幻想郷カタルシス第十二話 「ループ・ザ・ループ」
幻想郷カタルシス第十二話 「ループ・ザ・ループ」
その ”瞬間” 鋼鉄の鞭のようなものが俺の心臓を貫通していた。
まだ...やり残したことがあるのに.......だめだ...意識...が.......................
フォルテ「あっけなかったね〜!僕たちの計画を邪魔していたらしいけど...弱くない?
よくそんな実力で抗おうとおもったね〜!もう幻想郷はおわりだよ~」
傷口から血液が大量にあふれだし、俺の意識が朦朧とし、ついに意識がなくなった。
ストーム「あ...?死んだのか...?」
レイヴァ「死んだけど...本当に死んだ?詰んだ?」
ストーム「はぁ...何回も挑戦できると思うなよ...?」
レイヴァ「............ごめん」
ストーム「お前なぁ...まったく...この能力がないと無理なのか...」
レイヴァ「この能力?」
ストーム「お前の秘められた “4個目の能力” だ。ただし扱いには気をつけろ...」
レイヴァ「3個目の能力じゃないのか。了解。」
ストーム「今回は手伝わなくてもいいか?できれば寝ときてぇ。」
レイヴァ「え?冗談で言ったつもりだったんだけど本当に手伝ってくれてたの?」
ストーム「お前俺の苦労を冗談で片づけてたのか...?さとり戦の時だって協力したぜ...」
レイヴァ「なんかやってたんだ...ごめん。説明頼める?」
ストーム「俺の人格を出す割合でお前の強さが変わるんだぜ。俺の方が強いからなぁ。」
レイヴァ「なるほどなぁ...それだけっすか?」
ストーム「あと、コピー能力には限度がある。まだ二段階までしか解放されていない。」
レイヴァ「つまり?」
ストーム「視線を超えろ。強い能力を発動したければな。」
人格融合50% 死滅回生 取得完了。
「新能力『亡命で狂化する程度の能力』獲得。」
能力『亡命で狂化する程度の能力』
生命活動に問題がでる攻撃を受けたときに自動的に発動する能力。
この能力は本気で相手と戦った時にしか発動しないため能力に頼り、戦闘していると死ぬ。
発動時、即座に体が再生し、身体能力や判断力などのすべての能力を極限まで上げる。
発動後、代償として体が制御できなくなり暴走してしまう。暴走後、身体能力が低下する。
暴走時、相手への愛情がよほどない限り敵味方関係なく攻撃してしまう。
この能力がある限り、不死身である。説明は以上。
新しい能力を獲得し目覚めると、目の前で敵の二人が会話をしている。
フォルテ 「まさかこんなにあっさり行くなんてなぁ~」
エンドレス「これで新たな異変が最終形態に入る。全面戦争と行こうか!」
僕はエンドレスと会話していた。レイヴァとか言うやつ...聞いてたより弱かった。
フランドールとさとりを異形化させた時、すぐにやられたけどあれはレイヴァの仕業
ではなかったのかな?まあいい。本部に戻ってみんなに報告しないとなぁ~
フォルテ「..........!?!?!?」
なにかとてつもない気配が僕を襲った。体が動かない。
レイヴァ「お前らはここで殺す...絶対に...」
フォルテ「!?!?」
僕は後ろから聞こえた死んだはずのレイヴァの声に反応し即座にその方向を向いた。
だがしかし、そこには誰もいなかった。幻聴か?だってレイヴァは殺したはず...
そう思い込みレイヴァの死体の場所を見るが、そこには誰もいなかった。
まさかレイヴァを仕留め損ねたのか...!?エンドレスに報告を...
僕は感覚を研ぎ澄まし、レイヴァの位置を確認を確認しようとした。
しかしそのレイヴァの動きは先ほどの比にならないくらい俊敏で、察知できない。
レイヴァ「終わりだ...」
また声が聞こえる。どこにいる!?剣を振り回してもあたる感触がない。
音を頼りにレイヴァの位置を確認していると僕の剣に何かが当たり、金属音が周りに響く。
それと同時に僕の全身に激痛が走る。
フォルテ「くそが!いいかげんにしろ!」
そのあとに、何かを切り刻むような音が聞こえる。間違いなくレイヴァの仕業だろう。
不思議なのは僕の体についた傷と切り刻む音の回数が一致していることだ。
あいつ...まさか...音速以上で動いてやがる...!?僕は後悔した。やべぇのを敵に回した。
レイヴァ「よえぇなお前。イキってたくせに。ほんとに終わるぞ?」
なんなんだよ...斬撃と音が遅れて聞こえる。これがいわゆる “地獄” ってやつか。
フォルテ「がはっ.........なんだ!?」
僕は首元に激痛が走った。そして僕の視界は世界が反転して見えた。
なぜ...?奴の魔法か...?もしかして...首を切られた...!?僕は死んだ...?
