奴ら皆言ってんだよ!」
…ほほう
………噂ですか、信じるんですか
ちっさいわねぇ
「…だから、何?それがどうかした?」
「ホントなの?違うなら違うって言って」
……え?何?
疑っているのではなかったの?
…というか
「…仮にもし、その通りよって言ったら
どうするの?」
……どうするの?
「やっぱりアンタなのかよ!チッ」
「…あたしはどうするの?って聞いたのよ」
「そんなこと知らないわよ!
アタシ達はともかくクラスの連中がどうくるか…」
「…ルールはルールよ
校則違反者がいれば報告する、これがあたし達の
学園のルールよ」
……わかってんでしょ
「それはそうだけど…アンタもわかってんだろ
この学園に来る奴らは普通じゃない」
「…普通か、それは人それぞれね
どこまでが普通でどこからが異常なのかは
やはり人それぞれだと思うわよ
…でもまぁ、あたしの中ではそうね
君たちの言う通りね」
「知らねーよ!…で?」
……あら、思ってたよりは賢いのね
「…君たちの予想通り、あたしじゃないわ
クラスの連中がどう騒ごうとあたしには関係ない」
……どうやら君たちは
バカってほどバカではないらしい
「そう、ならいい
せいぜい気を付けることね」
「だな、…私らはただ事実が知りたかっただけだ
時間とらせたな」
……事実、ね
「…あたしはまだ事実を立証する証拠を
見せてないわ」
「そうね、
でもアンタ敵に回したら恐そうだしね」
……何よその理由は
「…そう、バカなりに考えたわね
それでは失礼」
「バカじゃねーよ!…自己紹介遅れて悪いな
私はミンスターだ」
……というと出身国は
イギリスだったりするのかしら?
「…ミンスター、イギリスにある
ウエストミンスターかしら?世界遺産よね」
……これって割りと個人情報丸出しよね
直接じゃないからいいのかしら
「……!そうだ、よくわかったな!」
………皆同じ反応
「アタシはペリドットよ」
……ふむふむ
「…太陽の石だったかしら
黄緑色の確か8/15の誕生石よね」
「はぁ…そうよ、ホントすごいのね」
「…もう聞きあきたわ
……あたしはルーク
…取りあえず忠告ありがとう」
「いいよ別に、でも覚えておいて
私らは少なくとも私は周りに流されない」
「あらぁ、アタシもよミンスター」
……
………そう、信じてはいないけど
「…ありがとう
ホントにここは変わった人が多いわね」
……
「そうね…ってそれ、
アタシらのこと言ってんの!!?」
「…それではまた」
「おいちょっと待てよコラ!」
……待たないよ~
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……………………………
…………………
―――――コツコツコツ
「……遅い、ミュウェィ」
「……」
……だから返事くらいしなさいっての(ー。ー#)
「…聞いてたわよね、噂流した主犯格探るわよ」
「……フワァ~」
……ほんっとにムカつくわね、その態度(#`皿´)
「…わかってるわよね!
……君の仕事はクラスメイトの
各寮部屋の監視よ……そうね、4~5日以内には
割れるかしら?ミュウェィ」
……あたしのクラスメイトは
あたしを抜いて33名、ミュウェィに協力させれば
4~5日で肩がつく
「……」
……まあいいわ
「……さあ、行って」
……ここに長居はよくない
……何せ左に曲がればあたし達の教室だからね
………トイレは目立たないけど念のため、ね
「……プイっ」
……だから返事しろっつの、感じ悪い
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―――――――なんだかんだ言って午後の予鈴
キーンコーンカーンコーン………
「あ~いたっ!ルークちゃんどこ行ってたの??」
……教室入って早々話しかけてきたのはキィだった
「…お昼、コンビニで買って部屋で食べてた
…後はネットしてたり」
「えぇ~そぉだったの?」
「だったら声かけてくださいよ」
…シュアゴか
「…シュアゴ、テスト凄く集中してたわね」
「え?そうッスか?フツーですよ?」
……そうかしら
「そう言えばそうだったわよね
話しかけられない雰囲気だったわよ」
……軽々話しかけてたわよね、滋子
「…まあ、別にいいけど」
「話しフッたのルークちゃんでしょ!」
……まあまあ(^。^;)
「…ところでチャイム鳴るわよ」
「おっ!ホントだ」
「じゃあねー」
「失礼するッス」
――――キーンコーンカーンコーン………
「それでは午後の授業を始めます
日直の人…は一番から二人ずつ、
一週間交代でいきましょう
号令お願いします」
「起立、気を付け、礼」
「「お願いします」」
……何やるのかしら
「それでは皆さん、
先ずは委員会と係を決めたいと思います」
……やっぱりか
一応は学校だしね
「委員会の方は、学級委員、保健委員、
風紀委員権書記、生物委員、
環境・整備委員、図書委員ですかね」
……どれも面倒ね
「係の方は各教科の係、
理科は理科で社会は社会でいいですよ
音楽と美術は選択教科なので
個人個人でお願いします、後は集配係ですね」
……あれ?これ余るんじゃない?
