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“星屑その7”

樹歩です。お久しぶりです。いつも私の詩を読んでいただいて、深く感謝しています。ありがとう。


 『あの日の月』


サンルーフ開く

明るい夜空


まっすぐ見下ろす

あの月が

あの日と違う月だなんて

間違いに決まってる


あの日 あの人と

あの夜空を


もうあの日は

二度と来ない

私にも あの人にも


もうあの月は

光を照らさない

私にも あの人にも



 『あたたかな宝石』


…あなたとの別れが

この世で一番

つらい事だと

思っていたけれど


…遠いあの人との

思い出のように


やり切れなさで

追い詰められると

思っていたけれど


…それは間違い

そんなことはないのね


私は今

抱いている

笑みしか浮かばぬ

あたたかな宝石を


淋しさより

哀しさより

あなたを

愛せたことの方が


苦しみより

切なさより

あなたと

出会えた運命の方が


ずっと大きな

意味をもつのだと…ずっと尊い

価値があるのだと


どれだけの

偶然を流しても

あなたとの

時間だけは必然で


それはまるで

あの人との

あらかじめ定められた

恋のように


私は今

抱いている

あの日の


星空を

夕暮れを

桜並木を

海辺を

野道を

…残像を


それは私だけの

あたたかな光り


私だけの

あたたかな宝石


いつまでも

あなたに幸多からん事を

祈ってゆく


いつまでも

あの人に光り降り注ぐ事を祈ってゆく


私の宝石は

あたたかな宝石は

永遠に

輝き続けて


決して

色褪せる事はない


いつまでも

永遠の輪廻の

祈りを捧ぐ

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