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風になりたい
暗い部屋に ひとりぼっち
寂しさに 押しつぶされそうだよ
一人泣いて 抱えていた膝小僧
あなたがもし そばに居てくれたのなら
この部屋を出る ひとかけらの勇気
この想いを伝える ほんの少しの勇気
窓の隙間から 暖かい木漏れ日が差し込んだ
光に誘われ 窓を少しだけ開けてみた
会いたい 一目君に会いたい
もし風になれるのなら すぐに君の元へと飛んでいくよ
喧騒の町並みに ひとりぼっち
寂しさに 押しつぶされそうだよ
道行く人は こんなにいるのに
僕の心には 大きな穴が開いている
孤独に耐えられなくて 気がつけば駆けていた
ただひたすらに あても無く駆けていた
雲の隙間から 暖かい日差しが僕を照らす
見上げた空には 大きな入道雲が広がっていた
会いたい 一目君に会いたい
もし風になれるのなら すぐに君の元へと飛んでいくよ
会いたい 一目君に会いたい
もし風になれたのなら この想いを届けに飛んでいくよ




