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弱気な放送作家VS勝気なフリーアナウンサー―宿命― 下巻

作者:弘田宜蒼
 鬱病が寛解していた放送作家の中山裕介(ユースケ)の疾病が、ある日を境に再発してしまった。無気力感と抑鬱症状に倦怠感が突如として襲って来るのである。
 妻の奥村真子は「今のままでは単なるギャラ泥棒。休職した方が良い」と提案する。勘考に勘考を重ねた裕介は納得し休職願を執筆し、所属事務所の<レッドマウンテン>の社長、陣内美貴に提出し、陣内は社長としての痛手を痛感しがらも所属作家の身体と精神を考慮し承諾した。
 だがレギュラー番組のプロデューサー達は理解を示してくれ、皆一応に「復帰まで待つ」との承諾を得る。そのおかげもあって裕介は暫し休職した後、徐々にではあるがリモートでの会議の参加、意見を出したり企画の提案が出来る「在宅ワーク」が行えるまでに回復して行くのだった。
 中には誠にありがたい事に「顔出し程度でも良い」と会議に復帰させてくれるプロデューサー、「無理強いはしない」と新番組にオファーしてくれるプロデューサーまでいてくれた。
 鬱症状に苦しみながらも自分の欣幸さを痛切する裕介ではあるが、果たして中山裕介という放送作家は鬱病を嘆いたり偏見を持たれたり軽侮したりする事もなく、自分が患った疾病を最後に笑い飛ばす事が出来るのであろうか――
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