表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命を狙われた王子、全てが嫌になり天使風の女冒険者になって百合つきながら無双の旅  作者: ゆりようさーびす
犬(魔王)を愛でてたら蛇神が進化していた編
23/25

天使、孫になる


3人は誓約書にサインをし、報酬を受け取った後宿へ戻っていた。


「……それでユニ、領主の話はどうするつもりなのよ」

「ふふふ、ナイショだよ〜」

「ユニ様、悪い顔してます……」

悪巧みをしてますと言わんばかりの表情をしてみせるユニを見て、サラは軽く引いていた。


「ふーん、私達にも内緒なんだ?」

そう頬を膨らませながら言ったのはルーティ、秘密を共有することでユニと繋がっている感覚を得ていた彼女にとって、秘密にされるのはあまり気分のいい物では無いのだ。


ユニはうーと唸りながら風船みたいに膨れてるルーティの頬をつっついて空気を抜く、可愛い。

「秘密にしておいた方が明日すっきりすると思ったの」

そう、別に意地悪で教えないわけではないのだ。


趣味が悪いかもしれないが、2人には明日領主とギルド長の不幸な様を見て溜飲を下げて貰いたいとユニは考えていたのだ。


「すっきり?ユニあんたもう領主達に何かしてたの?」

「ぐ〜ふ〜ふ〜!だからそれは秘密だって!とりゃ〜!」

ユニのくすぐり攻撃だ!


「わっ!ご、ごめんってば……あっはっはは!」

「サ、サラも混ぜて欲しいです!」

それからルーティが気絶するまでそれを続けていた2人にも、一日通してずっと動いていた疲れから眠気がやってくる。


するとルーティの腕を枕にしているサラがうとうと船をこぎつつ、ずっと気になっていたことを質問する。

「そういえばユニ様、ずっと気になっていたのですが蛇神様はどちらにおられるんですか?」


「どこ……うーん……どこなんだろ」

そういえばそうだ、蛇神が封印されている元魔王というならば『ウロボロス』は雷閃のような魔法ではなく召喚魔法のような扱いになる


「え?わからないのですか?……も、もしかしてアイテムボックスに……?」

「違う違う!」

魔法で洗脳してモノ扱いしてる外道だと勘違いされてそうなので慌てて否定する、そうだ!


「魔王なら喋れるだろうし直接聞けばいいや、プチ『ウロボロス』!」

すると巨大な頭が6つ出てきそうになったためストップをかける。


「はい、そこでストップ!聞きたいことがあるんだけど、喋られる?」

止まったことを確認したら次は言葉を話せるかどうかの確認だ。

すると蛇神はすんなりと話し始めた。


〘おう!おじいちゃんもお話したかったんじゃ!〙

「お、おじいちゃん?」

〘ふはは!ユニちゃんにはわしの魔力が流れ始めとるからのぅ、わしからすれば孫みたいなもんじゃ……それにしても可愛ええのぅ……〙

凄いフランクかと思ったらデレデレモードに入った蛇神


「そうなんだ……それでサラちゃんが普段どこにいるのか気になってたみたいなんだけど、おじいちゃんってどこにいるの?」

サラに直接聞いてもらおうかと思ったが、顔を青くして緊張していたのでやめておく。


〘おじいちゃん……ええ響きじゃのぅ……っと普段どこにおるかじゃと?〙

「うん」

〘そりゃもちろんユニちゃんのアイテムボックスの中じゃよ〙

「じゃあまたね!」

〘え?おじいちゃんもっとお話した……〙

私は急いで魔法を解除する。


「やっぱり『モノ扱い』してるんですか……?」

「違うからっ!」



誤解を解くのに例の棒は大活躍しました。


祝!!ブックマーク100件突破!

ほんと〜に嬉しいです…投稿を始めた時はこんなに反応が貰えると思ってなかったので感無量ですね…

あと昨日後書きであんなこと言っておいてなんですが、今日は記念に2話更新です!


評価もそれぞれあと少しで合計100突破です…!

もし面白いor続きが読みたいと感じて頂けたら、私のモチベーションが救われますので評価&ブックマークをお願いします〜…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