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先生と私の恋愛事情  作者: 羽鳥藍那
中学編
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 うまく誤魔化せただろうか。

 とんだチキン野郎だと自分でも思うが、どうしても意識してしまって彼女に触れる事ができない。

 別にムラムラするとか抑えきれないとかでは無く、避けられたり嫌われるのではと思うと、どうしても躊躇してしまう。


 だから、彼女に振れたことは無かった。

 指導者としてどうかと思うが、手本を見せて真似させ、口で説明して切っ先を交えることで、何とかこれまで指導をしてきた。

 いや、指導らしきことを彼女が汲んで伸びてくれたんだろう。


 それなのに慕ってくれて、淡い思いまで抱かせてしまった。

 だからと言って、気安く触れて良いものではないと考えてしまう。彼女の気持ちが恋愛的なものなのか判断が付かないからだ。


 己をひた隠すことで近づく事を拒み、彼女の思いを利用して手放さないなどと、指導者としても失格なんだろうな。

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