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前編

 

 06:20


 リンリンリンリン......

 目覚まし時計の音だ。


「ん...... うるさい......」


 手を振って目覚まし時計のスイッチに叩き込む。

 それからゆっくりとベッドから離して、トイレに行くや歯を磨くなど寝起きのルーティンをした。

 そしてどんな服に着替えるのかを確認するために、スマホを開く。


「どれどれ............ 今日のスケジュールは化学体育英文英文数学数学フレックスタイム国文。 体育の授業があるので今日は体操服だね」


 ⋆ よくわかる解説:衣装 ⋆


 作者の国で体育の授業の前に制服から体操服に着替えることはしません。その代わりに、体育の授業があれば、その日で朝から体操服を着て登校します。毎週で二日体育の授業があるし、運動会とかの活動も時々あるので、制服で登校する頻度と体操服で登校する頻度は同じくらいと思います。


 ⋆ 解説は以上です ⋆


 体操服に着替えた後で、リビングに行って、そこにいる父さんに挨拶する。


「おはようございます」

「ああ」


 短い返事を受けて、私は腰を下ろして、ソファーに座る。


「母さんは?」

「10 分くらい前に朝食を買いに行った。すぐ帰るんだろう」


 父さんがそう言った直後、玄関からの声が聞こえた。


「朝ご飯だよ」


 そう言いながら、母さんがリビングに入って来て、黄色のM が描いているレジ袋を机の上に置く。

 どうやら今日の朝食はマクドナルドだ。

 私は立ち上げて、レジ袋から私の分を取り出して、バッグに入れる。

 必須なものを全て持っていることを確認してから、バッグを肩に掛けて、玄関の門の外に出る。

 そこにある靴を履いて、


「行ってきます」


 と声を出しながら、門を閉める。

 そして学校に目指して歩き出す。



 07:00


 やっと学校に辿り着いた。


「おはようございます」

「おはよう」


 校門の前に立っている先生と挨拶を交わしてから、自分の教室に行く。

 その途中で、後ろからクラスメイトのA 子とB 太郎くんの声が聞こえた。


「おっと、林さんじゃないか」

「おはようございます」


 振り返して見ると、呼び出しながら手を振っている彼らが後ろにいった。


「おはようございます」


 私は返事して、足を止めた。

 彼らもちょっと走り出して、私に追い付いた。

 そして一緒に歩きながら、私は気になるところを聞く。


「一緒に登校したの?」

「いや、偶にいつものバス停で出会った。校門の左の」

「あ、あたしも毎日そこで降りるので、そ、そんなに珍しいことではないと思います」

「それはそうだけど......」


 B 太郎くんは知らないのようだが、A 子は彼のことが好きのは周知の事実だと思う。

 つまり、A 子は先にバス停に到着してB 太郎を待っていたという可能性は高い。

 更に、過去のA 子は毎日06:50 くらいで既に教室にいる事実を含めて考えてみると、バス停で出会ったことは偶然ではないとも言えるんだろう。

 じゃ、ちょっとからかおう。


「やはり怪しいなー」

「え?何か?」

「な、なんでもないです」


 ここは彼女を無視しよう。


「それはー」

「林さん!!」


 泣きそうな顔をして、A 子が手でバツを作る。

 可愛いから、やめておく。


「いや、今考えたら、それは取るに足らない話です。ごめんね」

「まあ、別に良いけど......」


 それを聞いて、A 子は安心して息をつく。

 このようにやり取りをしている間に、私たちの二年B クラスの教室に辿り着いた。

 そして私たち三人はそれぞれの席に行って、着席する。

 私の席は教室の一番後ろにあって、席の傍に窓もある。これは人からちょっと離れている同時に自然に近いというとても快適な環境だと思う。

 この席を選べたのは良っかた。この席をずっと保有するために、これからも気を抜かずに頑張ろう。

 そのように感心しながら、バッグから小説と朝ご飯のバーガーを取り出して、のんびりな朝食時間を過ごした。


 ⋆ よくわかる解説:席選び ⋆


 作者の国で席を選ぶ方法が大体3 つあります。


 1. 身長や成績によって、担任の先生が手配する。身長が短いや成績が悪い生徒た

   ちが教室の前に配置されるのは一般的な状況だと思います。

 2. 何かの優先順位によって、生徒たちが自分の席を選ぶ。成績で優先順位を決め

   る状況が多いと思います。

 3. 籤引きで席を決める。要するに、運ゲーです。


 どの方法を採用するのは担任の先生次第です。本作の主人公の先生は方法2 を採用しますし、主人公の成績もとても良いので、皆が取りたい席を選ぶことができるようになったという話です。

