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【TS転生異世界格闘バトル小説】転生美少女(元♂格闘家)はその拳で無双する ~魔法? スキル? 知るか! 鋼鉄の肉体とMMA技術で、理不尽も陰謀も全部ブッ飛ばす!~  作者: 霧崎薫
第4章:闘技場の異端児

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パート2: ギルドへの帰還と報酬

 レンブラントへ戻る道すがら、リリアーナはまだ少し興奮冷めやらぬ様子だったが、同時に自分の未熟さを痛感したのか、口数は少なかった。セレスは、そんなリリアーナを優しく励ましながら、彼女の腕の傷に応急手当を施していた。


 俺は、気絶させた疾風兎――結局、逃げられたので依頼達成にはこの一匹が必要だ――を担ぎ、先を歩く。素材にするためには、血抜きなどが必要なのだろうが、その知識はない。とりあえず、ギルドに持ち込めば何とかなるだろう。


 冒険者ギルドに戻ると、昼時を過ぎているにも関わらず、ホールは相変わらずの賑わいを見せていた。俺たちは人混みをかき分け、受付カウンターへ向かう。


 対応してくれたのは、またしてもあの眼鏡の女性職員だった。彼女は、俺が担いでいる疾風兎を見ると、少し目を見開いた。


「あら…フローネ様。もう戻られたのですか? まさか、もう依頼を…?」


「ああ。達成した」


 俺は疾風兎をカウンターの上に置く。まだぴくぴくと痙攣している。


「これでいいんだろ?」


 女性職員は、まじまじと疾風兎を見た後、手慣れた様子で素材の確認(検品)を始めた。毛皮の状態、大きさなどをチェックしているようだ。


「…はい、間違いなく疾風兎ですね。状態も良好です。討伐確認、および素材の納品、完了しました」


 彼女は書類に何かを書き込みながら、事務的に告げる。その声には、隠しきれない驚きの色が混じっていた。まさか、登録したてのレベル1冒険者が、半日で疾風兎討伐依頼を達成するとは思っていなかったのだろう。


「報酬の銀貨五枚です。ご確認ください」


 女性職員は、カウンターに五枚の銀貨を置いた。ずしりとした重みがある。


 俺はその銀貨を受け取ると、すぐさま懐から三枚を取り出し、隣に立っていたリリアーナに差し出した。


「ほらよ。立て替えてもらった分だ」


「えっ? い、いえ、そんな…フローネ様には助けていただいたのですから…」


 リリアーナは慌てて手を振る。


「借りたものは返す。当然だろ」


 俺は有無を言わさず、リリアーナの手に銀貨を握らせた。


「これで貸し借りなしだ」


 リリアーナは、少し顔を赤らめながらも、こくりと頷いた。

 セレスが、その様子を微笑ましげに見ている。


 (さて、これで銀貨は二枚残ったか。当面の生活費にはなるだろうが…)


 もっと稼ぐ必要がある。そのためには、より難易度の高い依頼を受けるか、あるいは別の方法を探すか。


 そんなことを考えていると、ふと、ギルドの壁に貼られた一枚の大きな羊皮紙が目に留まった。それは、依頼書が貼られているクエストボードとは別の、目立つ場所に掲示されていた。


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