表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

三男坊、子供たちと戯れる

オーガを村まで運んだあと、エドヴィージュにベッドを貸してもらい、泥のように眠った。

展開こそ一方的だったものの、オーガとの死闘は俺の精神力を疲弊させるには十分なワードワークだったようだ。




目が覚めると、窓から入る光は夕焼け色にかわっていた。

なんてこった、昼飯を食べ忘れた。

いやまて、中世は朝夕の二食だったか、昼飯の代わりにおやつを食べていたんだったか、はっきりさせないといけない、大切なことだ。

がたり、と扉が開く音がする

「おきた?」

ウィリアムの七歳になる娘、ジェミーだったか、が扉を開けて寝室に入ってくる。

「おはよう、には遅すぎるか、おそようジェミー」

「おそよう、えっと……」

「一回しか名乗ってないし、覚えていないのも当然か。タダノブだ、数日の間しか居ないが、改めて宜しく頼む」

ジェミーは幾度かタダノブと口の中で唱えた後、何故か満足げな顔で。

「覚えたよ、タダノブね、もう忘れないから!」

と元気よく答える、元気一杯なのは結構だが寝起きに大きな声は少し堪える。


「それで、どうしたんだ。何か仕事か?」

オーガによって負傷した男手を補う必要あるのかもしれない

「お仕事じゃ無くてね、遊んで欲しいの、お父さんもタダノブと遊んで貰いなさいって!」

どうやら子守りという仕事を任されたらしい。

兄弟の中では三男と下の方に位置する俺だが、それでも年下の子供たちを引き連れて遊んだ事もある。

子守りの一つや二つ、俺にできない事ではない

「よし、任せろ。おままごとでもヒーローゴッコでも何でも来い」

ドン、と胸を叩き、自信のほどをアピールしてやる。


取り合えず皆と合流する、とジェミーに連れられて広場にやってきた。

広場にはジェミーと年の近そうな子ども達が6人待っていた。

「旅人のタダノブだ、短い間だが宜しく頼む、それでいつもは何をして遊んでるんだ?」

おにごっこ、木登り、川遊びなど続々と遊びの案が上がっていく、だが一人の

「旅人って初めて見たから、お話を聞きたいな」

という意見から俺は自分語りを始める事になったのだ



すごく間が空きましたね。

特に理由は無いのですが…

コンスタントに投稿されてる方って尊敬しちゃいます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