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翹望

 

 ぎょうぼう【翹望】首をあげて望み待つこと。


 ふすまの匂いがカバーにしまう辞書の匂いと重なり、バカみたいに思えた。

 美しい言葉なんか言葉で、たとえ刺さっても自然と流れる血で抜けてしまうのに虚しさを覚え、腕を組んで見上げる。

 果たして自分が本当に死を望み、疲れから逃げたいのか。

 勉強は大変で、部屋の隅を照らす机のライトすら嫌気がさして嫌になる。

 それで、死にたいと口にしてから後ろにいる黒い影はいつ、無くなるのだろうか。


 「見上げたら」

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