ラッキー♪サボろうかな
「人数は…係が国・数・英・理・社・保体・家・
情報なので8×2人ずつで16人+2人で18人、
委員会は7×2人で14人なので合計32人の人に
お願いしたいと思います」
……2人余るわね
決め方にもよるけど
その2人に入れればいいのだけれど……
「では先ずは学級委員から決めたいと思います
立候補者や推薦などはありますか?」
……誰か手挙げてよね
「はい…ルークさんがいいと思います」
………!
はぁ~!?ふざけないでよね
君がやればいいでしょう!下衆女!!
「賛成!」
「俺も」
「私も賛成」
……何よ!
………意味……わかん、ないんだけ…ど……
『…クラスの連中がどうくるか』
『この学園に来る奴らは普通じゃない』
…………なぁ~るほどぉ~
…そう言えばこんなこと言ってたわね
…それがこの状況か!
……………ほぉ~んとに、バカなのね!
君達あたしを敵に回すのね?いいのね?
「どうですか、ルークさん?」
……いいわ
「…別に、構いません」
……後悔させるわよ
「では女子学級委員はルー」
「ですが、あたしは
クラスで協力し合っていきたいと思っています!
…それでも良いのなら引き受けます」
……忠告、したわよ
……気付いてもいないでしょうけど
「はい、では女子学級委員はルークさんに
やってもらうのでよろしいですか?」
……ふん、地獄を見せてあげるわ
……皆さん、納得顔ね
いや、いい気味とか思っている人もいるかしら
……いい気味だわ
……反対派意見も無さそうかしら?
………………………
…………………あ!
…………同盟の人達は…
……でもこうなること
もしかしたら知ってたかもしれない
……………………
……………………………………
「はい!異議有り!
アタシも立候補します!!」
…………
ペリドット………?
…何故?
「おい、忠告してやっただろ?
それとこうも言ったはずだ
私らは周りに流されないってな」
……そう小声で話しかけてきたのは
…ミンスターね
だからあたしも小声で返す
「…忠告はされたわ
もう打つ手は打った
…少々計算外だったけど大して問題はないわ
……だから、大丈夫よ」
……どう転ぼうが問題ない
「んだよ!別にアンタの為に
立候補したわけじゃねーよ
だって私もまさかペリドットが立候補するとは
思わなかったしな」
……?
「…どういうこと?」
「私もよくわからないんだ
なんせ、入学してまだ2日目だからな」
……それもそうね
「えぇ、では投票で決めたいと思います
ルークさんとペリドットさん、どちらかに票を
入れてください」
……それならあたしは
「…いえ、その必要はありません
……あたしが下りさせてもらいます」
……あたしは別にやりたいわけではないし
………やりたい人がいるなら喜んで譲るわ
……どう転んでも大して問題ない
だって君達はあたしを敵に回したことには
違いないのだから
………クラスメイトの皆さん、
不服な顔をしていられるのも今だけよ
……死人の顔にしてあげるわ
「わかりました、では女子学級委員は
ペリドットさんにお願いしたいと思います」
……まあ、少しくらい手伝ってあげようか
「次に男子学級委員を決めたいと思います」
…男子ね~
…あたしは、関係無い、わ、ね……
…………ヤバい、眠い
「誰か……」
…………頭…働か、ない…
………ぼうっと…して、き、たわ………………
……………………………………
……………………………………………
あたしは眠ってしまった
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲Ⅵ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
―――――――――――――――放課後の教室
「………………ちゃん」
…………ん
「……………クちゃん、起きて」
………キ、ィ?
「ルークちゃん、起・き・て!」
……は!!Σ(´□`;)
「…キィ」
…えっと、ヤバい寝てしまった
……減点対象か?
……………というか
「…あれ?授業、終わった……?」
「とぉっくに終わってるよ!!」
「ねぇ、ルーク具合でも悪くなった?」
……いいえ、普通よ
「…で、どうなったの?」
「学級会ッスカ?ルークちゃんは何もないッスよ」
……そう、それは良かったわ
「因みにウチは図書委員よ
こう見えても本は好きなの」
…あら意外ね
「ボクは係の方ダヨ~集配係~」
……なんとも言えないわね
「私は風紀委員にしました
誰もいなかったので」
……皆さん、偉いのね
……あたしは面倒ごとはゴメンね
……ただでさえ、今厄介だしね
…入学早々
「ねぇ、早いけどどっかのファミレス行かない?」
……まだ5:00よ
……でもいいか
「う~ん結構早いけどいいよ」
「ジョーカーさんは誘いますか?」
「…扉のところ」
「え?ルークちゃんどーゆー意味ッスか?」
………
「…………チッ、またかよ」
………そーゆー意味
「あぁ、なるほどぉ」
「何でバレるんだ!」
……気配が
…あと勘が
「ジョーカーくん行くよね?」
「あぁ」
そして昨日のファミレスに行くことになった
…ずっと寝てたから体が重い
目眩が…
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽Ⅶ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
―――――――――――――昨日のファミレス
「今日は昨日より空いてるわね」
……そうでもないと思うけど
でもそうかな、若干少ないかしら
「さて、まだ1日しかたって無いけど
情報交換といきますかっ!」
………早くないかしら?
