第26話
7月25日、水曜日。夏休み二日目、朝!
昨日、中華屋で皆とガッツリ話して、健一さんを助けるチームで頑張った!
千智さんの勢い、彩花の冷静な頭脳、岳人さんのどっしり感、最高のメンバーだよ!
手分けして調べものできるし、相談もバッチリ。一人じゃ絶対無理なことも、何倍も前進できる気がする!
でも、スマホつかんで日記アプリ開いた瞬間、心臓がドキッ!
え、うそ、健一さんの日記、来てない!?
いつも朝に届いてるのに、新しいメモがない!
これ、初めてだ…。
毎日、健一さんの日記、ちゃんと来てたのに!わたし、めっちゃ動揺。
時差が変わった?アプリがバグった?
それとも…考えたくないけど、健一さんに何かあった!?
胸がギュッて締め付けられる。健一さん、大丈夫だよね?
慌ててLINEのグループ開いて、皆んなにメッセージ。
「やばい、健一さんの日記、今日来てない! いつも朝に来るのに! 時差? アプリ? それとも…健一さん、なんかあった!?」
すぐに彩花から返信。
「え、ほんと? 落ち着いて、葵。とりあえず、今日、会って話そう」
千智さんも、すぐ反応。
「心配だけど、すぐ結論出さないで、まず
調べよう!」
岳人さんはからも来た。
「健一、心配だな。俺も気になる事見つけたので、人に会ってくる。夜、LINEで報告する」
岳人さん、なんか忙しそう。誰に会うんだろ?
でも、みんなの反応、めっちゃ心強い。動揺してたけど、仲間がいるから、ちょっと落ち着いた。
よし、今日も彩花達と相談だ!
家出て、いつもの駅とは別の、ちょっと栄えた街へ。
今日はファーストフード店で集合。連日お店行くから、お小遣いピンチだけど、健一さんのこと考えたら、そんなのどうでもいい!
ファーストフード、賑やかだけど、話しやすい雰囲気。
わたし、早めに着いて、チーズバーガーとコーラ頼んで席キープ。
彩花がすぐに到着。
「葵、めっちゃ早いじゃん! 日記、まだ来てない?」
「うん、ほんと! いつも朝にバッチリ届くのに、今日はまだなの。めっちゃ心配…」
彩花、ちょっと難しい顔。
「時差が変わった可能性はあるよね。アプリの調子悪いとか? でも、健一さんが何か…って考えると、怖いね」
そこに、千智さんがポニーテイル揺らして登場。
「よっ、葵ちゃん、彩花ちゃん! ごめ、ちょっと遅れた! 日記、まだ来ない?」
「うん、来ない。千智さん、どうしよう?」
「うーん、焦っても仕方ないよ。とりあえず、様子見つつ、調べもの進める? 大学の図書館、めっちゃ資料あるから、行ってみない?」
千智さん、動揺せず出来る事をやろうって。ちょっと落ち着いた。
「行く! 図書館、なんかスゴそう! 伝承とか神隠しの話、ヒントありそう!」
彩花も頷く。
「いいね。ネットだけじゃ出てこない話、あるかも。健一さんのこと、心配だけど、動けることやろう」
千智さんの案内で、電車で大学へ。千智さん、運転できるけど、今日は電車が楽って。
大学、めっちゃ広くて、なんか大人な雰囲気!
千智さんがキャンパス案内しながら、ニコニコ話す。
「うちの大学、図書館が自慢なんだ。古い本から最新の論文まで、なんでも揃ってるよ。伝承とか、マイナーな話も結構ある!」
わたし、テンション上がる。
「やば、めっちゃ楽しみ! 健一さんの白竜とか、月二つ、なんかヒントないかな?」
彩花、タブレット持って言う。
「神隠しとか、異世界っぽい話、専門書なら詳しいのありそう。ネットだと限界あるもんね」
図書館着いたら、めっちゃデカい!
本棚が天井までズラッと並んで、静かな空気がなんか厳か。
千智さんが司書さんに話して、伝承や民話のコーナーに案内してもらった。「日本の神隠し」「山岳伝承」「異世界モチーフの神話」って本、ドサッと持ってきた。
わたしと彩花、目キラキラでページめくり始めた。
専門書、ネットと全然違う!
山で消えた人の話や、謎の場所に飛ばされた伝説、めっちゃ多い。「天狗に連れられた」とか「神の国に呼ばれた」って話、なんか健一さんの状況と似てる!
