表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノートクエスト  作者: 伊達柴紫
第1章水の姫
18/19

18話 水柱ドーザ

マナ 「リク、怪我見せて」

リク 「うん……遅れてごめんな、怪我してないか?」

 マナの肩の傷は治っている。マナは咄嗟に頷く、王もマナが怪我を負っていた事は秘密にしてくれる。

 

マナ 「さっき、上の階でも大きい反応が消えたよ」

リク 「多分ハルとナギも中長倒したんだな。上の階にいるならすぐ追いつこう」

王 「水柱の居場所は王の間で間違いないかい?」

マナ 「はい。リクと、後から合流するハルとナギは私が案内します」

リク 「王はどちらへ?」

王 「緊急海牢システムを止めにいく。そこの行き方はマナちゃんも知らないからね。そう心配した顔をするな護衛はいらないよ、それよりも水柱に1人でも戦力をさいた方がいい」

リク 「…分かりました。お気をつけて」

王 「あぁ、君たちもな。改めてルカを頼む」

リク 「はい。任せてください」

 リクとマナは、王と分かれ上の階へと進む。


リク 「この音はハルのフルートの音色だ。戦い中の曲調じゃないな」

 2人は音のする方へと近づいていく。


―――王の間―――

ドクター 「ほら、これが魔物化液だ。どこでもいい血管にこの注射をうちこめ」

 そう言うと、水柱に紫の液が入った注射器を渡す。

水柱 「ありがとな」

ドクター 「ふんっ。礼などいらんわい、わしはただその娘が魔王軍に入れば、大長にもなりうる素質があると思っただけじゃわい。あと、さっき中長の所に城の前をうろついてる連中を遊び相手に送り込んでおいた」

 

水柱 「あいつらが負けることはないだろ」

 ドクターは紫の扉を出し、中に入っていく。

水柱 「遂に念願が叶うな。何日待った事か」

ルカ 「やめて。そんなものを刺されたってあなたを好きになることは一生ない!」

水柱 「なるさ、ドクターにそうさせてもらう」

ルカ 「魔物化させて、脳の改造でもさせる気?」

水柱 「もっと単純な方法さ。俺もドクターが何を出来るかまで全ては把握していないが、なにかそういった力と持っているという噂だ」


水柱 「さて、お喋りは結婚してからいくらでもできる。早く同じになろう。少し痛いかもしれないが許してくれよ」

 水柱は軽く雷魔法をルカに流すと、ルカは抵抗が出来なくなり、ぐったりする。そして、ルカの腕に注射器が刺さる。水柱は押し込みの部分に指をかけゆっくりと押し始める。そこに彼らが着く。

 重い扉をハルとリクが開け、ナギが持ち前のスピードで一瞬にして部屋の奥にいるルカと水柱の元へたどり着く。真っ先に注射器を左手の剣で斬り割リ、右手の剣でルカを椅子に縛り付けている縄を斬る。

 

水柱 「注射器が…。お前らは何者だ?大事な時に邪魔しやがって、殺してやる」

 水柱は水を出しその水で部屋の端に置いてあった自身の金棒を運び手に持つ。

ナギ 「(でかいな)」

 ナギはルカを抱え、入口へと戻ろうとするが間に合わない。そこに遅れてきたハルが着く。

ハル 「姫をマナの所へ頼む」

ナギ 「あぁ。重い技が来るぞ気をつけろ」

 水柱は、金棒をハルに向け振るう。金棒が風を斬る音がする。

 

リク 「スナイプ!」

 水柱の手に錆びたナイフが突き刺さるが止まらない。

ハル 「(鼻歌版、守戦律[しゅせんりつ])!」

 フルートを使わないので、周りには聞こえず自分だけ防御力が上がる。そしてしっかりと踏み込んで剣を構える。そして、すぐに金棒がハルの剣とぶつかる。

ハル 「なんとか止めれたか」

水柱 「振り切っていないだけだ」

 止められた金棒に振るう力をさらに加えると、ハルの体が浮き、そのまま叩き飛ばされて部屋の壁に激突してしまう。

リク 「ハル!」

 水柱に俊敏性はなく、のしのしとリクに近づいてくる。

 

水柱 「小長ファイブ、姫を取り返せ」

 その命令に反応して、小長5体がナギ、マナ、ルカの前に現れる。

小長1 「お言葉ですが、スーパー小長ファイブです。ドーザ様」

小長2 「入口はしっかり施錠されてますぜ、ドクターのお陰ですぜ」

 王の間の扉にロックがかかる。

水柱 「ドクターが装置でここに水を流し込む手筈だ。そうなれば水属性の姫と我らしか生き残れない。もし、お前らの中に水属性がいるなら、俺の雷で殺す」

 

小長2 「発言だけで痺れますぜ。さぁリーダー取り返しますぜ」

ナギ 「ウチがやる」

 ナギは、双剣を構えルカとマナの前に立つ。


水柱 「鬼落雷、鮫雷」

リク 「(やばい)」

 リクに落雷が直撃し、壁際にいるハルにも雷が直撃する。

水柱 「わはは、死んだな。あと邪魔者は2人か。姫の友達なら生かして召使いにしてもいいな」

 煙の中から、リクが飛び出しドーザの懐に入り、突きの構えをしている。

リク 「華核拳!」

 ドーザは呻きごえを上げる。不意打ちよりも、リクがほぼ無傷な事に驚いている。数秒と立たずドーザの左足が後ろから斬られる。

ハル 「スラッシュ!!」

水柱 「お前ら、雷の効かない土属性だったのか。なら、水は有効打だよなぁ」

 

 ハルは守戦律で、防御力を上げていたとはいえフルートを使わないバフではノーダメージには出来なかった。

ただ、リクと同様にハルも雷魔法でのダメージはなかった。

 水柱は手に持っている金棒を上に放り投げると、リクとハルに自身の掌を当てる。掌から水の槍が生み出され2人を貫く。リクは火属性を持っているのでもちろんだが、ハルも水が弱点な様子だった。大ダメージを負いながらも2人は踏ん張り倒れない。

ハル 「閃斬!」

リク 「列華脚!」

 ドーザにも、少しずつダメージを与えていく。


 ハルとリクはこの時点で既に、過去最高のダメージを負っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