……あぁ、強いて言えば
「…ジョーカー、何かした?」
……これよね
「え?何々?ルークちゃんとジョーカーくん
どうかしたの??」
……言っても大丈夫よね
「…クラスで妙な噂があるわ
ジョーカーが報告したこと
あたしが報告したことになってる」
……可笑しいでしょう?
「えぇ~!何それ本当なの!?」
「!だからクラスの様子が可笑しかったのね
ルークのせいで減点になったと思ったから
親しくもないのにルークを学級委員にして…
とんだ勘違いね」
……そういうことよ
「…ジョーカー、心当たりは?
…返答によっては君の学園生活が地獄とかすわよ」
……
「相変わらずこえーな
………悪いが俺は何も知らねぇ」
……本当かしら?
「その事なんスけど…
私も知ってて、確か14:00に
メールがきてですね
少し調べたんスけど
誰からかわかんないんスよ」
……どういうことかしら?
「メール?ちょっと待ってっボクも調べてみる…」
…キィだけじゃなくみんな調べてるから
あたしも確認してみよう
…どれどれ……!
………バ、バッカじゃないの!?
「あ!ボクにもきてる!!みんなは??」
「ウチもよ!時間は2時」
「ジャストだな」
……!?
…PM2:00ジャスト??
「……可笑しいわ!あたしはその前に来てるもの
それより一時間前よ」
……どうして?
後ならまだしも皆より前って……
「……差出人は同じく不明、
アドレスはクラスのしかないわ」
「メールの内容は?ボクらと同じ??」
……内容?
「……ちなみに君達は?」
「ウチらは『裏切り者はルーク、LHRが楽しみ』
とだけ……」
……うーん( ̄~ ̄;)
「………あたしも同じよ、
でもあたしのは転送されたものだわ」
……この点線が下に出るのは転送されたものよね
「転送…だと?それじゃまるで……」
……そう、これじゃまるで
「……あたしにはそのメールは
“届くはずがない”ものよ」
「正確には“届いてはいけないもの”だな」
「……そしてこのメールを転送した者は
あたしへの……忠告かしら?」
……いや、間違いなく忠告ね
……でも可笑しいわね、これ
「妙だな」
「ええ、妙ッスね」
………
「え?何が何が!?」
…………忠告?
…………………………
「可笑しいと思いませんか?」
……………13:00のメール……
「えーっとこれって、ウチらとルークに送られた
メールの送信者は違うことになるのよね?」
………転送されたメール
「そッス」
「やっぱ府に落ちねぇ」
………………( ̄~ ̄;)
「だから何が??」
「何故……ルークの差出人は俺らの差出人より
早く、しかも転送メールを
送ってきたのかってこった」
……………………………(゜ロ゜)!
「あぁ、なるほど、確かに!!
何でだろ……………ってルークちゃん?」
「……ミンスターとペリドットよ!」
………忠告って確かに言ってたわ
「何々?え?誰??」
「……今何時?すぐ戻るわ!」
…まずいわね、多分
………まぁ自業自得、あたしが?
…いやミンスター達もか
………借りた恩は返さなきゃ、気がすまない!!
「えぇ~!!急に!ちなみに今19:26!」
……驚きながらも答えてくれるのね…ありがとう
…とにかく急ごう、
何たってあそこは……普通じゃないのだから!!
「…あたし先行くわ、それでは…」
「あ、おい待てあんま急に立つと…」
ーーーーーーークラ、
………あ、れ…?
そのときあたしはいつもみたいに
立とうとしただけだった
それなのに、
その前にジョーカーはなぜかそれを止めようとした
どうやらあたしの異変に気付いていたようだった
いや、正確には気付いていたんだ
でなきゃ…
その先の記憶はない
ただ、皆があたしの仮名を呼んでる声は聞こえた
………ヤバイ…ダルくて…………眠い、よ
★現在のポイント★
ルーク・600〔学習500、生活10、その他90
ジョーカー・617p〔学習482、生活25、その他110
キィ・468p〔学習362、生活44、その他62
滋子・477p〔学習356、生活71、その他50
シュアゴ・590p〔学習469、生活67、その他53
ミンスター・386p〔学習302、生活58、その他26
ペリドット・404p〔学習312、生活63、その他29