わたし、興奮して彩花に話す。
「ね、これ、健一さんの『白竜の庭』っぽくない? 山脈とか、平原とか!」
彩花、冷静にうなずく。
「うん、似てるけど、月二つは出てこないね。白竜も、神話だと龍だけど、ちょっと違うかな」
千智さんが別の本見ながら言う。
「ほら、ここ! 古い民話で、『別の世界に連れてかれた人は、戻ると時間がズレてる』って話! 健一さんの時差、関係あるかも!」
わたし、ノートにガシガシメモ。神隠し、異世界、時差…ヒントいっぱい!
でも、健一さんの日記が来ないの、頭から離れない。
「健一さん、大丈夫かな…。日記、なんで来ないんだろ?」
遅れて来てないか、何度もアプリを確認してしまう。彩花が肩ポンってして、言う。
「葵、落ち着いて。時差ズレたか、アプリの不調かもしれない。健一さん、魚捕って元気だったんだから、すぐ悪いこと考えないで」
千智さんもニコッと。
「そそ! 健一おじさん、タフだから! 様子見つつ、調べものガンガン進めよう!」
夕方まで図書館で調べもの。頭パンパンだけど、なんかワクワク!
夕方、図書館出て、電車で帰宅。家に着いて、ベッドに寝っ転がった。
健一さんの日記、とうとう今日来なかったの、めっちゃ心配。
でも、彩花、千智さんの言葉でちょっと落ち着いた。
チームで動けて、ほんと心強い!
日記アプリ開いたけど、やっぱり新しいメモなし。
LINEの通知がピコン!岳人さんからだ!
岳人:お疲れ、みんな。調べもの、どうだった? 俺、今日、健一のことで人に会ってきた。ビックリする話だ。葵ちゃんと同じ、日記アプリがある子がいるぞ。
わたし、スマホ落としそうになった。え、うそ、なに!? 同じアプリ!?
葵:え、岳人さん、うそ、ほんと!? どんな子!? 日記アプリ、わたし以外にも!?
彩花:まじ!? やばい、めっちゃ気になる! どんな状況!?
千智:お父さん、なになに!? 葵ちゃんと同じって、ガチで!? 詳しく教えて!
岳人:落ち着け、みんな。話、長くなるから、明日、合流した時にガッツリ説明する。ざっくり言うと、健一と同じ行方不明事件とか、神隠し、謎のアプリで調べてたら、ふと「葵ちゃんと同じ状況のやつ、いねえかな」って思って当たってみた。そしたら、いた。高校生の女の子。葵ちゃんと同じで、スマホに謎の日記アプリ出てきて、知らねえ人の日記読んでたって。
葵:うわ、めっちゃびっくり! その子、誰とやりとりしてたの? 健一さん!?
岳人:いや、健一じゃねえ。別の誰か。けど、葵ちゃんとの違いは、そいつ、読むだけで返事書いてなかったらしい。で、その子のとこも日記が来なくなったって。
彩花:え、来なくなった? 葵の今日みたいに? なんか…不気味。関連ある?
千智:怖っ! でも、めっちゃ気になる! その子、健一おじさんと同じ状況の人と繋がってたってこと? 明日、絶対詳しく聞きたい!
葵:ほんと、やばい! 健一さんの日記、来なかったの、関係あるのかな? 岳人さん、その子、会える!?
岳人:会うのはまだだ。話聞いて、状況整理したかったから、まずお前らに共有した。明日、詳しく話す。図書館の調べもの、進捗も教えてくれよ。
彩花:了解! 今日、伝承いっぱいメモった。神隠し、時間ズレの話、健一さんの状況と似てるかも。
千智:私も! 大学の資料、めっちゃ面白い話あったよ。明日、持ってく!
葵:わたし、健一さんの日記、来なかったの、めっちゃ心配…。でも、別の子も同じアプリって、なんかヒントになりそう! 岳人さん、ありがとう!
岳人:おう、焦らずやろう。健一、絶対助けるぞ。夜遅え、寝ろよ。
LINE閉じて、頭ぐるぐる。
別の子にも日記アプリ!? しかも、読むだけで返事書いてなくて、日記止まったって…。
健一さんの日記、来なかったの、関係ある?
『今日、日記が来ていません。健一さん大丈夫ですか?何かありましたか?これ、明後日に届くのってもどかしい!みんな心配してました。無事を祈ります。こちらでは二人目の日記アプリの所有者を岳人さんが見つけました。この人の相手も健一さんと同じ世界にいるのかな?詳しい話は明日だそうです』
保存を押してアプリを閉じる。明日は健一さんから日記来るだろうか?
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