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新人賞のほうが甘い

新人賞のほうが判断は甘い。


文学賞には段階があり、新人賞は比較的判断が甘い。


そのため、明確な事実誤認であっても、見逃されることがある。


たとえば、「聖徳太子の幼名は」「厩戸皇子」は間違いである。


(太宰治賞受賞作より、これは新人賞である)


聖徳太子は諡であり、名前が「厩戸」である。


これは文章としては一見もっともらしく、物語の流れを致命的に壊すわけでもない。


そのため、新人賞レベルでは問題にされないことがある。


新人賞の主な目的は、「荒削りでも、将来性のある書き手を見つけること」にある。


細部の正確さよりも、全体の勢いや、書こうとしているものの方向性が優先されやすい。


一方で、賞の格が上がるにつれて、この種の誤りは許されなくなる。


歴史的事実、固有名詞、用語の使い方に対するチェックは厳しくなり、「調べていない」「確認していない」という姿勢そのものが評価を下げる。


つまり、新人賞では「粗さ」は成長の余地として扱われるが、

中堅以上の賞では「粗さ」はそのまま欠点として処理される。


新人賞のほうが甘い、というのは事実である。


しかしそれは、何を書いても許されるという意味ではない。


あくまで、見る場所が違うというだけの話である。


新人賞を通過したあとも同じ感覚で書き続ければ、次の段階で確実につまずく。


新人賞は入口であって、基準ではない。

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