表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
交換日記は異世界から ―教室に届いた異世界からのSOS―  作者: クサフグ侍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/44

後日談+

 あの日から数日が経った。

 街は変わらずざわめいていて、私たちの日常も表面上は元に戻っていた。彩花と学校に行き、岳人さんと千智さんは潤くんのことを警察や親御さんに引き渡して、大人たちがきちんと対応してくれたおかげで、私はほとんど騒ぎに巻き込まれることもなかった。

 けれど。胸の奥では、まだあの「扉の光」と「揺らぎ」の感覚がくっきり残っている。

 まるで夢だったみたいで、でも夢じゃない。


 自宅のベッドでスマホを開き、そこにまだある「日記アプリ」を眺める。消えもせず、アイコンは相変わらずそこにあった。

 無意識に指を伸ばしてタップする。だけど、不思議な日記アプリは反応を返さない。


「もう終わり、なんだよね。一区切り」


 そう呟きながら、でも胸の奥で小さなざわめきが起きる。


 一方その頃。


 夜、静かな部屋で健一は、自分のスマホを手に取った。画面には、葵との交換日記アプリがそのまま残っている。もう役割を終えたはずの日記アプリを眺めながら、自然と胸の奥に温かなものが広がっていった。

 これで一区切り。物語はひとまず幕を下ろす。


 だが、すべてが終わったわけではない。

 健一はふと手元に不思議な石へと目を落とした。ヴァル爺さんから託された御守り。その感触に意識を集中した瞬間、かすかに空気が震え、指先に真法の流れが宿るのを感じた。


 異世界で培った力は、現代に戻っても失われてはいなかった。

 そして、この石が次なる扉を開く鍵になる。その予感だけが、確かに胸の奥で灯っていた。

 無理をしない程度に体力作り。真法への理解を深めよう。そう決心した。


 ヴァル爺さんから渡された御守りの石がふいにかすかな光を放った。

 その瞬間、アプリの画面がほんのわずかにノイズを走らせる。

 けれど健一はまだ気づかずに、眠りにつこうとしていた。


 日常が戻ったように見えて、どこかに波紋は残っている。

 こうして、異世界からの帰還をめぐる騒動はひとまず落ち着いた。

 だが新しい物語は、すぐそこに潜んでいる。




 とある高校の教室。部活の部室として使われてる部屋で、少年は見慣れないアプリを見つける。

 怪しんだ少年はアプリに触れず、まずアプリの正体を探る事にした。





 東京に無数にあるオフィスの一つ、ある事件を調べている男が居る。


「やはり、これはアタリだな。実際に確かめるか」


 そう独白すると、男は不安と希望が混じった複雑な表情を浮かべた。




 日常は薄皮一枚で非日常になる。当たり前は当たり前ではなく、幾重の物語が絡み合う。



続編投稿開始しました!宜しくお願いします。

(10/21 追記)


最後まで読んで貰えて、とても嬉しいです!

お知らせと告知が活動報告にあります。

ご確認宜しくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

★やブックマーク、感想などで応援いただけると、とても嬉しいです。次の更新もがんばれます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