表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドッペさんはでべそ  作者: 五月琵琶
10/10

試作品


  翌日。のお昼ごろ。

 高校に持ち込んだ荷物の半分が役目を終えたころ、私はこれから役目が終わるであろうサンドイッチをゆっくりとほおばる。ん、これハムって書いてあったのに野菜の方が多いかも。訴訟だ。もぐもぐ。

 「…でさついでに借りたんだけれどこれが大当たり!落ち着く系なのに頭から離れんくていったい何度聞いたか分からないくらい。やで今日のウチの元気891KB。めっちゃコスパ良くない?ギガ未満だよギガ未満。いっかい聞いてみない?絶対病みつきになるから」

 人がまばらの教室に鼻歌が聞こえてくる。もちろん目の前の友達から。

「あ、そうだラーメン!ちょっとずるいよ~一人で楽しんで。行きたいんやけど駅逆やから遠いんだよね。なんか近くに物産展で来てくれないかな。そうなれば食べ比べもできるからちょうどいいのに」

 てかこやつ全然しゃべりやまないな。弁当は減っているし一体どういう仕組みだ。


 そこまで意識していなかったけれど、話があっちの方から近付いてきた。共有したい悩みではあったが、まだかたちになっていないためふわっとした感じでしか伝えられないかもしれない。まあいいか。

 喉を使えるように、手を口元にやり最後の一口を飲み込む。

「ああうん、

「え、なにそれ」

「それでなんだけどさ、一つ教えて。もしドッペルゲンガーがいるとして、その子の服はどこで購入しているの?まさかかっぱらってるとは思えないし。」


「んー。…ネット通販?」

現代人か。

「だって仕方ないじゃん!今日何使った?」

「えーと鞄コンビニ化粧水」



むー。少し動きたいと思ったので軽く机の上を手でそうじしてレジ袋をちりとり代わりにする。なぜ学校のごみ箱はなぜこんなにとっ散らかるのだろう。掃除の時間があるはずなのに。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