初期の電子書籍作家あがりは悪い見本
電子書籍が普及し始めた当初、個人作家が一夜にして注目を集める時代が訪れました。
たとえば、同人漫画家としての知名度やブログの訪問者数です。
この時期の作家は文学賞を取っていない場合がほとんどで、設定破綻や視点混乱、主人公不在などに気づかずに書かれた作品が多いです。
初期の電子書籍は、紙書籍との競合がほとんど存在しなかったからです。
読者は新しい表現や軽いエンターテインメントを求めて電子書籍に流れ、作家は自由に書き、素早く発表できました。
現在の電子書籍は状況が異なります。
紙書籍との競合が生まれ、読者の期待はより高く、文章の質や物語構成の完成度も重要視されるようになりました。
つまり、現代の電子書籍作家は、初期作家よりも文学的完成度のハードルが高くなっているのです。
初期電子書籍作家の作品は、文学的手本としては悪い見本です。
電子書籍作家の世界は、初期と現在で大きく異なります。
初期の電子書籍作家は、その後紙書籍を数冊出したとしても、すでに出版社から打ち切れている場合が多く、参考にするのは危険です。
そのような元作家の探し方は割に簡単です。
ネットに書いているのに、アマゾンの評価が増えていないだけでわかります。
つまり「小説家になろう」などの小説投稿サイトで、商業書籍があると宣伝しているものがいたら、アマゾンのKindleで名前を検索してみればいいのです。
1年に評価が一人しか増えていないとか、もう何年も商業書籍がないなら、その作家はすでに宣伝にさえ失敗しているのです。
従って、その作家のネット小説はほとんどが失敗作であり、読む価値がないと言っても過言ではないでしょう。




