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奴隷の女の子、解放

「おっさん!女の子を買いに来たぞ!」

「なんだと?この短期間で100万ゴルド集めたのか!?」

ギルドでは俺を見てざわつく声が聞こえる

「ああ!奴隷の女の子を買いに来た!これで解放してやってくれ!」

「わかった、ほら、とっとといっちまえ!」

おっさんが首輪の鍵を外す

「ありがとうございます!このエリシア、誠心誠意これからご主人様に仕えさせていただきます!」

「待った!君は自由になっていいんだよ、もう誰にも従う必要はないんだ」

「そういうわけには行きません!このエリシア、ご主人様に捨てられてしまうわけには!」

「捨てられるって人聞きが悪いな!わかったよ!捨てないから!」

この子は俺についてきたいらしい、嬉しいことではあるが、せっかく自由になれたのにいいのか...?

「そこのあなた」

「はいなんでしょう?」

見ると銀の甲冑を着た女騎士が俺に声をかけてきていた

「ワイバーンを倒したんですってね、よほどの手練れと見たわ、うちのギルドに入りなさい」

「ギルド?」

「ええ、私たちのギルド、白銀の翼にね」

「すげぇ、エルザさんからの直々の誘いだぞ!」

「あいつ羨ましいなぁ...」

など口々に周りがざわめき出す

「待ってくれ、俺はそのギルド?とやらに入るつもりはない、一人でのんびりやりたいんだ、ノルマがありそうなところにはできるだけ入りたくない」

「あら、そう、気が変わったら言ってちょうだい、いつでも歓迎するわ」

「あいつエルザさんの勧誘を蹴りやがった...!なんて野郎だ!」

「お黙りなさい!私は彼の自由意志を尊重するわ、あなたたちも私を敵に回したくはないでしょう、彼に何かしようとは思わないことね」 

ざわめきが静まり返った、エルザさんが根回ししてくれたおかげで助かったようだ

「ありがとな、エルザさん、助かったよ」

「ええ、また会いましょう、新進気鋭のニュービーさん」

「ご主人」

「ん?」

「ご主人はすごい人です、私を助けてくれて、あの白銀の翼の勧誘をまさか断るなんてことさえして、堂々と居られるんですから、ご主人はどうしてそんなに強いのですか?」

「俺がどうしてこんなに強いか、か...ズルみたいなもんだよ!あはは!」

俺はそう言ってエリシアの頭をくしゃくしゃと撫でる

「おっとわるい、気を悪くしたか?」

「いえ、全然...ご主人に頭を撫でられるの、気持ちいいです...」

「そうか!良かったな!」

「じゃあ今日はちゃんとした宿にでも泊まるか!馬小屋で寝てたし!100万ゴルドぴったりもらったわけじゃなくあれの余りがあるからちゃんとした宿に泊まれるぞエリシア〜!やったな!」

「はい!うれしいです!ご主人!」

俺は宿屋のおばちゃんにチェックインをお願いして部屋を2つ取ってもらった、エリシアは宿代の節約のためと言って一つの部屋にしないのが不服そうだったがお金はあるし大丈夫だと言ったらむくれていた、なんでだろう?

ともあれ、女の子を助けることができた!今日の異世界ライフは充実したものとなったな!俺は宿で眠りについた


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