花詩(ハナウタ)
僕等は花が咲く事だけを
知っているわけじゃない
花が枯れる事を知っている
種ができる事
芽がでる事を知っている
だから今を生きられる事を
楽しめる
綺麗事ばかりでは
生きていけない
君の普通は
僕にとっては異常
かもしれない
受け入れない理由なんて
無いのかもしれない
命なんて簡単なモノ
かもしれない
平穏な毎日で
笑顔でいられる理由
傷ついた記憶
引き摺る明日
気を抜いたら取り返しが
つかなくなるらしい
幸せな人生
笑えない時間
堕落の穴
忘れてた楽しかった事
人との思い出
答えの無い疑問
繰り返し それでも
僕等は花が咲く事だけを
知っているわけじゃない
花が枯れる事を知っている
種ができる事
芽がでる事を知っている
だから
今を生きる事を楽しめる
何の為に生きるかを
自分自身で決められるんだ
頑張れよって何だ
頑張る事が
決まってないんだ
形になるってまだ
思えないんだ
生きることはするよ
ただ 生きる事はするよ
ズレてしまった時間は
ここ数年を奪い去って
記憶として
頭に張り付かない
涙が流れない事に
心が涙したり
理由なく目元が
雨漏りしたり
わからないって叫んでは
心の1枚剥ぎ取って
ティッシュみたいに
クシャクシャに丸めて捨てた
僕等は花が咲く事だけを
知っているわけじゃない
花が枯れる事を知っている
種ができる事
芽がでる事を知っている
だから
今を生きる事を楽しめる
何を成すかを
自分自身で決められるんだ
どうせ忘れるなら
諦める事を忘れよう
どうせ泣くなら
心 温かくして泣こう
どうせ明日になるなら
今日の今を大切しよう
どうせやらなくては
いけないなら
誰かの為にやってみよう
僕等は花が咲く事だけを
知っているわけじゃない
花が枯れる事を知っている
種ができる事
芽がでる事を知っている
だから
今を生きられる事を楽しめる
何かできるだろうね
よくわからないモノとか
でも それで良いのかもしれない
僕等が常に
期待しているモノは
次々出てくる
よくわからないけれど
良い何かだろうから
今からでも
囲いの外で
考えてみようか
