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転生!

俺はトラックに轢かれそうになっていた子供を助けたら身代わりに死んでしまって転生した男、神崎竜馬。

異世界に転生することができるということで女神に説明を受けている。

「あなたは死にました、よってこのまま天国に行くか、人生を0からやり直すか、異世界に転生するかを選ばせてあげましょう」

「面白そうだから転生させてくれ!」

俺が転生するのは剣と魔法の国、アースランドらしい。魔獣やら魔物やらが蔓延っている世界で戦力が足りないからチートを与えて転生者を送り込んでいるということだそうだ。

「それでは転生する際に今のあなたのスペックから魔法適性を望むように振りなおさせてあげましょう、火、水、雷、などいろいろありますがどうなさいますか?」

「1番応用性のきく技能はどれか教えてほしい」

「応用となると難しいですね、回復も攻撃もできる水属性魔法などでしょうか」

いや、もっと魔法の根幹にあたる技能があるはず、俺は閃いた

「魔力操作自体の適性を上げることはできますか!」

「魔力操作自体の適性...ですか。過去にそれを願った転生者はいましたが振り分けたといっても他の属性ありきのもの、それ単体で願われることはありませんでしたし、前例がありませんが...」

「いいや、極めたら絶対うまくいくはずだ、俺はこれに賭ける!」 

「わかりました。では神崎竜馬様の適性技能を魔力操作に全振りさせていただきます。あとはあの世界で冒険者として働いて路銀を稼いでください、転生特典のある神崎様ならできるはずです。」

「わかった!ありがとな!女神さん!」

「いえ、あなたの2度目の人生がが良いものになることを願っております、それでは」

俺は魔法陣に乗って異世界に飛ばされた。


「くーーーー、天気がいい!絶好の散歩日和だな!」

異世界転生した訳だが、平原に飛ばされた。

雲一つない青空で天気もいい、最高の気分だ。

「じゃーいっちょ冒険者生活やったりますかー!!!!」

と、俺は冒険者ギルドへ向かったのだった。

「冒険者ギルドへようこそ!見かけない方ですね、冒険者登録ですか?」

「はい!冒険者登録をお願いします!」

「そうですか、では冒険者登録の手数料はお持ちになっておりますか?」

俺は労働することになった。


一日単発の仕事をして日雇い労働者達と雑談をしたところ、魔力の使い方を教えてもらった。へその上に意識を集中させてはじめは探るのだとか。探ってみると莫大な魔力が眠っていそうな感じがしたのでうれしくなった。俺の転生特典はしっかり発揮されているのだ。

働いてくたくたになった後は安い宿に泊まるお金もなかったため馬小屋を貸してもらって眠った。

その次の日


「ようこそ冒険者ギルドへ、冒険者登録に来られたのですか?」

「はいそうです!しっかり登録金稼いできました!」

「登録金、確かに頂きました。それではこの水晶に魔力をできる限り、思いっきり流してください!」

「思いっきりですね、わかりました!」

俺は言われた通り思いっきり魔力を流してみる、すると水晶玉は粉々に砕け散ってしまった!

「すごい魔力!測定不能です!」

「あ、でもこれって俺の能力とかわからないやつですよね」 

「はい、そうなりますね...この水晶では測定不能となるとギルドカードの能力欄も不明とせざるを得ないかもしれません」

「ちょっと待った!そんなことはないぞ」

「あなたは!鑑定眼のユニークスキル保持者のロッテンさん!」

「わしがおぬしの能力をみてやろう、鑑定!むむむ...!?」

「どういうことじゃ、魔力操作SSS、魔力伝導率SSSと書かれておる!魔力伝導率は本来人間だれしもが軽重あれども持っているものじゃがSSSとは初めてみたぞ、魔力攻撃無効のスライムがSなところをみるにお前さんは魔力の干渉を受け付けないことになるな」

「そうなんですか!?」

実質魔力無効ってことか、やっぱり俺の選んだスキルに間違いはなかった!俺は賭けに勝ったんだ!

「あとそれだけの魔力操作があれば身体強化の魔法だけでも不眠不休で戦うことができるじゃろう、こいつは冒険者になるべくしてきた逸材じゃぞい。」

「ありがとうございます!ロッテンさん!俺、冒険者として頑張ります!ところで身体強化の魔法ってどうやるのかおしえていただけませんか?」

「ふぉっふぉっふぉっ、身体強化の魔法はの、こうやるんじゃよ!」

そう言うとロッテンさんの体の筋肉が膨張してムキムキになった、身体強化の魔法ってあんな目に見えて変わるものなんだ...

「す、すごいですね!」

「おぬし若干引いとらんか?これは見せ筋にまで魔力を通しとるから無駄が多いのでの、本来はこうならずにすむぞい」

「じゃあはじめからやってくださいよ...」

「風情がわからん小僧じゃの...身体強化の魔法は体の筋肉に魔力を通して体の中で循環させるイメージをすればできる、やってみるといいぞい」

「はい、やってみます!」

俺は言われた通り体の筋肉に魔力を通して体の中で循環させてみた、すると周りに旋風が巻き起こった!

「すみません竜馬さんやめてください!ギルドの書類が飛んでしまいます!」

「あ、すみません!」

「どうやら魔力循環の効率が良すぎて周りにまで影響を与えてしまうほどのオーラが出てしまったようじゃの、若いものは元気でいいわい」

「こんなことはなかなかないですよ、竜馬さん!あなたはきっとすごい冒険者になれますね!」

「ありがとうございます!受付嬢さん、ロッテンさん!」

俺の冒険者人生がこれから始まるんだ!

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