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幸福の花は静かに笑う  作者: 武尾 さぬき
第3章 友達
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◇ 間奏3 ◇

××日目




 今日は、この世界にやってきて初めて「魔法」をこの目で見た。その存在については幾度も耳にしていて、ここを異世界たらしめる最大の要因だった。だが、実際にこの目で見るまでは実感がわかなかった。




 「魔法闘技場」というところで、遠目ではあるが、人が使う魔法を目の当たりにした。私が暮らしていた現代日本のテレビゲームや映画で見るCGが、ガラスの板の境界をなくして、そこに存在しているようだった。


 「競技」として見ただけでも驚くのだから、自分の身近にいる人たちが魔法を使う姿を見たらその衝撃はどれほどのものだろうか。





 そういえば、もうひとつ異世界たらしめるものとして「魔物」の存在がある。こちらは名前こそ耳にするが、まだ実際には見ていない。「狂暴な野生動物の発展形」くらいの想像をしているのだが、果たしてこの先、目にすることはあるのだろうか。




 もっともこちらに関しては、目にしない方がいいのかもしれない。噂に聞く内容だと非常に危険な存在のようだ。




 私は自分を、山の中でツキノワグマに出くわすくらいで腰を抜かして動けなくなるようなレベルの人間、だと思っている。そんな私が魔物なんかに出くわせばどうなることか……。




 もし、いつか魔物を目にすることがあったなら改めてここに記すとしよう。

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