 ちなみに作者の高校時代の先生が採用したのは3 つの方法を全部混ぜ合わせて作った、闇鍋みたいな方法です。


 ⋆ 解説は以上です ⋆



 07:25


「B クラスの皆!廊下に整列してください!」


 丁度食べ終わったタイミングで、学級委員長のC さんの声が聞こえた。


「えぇ?全校集会があるのか?火曜日なのに」


 B 太郎くんは嫌そうな顔をして、疑問を口に出した。

 確かに、全校集会が毎週水曜日に行われるのは一般的な状況だ。


「はい、そうです。明日は台風が来そうので」


 その疑問に対して、C さんは納得できる回答をした。

 それからしばらくして、私も含めてほぼ全員が廊下に列を作った。教室に残るのは3 人だけ。

 C さんはその1 人に対して、更に催促する。


「早く出て来て!うちのクラスが遅くなると先生は怒るよ!」

「しようがない、朝ご飯は集会の後で食べよう。 集会に遅刻するのは大嫌いだな、あの面倒な先生って」


 教室に来たばかりのD さんも席を外して、廊下の列に入る。


「検査に来る先生との対応は任せるよ、美化委員たち」

「はい!」

「了解~~」

「じゃ、皆、行きましょう」


 そして私たちはC さんのリードに従って出発した。


 ⋆ よくわかる解説:教室に残る美化委員 ⋆


 作者の国で、一部の学校に全校集会の期間で生活指導の先生たちは各教室の環境を検査する仕来りがあります。美化委員たちが集会に参加せずに教室に残るのは楽そうだが、もし不潔なところがあれば、彼らは先生の指示に従って掃除する義務があります。


 ⋆ 解説は以上です ⋆



 07:32


 ちょっと歩いて、陸上競技場に辿り着いた。

 今日の空は一点の雲もなく、日本晴れとも言えるんだろう。海で遊ぶには最適な天気かもしれないが、全校集会には最悪だ。


「暑いぃ......」

「しんどいぃ......」

「エアコンの神様、助けてください......」


 日光を数分間浴びた時点で、既に何人かのクラスメイトの嘆きが聞こえた。流石水無月の太陽、エネルギー満々だね。

 私も暑さに弱いので、集会が早く終わってほしい。

 あ、演台の上に立っている教官はマイクを取り出した。


「皆さんが静かになるまで、集会は始まりません」


 その言葉を聞いて、生徒たちががやがやしている声がだんだんなくなった。


「ご協力ありがとうございます」


 そう言って演台から下がった教官の替わりのように、校長先生が演台に登った。

 生徒たちを見渡してから、校長先生は頷いて傍にいる司会の女子生徒に指示を出す。

 そして司会は集会の始まりを宣告する。


「全校集会は開始します。 全員直立! 主席は位置について! 国歌を歌う!」


「「「♪ ~ ♪ ~ ♪ ~ 」」」


 国歌を歌い終わった直後に、国旗を掲げる儀式が始まった。


「国旗に礼!」


 司会の指示に従って、先生たちも含めて全員は右手を眉毛の横に置いて、国旗を凝視する。

 そして国旗を掲げる専用の音楽に合わせて、国旗がだんだん上がった。


 ♪ ~ ♪ ~ ♪ ~ 


 音楽が終わったタイミングで、国旗も旗竿の頂点に達した。

 そして皆は手を下ろして、視線を演台に戻る。


「それでは、校長先生、お願いします」


 校長先生は私たちを見渡して、挨拶を出す。


「生徒の皆さん、こんにちは」

「「「こん~にち~は~」」」


 校長先生は頷いて、話し続ける。


「ありがとうございます。この集会で先生が話したいことが三つあります。

 一つ目は熱中症について......

 二つ目は我が校のバスケットボールチームの設立について......

 三つ目は近くの公園で不審者がいる件について......」


 先生は大事な話をしているが......


(これで終わり?)

(んなわけないだろう)


 小声で喋ったクラスメイトたちは聞いていないようだ。


「......。 もう一つことがあります。それは......」


(ほら、絶対四つ目があると思った)

(先生の嘘つき、生徒たちの手本にならないぞ)


 教室に戻りたい生徒たちが校長先生のことを容赦なくディスった。

 先生は可哀想だけど、私も嘘をつくのは良くないと思うよ。


「......。 あ、言い忘れたことがあります。最近......」


(まだあるのかい!?)

