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交換日記は異世界から ―教室に届いた異世界からのSOS―  作者: クサフグ侍


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第13話

 7月21日、朝。目が覚めて、すぐスマホつかんだ。もう六日目。あの白いノートにペンのマークついた、超変な日記アプリ、頭から離れない。

 昨日、健一さんから五つ目の日記来て、「東京にいるんだね」「頼りにしてる」って、めっちゃ胸がギュッてなった。

 わたしのことちゃんと気づいてくれてる! でも、食べ物やばい状況で、マジで助けたいけど、どうすりゃいいんだ?

 スマホ、いつも通りサクサク。なのに、この日記アプリだけ、なんか別世界。

 ベッドでロック解除して、ドキドキしながらアプリ開いた。六回目の日記、来てるかな? そしたら、来てる!新しいメモ!


『魚罠の作り方ありがとう。作ってみる。槍は作ってみた。髭を剃れないのが悩み。そして、この土地の守護者を名乗る老人に出会った! この高原は白竜の庭らしい。あの白い生き物は白竜なのか。色々と道具や食料も貰えて、帰る方法はわからないが考えてみると言ってくれた。希望が見えた』


 うわ、うそ、白竜!? 守護者!? なにそれ、めっちゃヤバい! 心臓バクバク。

 健一さん、わたしの「小枝でカゴ罠」「真っ直ぐな枝でヤリ」ってアドバイス、ちゃんと試してる!

 しかも、老人に出会ったって! 白竜の庭? あの白い生物、ドラゴンなの?

 マジで異世界じゃん! 道具や食料もらえたって、めっちゃ進展!

 希望が見えたって、健一さん、ちょっと元気出たっぽい。胸がジーンってなる。

 けど、髭を剃れないって。髭剃りだっけ?

 無い場合、どうするんだろ。

 守護者って老人、帰る方法考えてくれるって、頼もしいけど、どんな人?

 白竜も、めっちゃ気になる!

 情報増えたけど、頭整理しきれねえ。白竜って、ガチでドラゴン? 映画とかの?

 老人に会えたなら、食べ物問題、ちょっとマシ?

 わたしも、もっと役立つこと伝えなきゃ。

 魚罠やヤリのアドバイス、ちゃんと役立つといいな。

 守護者の老人、めっちゃ気になる。どんな人? 白竜、ほんとにドラゴン? 進展っぽいけど、まだわかんないこと多すぎ。

 ノート出して、日記書き出した。佐藤健一、50歳、湖、草原、山脈、小屋、木の家具、鉄の破片、魚、動物危険、白い生物=白竜、守護者の老人、道具と食料、帰る方法わからない、希望見えた。

 老人から食料もらえたなら、しばらく生き延びられる?

 入力欄タップ。キーボード出た!でも、急いで書くより、ちゃんと考える。

 健一さん、老人に会えたのはデカい。魚罠、うまくいくかな? 白竜、めっちゃ気になる。

 今日は土曜で午後は時間ある。学校から帰って、じっくり返事考えるか。

 学校行く準備しながら、頭ぐるぐる。健一さん、わたしの日記読んで、魚罠作ってる。ヤリも作ったって、めっちゃ行動力!

 守護者の老人、どんな人? 帰る方法、ほんとに考えてくれる? 白竜、ドラゴンなら、めっちゃ怖いけど、なんかカッコいい。進展って思っていいよね?


 バス停で彩花と待ち合わせ。朝、ちょっと肌寒くて、二人でジャケット羽織りながら歩いてた。彩花、わたしのスマホいじってるの見て、急に目細めた。


「葵、最近、めっちゃスマホ見てない? なんか挙動不審。推しの新曲でもないよね? ほんと、なんか隠してるでしょ?」


 う、彩花、ガチ鋭い! 心臓ドキッてした。わたし、慌てて笑って誤魔化した。


「え、ないないって! ただ、スマホのアプリが変で、ちょっとハマっちゃって…推しじゃないよ!」


 彩花、腕組んで、めっちゃ探る顔。


「ふーん、変なアプリね。どんなの? ゲーム? それとも、なんかヤバい系の? 葵、絶対なんかあるじゃん。親友だろ? 隠すのやめなよ。気になるんだけど!」


 マジで問い詰められてる! 彩花、めっちゃ本気。

 わたし、ちょっと焦ったけど、ここで誤魔化しても、また突っ込まれそう。

 健一さんのこと、話すべき? こんな話、信じてもらえるか超不安。

 でも、彩花、親友だし、相談できたら心強い。思い切って、切り出した。


「う、うん、実はさ、ほんとに変な話なんだけど、放課後、ちょっと時間もらえる? 二人で話したい。マジで、頭整理したいんだよね。」


彩花、目キラッてさせる。


「お、ついに話してくれる? よし、放課後、カフェでガッツリ聞くよ! 土曜で時間はあるんだ。絶対面白い話でしょ? 楽しみ!」


わたし、思わず苦笑い。


「うん、でも、笑わないでね」


 やば、約束しちゃった。彩花、信じてくれるかな?

 学校着いて、授業中も頭ん中、健一さんのこと。国語のノートに「白竜」「守護者」「魚罠」って書いた。

 健一さん、小屋で魚罠作ってるのかな? 老人、どんな人? 白竜、ほんとにドラゴン? 進展っぽいけど、帰る方法見つけないと。

 わたし、もっと役立つこと伝えなきゃ。彩花との相談、めっちゃドキドキ。信じてもらえるかな?

 昼休み、図書室でスマホ開いた。新しい日記、まだ。入力欄、グレーアウトしてない。よし、帰ってから書こう。

 魚罠、ちゃんと作れたかな? 守護者の老人、帰る方法のヒントくれるといいな。

 放課後の彩花との話、めっちゃ緊張するけど、なんか、ちょっと楽しみかも。


最後まで読んでくれて感謝します!

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