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小品

高麗人参?

作者: 星野☆明美

高麗人参はとてもいいという話を聞いて、収穫を手伝いに行くことになった。

海外の山林地帯に犬を数匹連れて案内の友坂さんについていく。

「あった」

微妙に生えている植物を指さして友坂さんが言った。

とろうとする私を制して、なぜか犬の引き綱をくくりつける。

「待て!いいな?待て!」

犬に言い聞かせて逃げるようにその場を離れる。

??????

しばらく経ってからもとの場所に行くと、犬たちが泡を吹いて倒れていた。

「ちょっと!ただ事じゃないですよ!」

私が何を言っても知らん顔だ。

友坂さんは引っこ抜けていた植物を回収した。

高麗人参……ぢゃない!

「これ、これ、マンドラゴラ!」

呪いの植物マンドラゴラ。引っこ抜くと悲鳴をあげる。その悲鳴を聞くと死んでしまうから、犬に身代わりになってもらって採る。

根っこが人間の姿形をしていて、禍々しい。

「なんてことを!犬たちがかわいそう」

私は涙を流した。


「はい、カット!」

「海外ドッキリの旅いかがでしたか?」

「海外ドッキリ?」

パンパン!

友坂さんが合図すると犬たちが元気に起き上がった。

「はい、高麗人参。こんな出来事があったら印象に残るでしょ?大事に食べてくださいね」

印象に残るでしょ?それどころか薄気味悪くて食べらんないよ!(泣)

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― 新着の感想 ―
[一言] わー、びっくりした。 本当にマンドラゴラかと思ったし犬可哀想と思ったので、オチにほっとしましたよー。
2019/06/04 18:52 退会済み
管理
[良い点] ラストのオチでホッとしましたw 高麗人参狩りなら舞台は近隣の国かな?
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