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ほほえみデンタルクリニック、異世界で開業しました  作者: ポン吉
第3章『ほほえみデンタル、異世界の医療へ一歩』

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09.休日、それぞれの過ごし方

医療ギルドの建物は階段の先で広い面を据えている。

外壁には金属の線が整った間隔で続き、入口の両側には案内板が落ち着いた配置で掛けられていた。

三人の立つ位置からは、建物の高さと幅がゆっくり揃った形を見せる。


「真人さん。ここが医療ギルドです」


「国会議事堂みたいだね」


上部の窓は均等に並び、屋根の縁と一つの線を作っていた。


「本当に…」


直樹の視界には、外壁の広がりがまっすぐ伸びる形で収まっている。


「ここはいろいろがギルド本部があつまっているみたいですよ」


「各省庁がここにあつまっているんですね」


「まぁ、そうなるんかな?」


階段の下では、人影が一定の幅を保ちながら別の建物へ向かっていた。

石畳には踏まれた痕が細く並んでいる。


「この世界の医療基準についていろいろ教えてもらわないとね」


「せやね」


「メモは任せてください」


直樹の手元では紙束の角が整った形で光を返していた。




冒険者ギルドの内部は、掲示板が壁一面を覆っている。

依頼書が段ごとにまとめられ、金具の列が均等に続いていた。

受付窓口の前には短い列が伸び、大和と陽菜はその手前に立つ。


「冒険者の登録をさせてくださ~い」


「はいよ」


窓口の机には紙束が平らに置かれ、箱の中には未記入の紙が整った形で差し込まれている。


「意外にあっさり」


陽菜の視線は整えられた書類の端へ向けられていた。


「お前らデンタルクリニックの……」


受付の目は二人の服の位置に留まっている。


「あ、内覧会に来てくれた……」


大和の前には机の縁が一定の距離で広がっていた。


「冒険者にもなるのか?」


「この町の常識を学ぶためにもね」


陽菜の横では、別の影が掲示板の前で紙面を追っていた。


「ダンジョン攻略以外にも何でもするんでしょ?」


掲示板の下段には色ごとの札が規則的に並び、Fの文字がいくつも続いている。


「ま、冒険者ギルドなんて表向きで何でも屋だな。依頼があれば何でもするギルドだよ。そこのボードにランクに応じた依頼があるから、できそうなのあったらやってみな」


指し示された場所には、同じ大きさの札が列を作っていた。


「は~い」


「……Fランク……はぁ……いいわぁ…」


札の縁には擦れた跡が小さく残っている。


「ま、まずは街のゴミ拾いからだね」


「街の人たちと交流しながら情報収集は鉄則だね」


掲示板の中段には地図の断片のような紙が静かに留められていた。


「あとは……この街の食べ物とかな」


出入口の扉には木目が縦に伸び、その隙間から外光が細く差している。


「歯磨きの葉っぱとか気になる文化とかあるしね」




琴吹家の靴箱には数足だけが残り、空いた棚が広い面を見せている。

リビングの机には資料が重ねられ、紙の端が薄く浮いていた。

七脚の椅子が机に向かって揃えられている。


「みんなでかけちゃいましたね」


窓際の床には木目に沿った光が淡く伸びていた。


「暇だね」


つむぎの足元には畳んだ毛布がきれいな形で置かれている。


「……ステータスのこと色々調べとく?」


資料の紙束には触れられた跡として柔らかな湾曲が残っていた。


「あの時はあっけにとられすぎて調べれなかったもんね」


「んじゃ、クリニックの方行こうか」


椅子と机のあいだには細い影が並び、床の線がその影に沿って続いている。


「明日からまたいろいろと話し合いしないといけないとですからね」


資料の表紙は厚みを保ち、角に小さな丸みがあった。


「……この世界もそうですけど、このクリニックの事も知っておかないとですね」


玄関のほうには揃えて置かれた靴が一直線に向きをそろえていた。


七人の向かう廊下は玄関へまっすぐ伸び、板張りの線が静かに続いている。

机の上の資料の白は入口側の光を薄く返していた。

次章

第4章 『ほほえみデンタル、』は、

3月5日 17時より投稿を開始します。


どうぞ、お楽しみに。

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