レイヴァ「はいはい一体目おしまい!本命はお前だぜエンドレス...」
心境は俺に代わり、今からエンドレスを殺すところだ。
俺の体はとてつもなく軽い。さすがストームが開放してなかっただけあるな。
エンドレスは状況を理解できていなかった。さっきフォルテを殺したのはわずか
10秒のことであり、無理もない。奴にはとんでもない絶望を与えないといけない。
大切な人に傷をつけてしまった罰だ。非常に罪深きことである。
さっきのように一瞬で殺してしまっては絶望を与えることはできない。
できるだけ痛めつけて殺そうと思う。執念の力をなめるなよ。
俺は先ほどまで使っていた最高硬度を誇るサーベルでエンドレスに襲い掛かる。
しかしエンドレスは俺のサーベルに魔法をかけ、俺がエンドレスに近づいたルートを
逆に移動する。おそらく今の技でサーベルの時間を巻き戻したのだろう。
エンドレスっつっても時間を操るだけなのか?なら...
俺はいい案を思いつき、サーベルがフォルテの死体の近くに移動したところで
サーベルに魔法をかける。仕上げは “あれ” でいこうかな...
「 ”停止 クロックストップ” 」
俺は厄介な「 ”∞ エンドレス” 」を無効化するためにある策を実行する。
そのために俺は能力合成を発動する。
『 “破壊” ⁺ ”空間干渉” ⁺ ”次元移動” ⁺ ”封印鎖” !!』
俺がそう唱えると空間は破壊され、エンドレスに鎖が巻きつけられる。
エンドレス「なんだ...これは...能力が...使えない!?」
レイヴァ 「俺、気づいたんだ。さっきの戦闘前にフォルテが言ってた
『エンドレスを倒さない限りこの空間は永遠に解かれない』って
お前の能力が空間に作用しているからではないのか?
じゃあその空間ごと破壊すれば能力は無効化できるってわけ。」
技も使えず身動きも取れなかったらあとは一方的にこっちが痛めつけるだけだ。
俺はエンドレスの周りに大量のサーベルを生成し、死なない程度にエンドレスに
向け、飛ばす。すべて直撃したが、臓器をうまいこと避けていた。
あとは......俺は空間を元に戻し、ボロボロのエンドレスを、フォルテの死体の場所に
投げ飛ばす。そして、さっき時間を停止したサーベルの魔法を解く。
魔法はあくまでも自分で付与したものしか解除できないので、エンドレスはそのままだ。
するとどうなるだろうか?俺はさっき、音速を軽々と超えた速度でフォルテを切りつけた。
つまり、フォルテを切りつけた場所までサ-ベルが戻った時、サーベルは音速以上の
速度で動くことになる。それに当たればひとたまりもないだろう。
俺はフォルテを切りつけた場所にエンドレスを放置し、サーベルの斬撃を待つ。
自分の仲間のせいでボロボロになり、自分の能力のせいで自分が死ぬ。
非情に気味がいい。これが最大限の絶望だ。そろそろ時間だ。
エンドレスは必死に命乞いをしているが、それをもちろん無視する。
来た。その瞬間、超高速でサーベルが回転し、エンドレスを切りつける。
もうじき奴は死ぬだろう。そろそろみんなを元の位置に戻そうか...?
~~~異形軍のアジト~~~
???「『九段 「∞」のエンドレス』の生体反応が消えた...!?殺されたのか...!?」
エンドレスのいた場所はしたいすらも切り刻まれており、血痕しか残っていなかった。
戦闘が終わった。俺は安全なところに飛ばしたみんなをテレポートで戻す。
しかし技が発動できなかった。え...?体が...勝手に...!?
なにかとてつもない反応の赤黒い霧が俺をまっている。
まさか...これが暴走!?体の制御が効かない...やべぇ...
そんなことを考えていると、俺に “二つの反応” が近づいてきた。
???「はぁ...とんでもないことになってるわね...紅魔館がぶっ壊れてるじゃないの...」
???「おいおい勘弁してくれよ...?いたいのはいやだぜ...?また異変か...?」
俺は目の前まで近づいてきたその反応を察知し、前を見ると...
そこには紅白の巫女と白黒の魔女が立っていた。
幻想郷カタルシス第十二話 「ループ・ザ・ループ」 完
第二章 「変化まじりの日常生活」終了。
恋府『マスタースパーク!』
もとにもどってよ!レイヴァ!
霊府『夢想封印!』
次回 第三章 「運命の判断」開始。
次回 幻想郷カタルシス第十三話 「主人公の帰還」
2月上旬投稿予定
茜差す季節が山を下り、西の海へ消えてゆく。
見上げた空に君の声を聞いた。募る思いは地平を越え里を巡る風。
主人公の帰還。それと同時にどこかで新たな物語が始まろうとしていた...?
これは...人生に疲れた私。夢桜ユキ「ゆめざくら ゆき」が念願の幻想郷に行く話。
レイヴァが幻想入りする同時期のお話...短編の番外編の物語...本編につながるかも...?
同時進行。別ストーリー
幻想郷カタルシス アナザーストーリー 『幽閉自閉のフィロソフィア』
次回 幽閉自閉のフィロソフィア 第一話 『似た境遇の者』




