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俺たちの監督!  作者: ぴーやま
4/5

新入生登場!の予感

新監督新任後、初練習が終わり、これからのことを一止とハチが話し合う。どんな新入生がくるのか盛り上がる一方、ハチは監督の表情について少し気になっていた・・・

ハチと一止は、帰路の途中、自転車を押しながら今日のことについて話していた。

「ハチ、結局今日なんで遅刻した?」一止はあきれ顔だ。

「いやー。今日監督はじめて来たじゃん?昨日の夜からさ、今日のことイメージしてさ。いきなり初日でバッティング全然駄目だなとかさ、守備エラーばっかで使えねーとか言われたらやばいじゃん。そう思ってたら朝腹痛くなってきてさ。そんでトイレ籠ってたら時間過ぎちゃって。」

「んーハチのたまのそれ、全然直んないな。まーバッティングはあれだけど・・・」

(うっ。やっぱり一止もそう思ってるのね。)

「んでも、守備は上手いじゃん。上手いというかボールを後ろに逃さないというか。最後までボールに集中している感じ?スローイングだって取ってから早いし、正確だし。小学校の時だって俺がピッチャーできない時にさ、急造でマウンドいってもコントロールとクイックで活躍したじゃん?」

「あざっす!まさか、九中エースから褒められるとは。」

「エースっていうか俺しかいねーじゃんピッチャー!チーム8人だし!」

「いやいや、和海も九井一小の時、エースだったじゃん?去年だって3年生に混じってピッチング練習してたじゃん!」

「まー前の監督にけっこう気に入られた感じだったからな。そういえばハチ、新監督に結局あんまり怒られなかったじゃん?練習ずっとさせてもらえないかと思ったよ。」

「そう!そうなんだよ!おれの自己紹介終わった時さ、ちょっと怖い顔にみえたからさ、また怒られると思ったんだけど。すぐノックだったなー。やっぱり自分たちで練習するのとは緊張感が違うね。」(怒った顔じゃないってことだよなー。怒ってないのになんかこう力の入った顔というか。おれなんか悪いこと言ったっけな?)

「初日だから練習が大事ってことなんじゃない?あとは新入生が入るかどうかにかかってるな。練習きついのは嫌だけど、試合はしたいからな。」

「そういうこと言ってなんだかんだ結局がんばるやん?一止。」ハチがニヤニヤしながらやわらかく指摘をする。

「まあそりゃね。」

「新入生だったら、智入るんじゃない?」

「九井二小で1つ下の本荘智か。肩強いし、足速かった印象あるもんな。今はピッチャーもやってるらしいよ。でもなんかコントロールは悪いらしい。丸々小エラーを多かったから、公式戦は勝てなかったって。

「フッフッフ、おれたちの時代には及ばなかったということだな!」

「いやッ普通にハチより身体能力高いとおもうよ。」

「そこさー冷静に返さないでよ。あくまでもほらっ、チームの総合的な話のことでさ。」

「へー。」


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