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ノートクエスト  作者: 伊達柴紫
第1章水の姫
23/51

23話 5人目②

王 「2人共!本当に本当にありがとう」

 治療室で王はリクとハルの手を握る。

ルカ 「あんまり、2人の腕を振ったらだめだよ」

王 「お、おぉそうだな」

王 「この恩は必ず何かで返させて貰いたい。そこで、もし興味があるならこの城のTOP4に稽古なるものをつけさせようと思ったのだが…」

リ ハ 「是非お願いします」

 リクとハルは少し食い気味に声を合わせて返答する。

 

王 「なら動けるようになるまでに、準備は済ませておこう。君達2人はどうするかね?」

マナ 「リクとハルが受けるなら私も受けます」

ナギ 「同じくです」

王 「わかった。他に出来ることはないか?」

ハル 「……もし、本人に来てくれる意思があるのなら、ルカ姫を僕らの仲間に招きたいです」

 

 王は優しく微笑む。そしてルカが前に出てハルの前に立つ。

ルカ 「私も、この4人について行きたい。お父さんからの許可はもう取ってる!私もパーティーに入れてくれないかってお願いしようと思ってた!」

ハル 「本当!?やった!これからよろしくね。ルカ!」

ルカ 「こっちこそよろしく!ハル」

 2人は固く握手をかわす。

ナギ 「オババの予言が当たったな」

リク 「あぁ。最高の仲間を見つけられてよかった」


 ここに、柱達相手に立ち向かう5人のパーティーが誕生する。後に世界を変えていく事を彼らはまだ知らない。


翌日から、水城TOP4との稽古が始まった。

ルカはもう既に彼らからは教わる事がないので、旅に出る準備をしていた。


―――ハル&左大臣―――

左大臣 「こんにちは。私の事は左大臣とお呼びください。そして、改めてこの国を救っていただきありがとうございます。氷属性を開花したと聞きましたので、良ければ私の方から基本的な扱い方伝授しようと担当させてもらいました」

ハル 「ありがとうございます。土壇場に一瞬だけ使えたのですが、普段から使えるようになれますか?」

左大臣 「1度使えれば充分です。ここのカップの水の中に手を入れて凍らせてみてください」

ハル 「はい!」

 ハルはカップに手を入れると、ビクッとする。

 

ハル 「冷たいですね」

左大臣 「本当に冷たいですか?」

ハル 「あれ?いや徐々に何ともなくなってきました。でもこれって体温で水温をむしろあげちゃったんじゃ」

左大臣 「一旦凍らせるのは置いといて」

 左大臣は、手から氷の塊を出しハルに手渡す。

ハル 「冷た!くない?」

左大臣 「潜在意識ですよ。氷属性を持つ人は本来寒さに強く暑さに弱い。さらに開花させれば氷や雪でもへっちゃらになりますよ」


―――ナギ&特兵長―――

ナギ 「えっ、女忍長と知り合いだったんですか?」

特兵長 「あいつは、そんな所まで上り詰めたのか。昔一緒に旅をしててな。俺は忍の両親を持つが、忍にはならなかった。旅の途中で王に出会って、この方に仕えたいと思ってな、そこでアイツとは別れた」

ナギ 「そうだったんですね」

 

特兵長 「あいつも強いだろう。俺もそれぐらいはあると、思ってくれていい」

 特兵長もナギと同じく双剣使いだ。口があまり良くない不器用な男だが、かつての相棒を知るナギにはできる限りの丁寧な言葉使いで話しているつもりだ。

ナギ 「それは、勝ち目が無さそうです」

 2人は練習用の柔らかい素材で作った剣を持っている。

特兵長 「いくぞ、感じろ」

 特兵長は透明になる。風の音だけが聞こえるが位置を悟られないように、余計な音も鳴らしているようだ。

 

ナギ 「(本物の音を感じて)!」

 ナギのおでこに玩具の剣が触れる、それに超反応をして体を仰け反らせる。

 特兵長の姿が現れる。

特兵長 「おい、今のはなんだ」

ナギ 「特兵長を探そうと集中してた所に、急に自分に剣が触れたので避けようと思って、というか反射的に躱していました」

特兵長 「特訓内容を変える。今の超反応の回避と攻撃の面で単純なパワーをつける2つにする」

ナギ 「わかりました。お願いします!」


―――マナ&マリア―――

マリア 「私も話には聞いていましたが、ラムダはそんな惨状になってしまわれたのですね」

マナ 「はい。マスター3人だけが頼りです」

 5国には、それぞれの属性に対応したマスターがいる。

 簡単に説明すると、人間側の最大戦力である。この物語にはすでに、リクの父である炎マスターやマナの話に出てきた光マスター、またルカに、城は訪れた際に技を自身の物にされた水マスターが話に出てきている。

 

 光国は、人間側の砦であるので総マスターとも呼ばれる光マスターの他に副光マスターと治マスターがいるのだ。

マリア 「あの方々がいらっしゃれば大丈夫ですね」

マナ 「私もそう思っています」

マリア 「私からは、治魔法の応用と攻撃手段を教えようと思います。人に教えるのは初めてですので少し緊張しておりますが、よろしくお願いします」

マナ 「こちらこそおねがいします」


 それぞれ知識を増やしたり、練習をして鍛えていく。

その間にも魔物達にも動きがあった。

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