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ノートクエスト  作者: 伊達柴紫
第1章水の姫
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6話 3人目②

スラムンとポスラは魔物の存在があると言うだけで村人達の心が休まらないだろう言いミルク村を出ていった。彼らとはまた出会う事になるだろう。そしてその時ワープの力を貸してもらい、スラムンの残り1スラの仲間を助けにいく。そういう約束へと当初の交渉は変わっていった。

 

ハルは一刻も早く助けに行かなくていいのかと聞いたが、もう一体は捕まっており強いので、やられる心配はいらないとの事らしい、なぜ魔物同士なのにスラムン達が狙われ、捕らえられてしまったのかは、その場の全員が分からなかった。


村の被害は酷かったが、隣のココア村の支援もあり復興の目処が早くもたっていた。フレアゴーレムの胴体などは万が一の為、村から出しサワラ砂漠へと運び埋めるそうだ。

 最初に炎の包囲網が始まった範囲より外側の村の宿に3人は泊まっていた。


 ご飯を囲み3人は過去の話や、旅の目的について聞き合う。

ナギ 「役職は忍だ!」

 リクとハルは驚き忍術を見せてもらおうと、尋ねようとした瞬間に、先に忍者学校では忍術の科目が落ちこぼれであった旨を伝えられた。


ナギ 「旅の目的?ウチは忍の才能がない、でも鍛えた力を色んな人の為に使いたいと思って村を出たんだ。旅は楽しいしな」

ナギ 「あとは、魔物の研究の為だ。なんで人やペットと違って魔物が死ぬと消えるかもわからない。動物系の魔物が増えるのは分かるが、石など非生物の魔物の生まれ方がわからない。疑問だらけだ」

 言われて見れば確かに…と、男二人は目を合わせる。

 

ナギ 「2人はいつから一緒にいるんだ?出身が同じなのか?」

リク 「え、昨日だよ」

ナギ 「え?は?にしては信頼しすぎだろ」

ハル 「信頼したい、信用したいと思ったから、仲間になったんだよ」

ナギ 「ふむ。んー…なぁ ウチもついて行っていいか?」

今度は目を輝かせながら二人は見つめ合い、ナギの方を向く。

 

リク 「やった!もちろんだ」

ハル 「一緒に行こうナギ」

ナギ 「チームアップ…。これからよろしく」

 チームという言葉を口にしたナギの顔が少しだけ曇る。


【風の忍 ナギ 加入】


 ――――――翌日――――――

村長 「行き先は決まったのかね」

ハル 「はい。水の国に向かいながら途中で占いの館に寄ることにしました」

村長 「火のオババに会いに行くのじゃな、何か物を要求されると思うが、良い人だ」

村長 「本当にありがとう。またいつでも来てくれ。歓迎するよ」

ハル 「ありがとうございます。復興頑張ってください」

村長 「あぁ。必ず復興して見せる。君たちの歳では知らないかもしれないが、かつてこの村は炎の剣士と呼ばれる炎マスターに魔物から助けてもらった過去があってな、そして素敵な村と褒められた事がずっと誇りじゃった。その時のようにしてみせるよ」

 

リク 「……必ず、ちゃんと戻りますよ。自分も応援しています」

 リクは、父の姿が話の中に一瞬見え嬉しくなる。ハルはリクの背中を軽く叩く。リクの父さん凄いな、そう言われた気がした。

 3人はミルク村に背をむける。

チャーイ 「お兄ちゃーん 、お姉ちゃーん、ありがとう!!僕、次会う時までにパチンコ上手になるよ」

 リクとハルとナギはチャーイに手を振り歩きだす。

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