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ドッペさんはでべそ  作者: 五月琵琶
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 翌日、つまり土曜日。

 いつもよりも少し早めに起きようとして、失敗した私は昼ご飯を食べてから身支度を整え家から出る。どうでもいいときにずかずかと部屋に入り込んできておはよーと騒ぐ父親も今日に限って仕事で不在だ。オムライス…。

 どうせ知り合いに出くわさないだろうと緩めのスタイルに白トートを肩掛けし、ちょうど空いている席に座り電車に揺られる。帰りは混むのかな。何時ぐらいにしよう。

 

 目的の駅にたどり着くと、少し歩いただけで図書館が出迎える。高校生になってからは初めて来たのだけれど、これならちょくちょく来てもよさそうだ。道に迷う心配もなさそう。勉強するため、という理由があれば、交通費もうちょっと出してもらえるかな。

 本がたくさんある場所、というイメージは学校の図書室やたまに寄る本屋さんが私の頭の中にあるけれど、ここはそれよりも大きい。種類も豊富で、利用している人も多い印象を受ける。私もその中に混じり、宿題に使えそうな本や、なんとなく手に取った本などを胸に抱いて空いている席へと向かう。うん、私結構席取り得意かもしれない。どすこい。どっこいせー。

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