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ガーディアンルポ02「人間樹の星」第9回人間樹の番人ビッグは、自分の行動を開始する。フライング・キャッスルの中ガーディアンのクリスがナーダ77の領主を発見する。

ガーディアンルポ02「人間樹の星」第9回

(1978年作品)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yama-kikaku.com/


ナーダ77、人間樹の番人小屋の中で休んでいたビッグは、時ならぬ楽器の音に驚いた。

しかもこの音は、、、


人間樹の監視人、ビッグは自分の任務を果たす時がきたと思った。



これから演技力を要求されるぞ。

ビッグは身をひきしめた。

小屋の側の人間樹に袋をかける。


昨日、有翼人からISSSN-1909、すなわちグレイを檜えかえるように命令された時から用意してあった袋だ。袋をかける前に人間樹の顔にふれる。完璧だ。これなら見やぶれまい。

ビッグは小屋へもどり、床下から箱を引きずむ出す。スイッチを入れて、言った。

「よし、行動をおこせ」ビッグは命令する。


■ 一方、上空のフライング・キャッスルの中でも異変か起こっていた。

心理分析室に監禁されていたガーディアンのクリスが目ざめた。クリスも自らの力を発揮する時がきたのだ。


 『クリス、起きろ、起きてくれ。助けか必要なんか』

ガーディアンのヘルムのテレパシーか届く範囲にうまくフライング・キャッスルが入ってきた。


ヘルムのテレパシーが、クリスに通じた。ヘルムの精神力がクリスの筋力系に大きく作用する。

大いなる力がクリスの体中にみなぎる。


クリスは部屋のドアを体当たりで開け、側にいた有翼入の腕をへし折り、レイ・ガンを奪った。


フライング・キャッスル回廊にいた有翼入をレイ・ガンでなぎたかしながら、操縦室へ向かう。ヘルムのテレパシーがその位置を教えてくれるのだ。


 操縦室へ突入し、有真人に反撃の機会を与えずに数秒で全員をかたずけてしまった。

部屋のドフを内側からロ″タした。


 ヘルムを助けるためにフライング・キャッスル降下させようとした。

「伺をするつもりだ」

 声が部屋全体から聞こえてくる。


クリスは部屋である事に気がついた。部屋のあちこちを見渡す。どこかに弱点があるはずだ。クリスは盲めっぽぅにパネルを破壊し始めた。


「やめろ、やめてくれ」

 声は哀願した。

「頼む、やめてくれ。体を破壊するのはやめてぐれ。それは私の神経システムの中枢なのだ」

「お前は誰なのだ」


 クリスは手を止めて尋ねた。

「私はナーダ77の領主だ」


ガーディアンルポ02「人間樹の星」第9回

(1978年作品)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yama-kikaku.com/

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