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医学的な考証は慎重にすべきである
医学的な話題を扱う場合は、十分すぎるほど慎重であるべきです。
これは表現の自由の問題ではなく、出版社側のリスク管理の問題だからです。
とくに医学に関しては、描写が不正確だった場合、読者の健康被害につながる可能性があります。
誤った治療法、根拠のない症状の説明、実在する病名の安易な使用は「小説だから」で済まされないことがあります。
出版社が最も嫌うのは、批評や炎上ではなく、実害が出ることです。
健康被害や誤解を招く表現は、訴訟や回収に直結する可能性があり、文学的評価とは無関係に、作品そのものが拒否されます。
「グレープフルーツ」は降圧剤と同時に飲むと極めて危険です。
日本人の相当数は降圧剤を飲んでいます。
それを美化するような作品を無造作に書くと、書評どころか電話や手紙の抗議が編集部に殺到するため、作家生命が絶たれると言っても過言ではありません。
またある元作家の電子書籍及びネット小説には、目の怪我が自然に治るような話がよく書いてありますが、目が大事であることは眼科医でなくても医者はよく言います。
こういう非常識な作家が、出版社から敬遠されることは言うまでもありません。
ついでにいうと、四肢の麻痺も急を要することは医学辞典によく書いてあります。