(ムカつく)

(まあまあ、それは多分最後のことですから、もう少し我慢してね)


 C さんはイライラしているクラスメイトたちを宥めるように発言したが、


「......。 次は本当に最後のことです。明日は台風が来るため......」


(((............)))


 校長先生、敵軍と友軍を同時に撃沈した。

 酷すぎる。


「...... 皆さんも自分の健康に気を付けてください。 以上です。」


(やっと終わった)

(早く解散したい)


 皆の願いを聞いたように、教官は指示を出す。


「集会はここまでです。解散した後で、水分補給を忘れないでください。では、解散!」

「「「おお!」」」


 嬉しそうな声を出して、皆は教室に戻った。



 08:20


 ♪ ~ ♪ ~ ♪ ~


 しばらく休憩した後で、授業開始と宣告するチャイムの音が聞こえて、化学の先生が教室に入った。


「起立!気をつけ!礼!」

「「「よろしくお願いします」」」


 生徒全員がC さんの号令に従って、礼をする。


「はい、よろしく。 皆さん着席してください」


 先生からの返事を受け取って、腰を下ろす。


 ⋆ よくわかる解説:礼のやり方 ⋆


 作者の国で、一般的に言うと授業開始の礼をするのは私立高校の生徒のみ、公立高校の生徒では礼をしないと思います。

 礼をした後で、学級委員長が着席の指示を出す状況が少ないと思います。先生からの返事を受け取った後で座るのは普通の状況で、その返事は着席を指示する言葉を含めていない(「はい、よろしく」だけのような)の場合でも生徒たちが自動的に座る状況も多いと思います。


 ⋆ 解説は以上です ⋆


「さっきは全校集会なので、まだ朝ご飯を食べていない人がいれば、この授業で食べても大丈夫です」


 先生からの親切な言葉を聞いて、D さんはサンドイッチを食べ始めた。


「では、授業を始めます。」

 ·

 ·

 ·

 授業中

 ·

 ·

 ·

 ♪ ~ ♪ ~ ♪ ~


「もう休み時間か...... じゃ、今日の授業はここまで」

「「「ありがとうございました!」」」


 先生に礼を言ってから、教室は騒がしくなる。

 そして保健委員のE さんが声を出して次の授業の集合場所を公表する。


「今日の体育の授業は卓球です!卓球場に集合してください!」


 体育の授業なのに、男子たちがあまり嬉しくないのようだ。


「バスケットボールじゃないのか......」

「つまんねえ」


 彼らは大体バスケットボールとバレーボールが好きのはその原因であるんだろうね。

 でも、彼らと違って、私は卓球は素晴らしいスポーツと思う。体力にきつくないし、エアコンがある卓球場で約半時間だけやれば汗もほとんど出てこないから、私に最適だ。


「林さん~行きましょう~」

「はい~」


 友たちのF 子の誘いに応じて、彼女と共に卓球場に行く。



 09:15


 ♪ ~ ♪ ~ ♪ ~


 先生に礼をした後で、授業が始まった。

 そしていつものようにE さんの号令に従って準備運動をする。

 準備運動が終わってから、先生が指示を出す。


「では、怪我しないように、卓球をやりましょう」

「「「はい!」」」


 そしてC さんが声を掛けてくる。


「林さん、一緒に練習しません?」

「いいですよ」


 彼女の誘いを受けて、空いた台でフォア打ちを始めた。


「次の授業でテストがあるよね」

「英語ね。今回は単語なの?」

「そうよ、範囲はUnit 7 らしい」

 ·

 ·

 ·

 このように話をしながら、基本練習をした。


「じゃ、試合する?」

「うん。 よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

 ·

 ·

 ·

 試合中

 ·

 ·

 ·

「やっぱり負けだ。 ありがとうございました。」

「ありがとうございました」


 試合結果は2-0 で、私の勝ち。

 小学時代で私は卓球部の部員であったので、初心者のC さんに勝つのは予想できたことだ。

 それからしばらく休憩した後で、B 太郎くんからの挑戦を受け取って、ギリギリ2-1 で勝利した。

 その直後に授業が終わったので、教室に戻った。



 To be continued ............

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