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“道標その8”


『無垢の日々』


あんなふうに

誰かを一途に

愛せるなんて


真っ白に

真っ直ぐに


あれを倖せと呼ばずに

何を言えばいいのだろう


ただあなたが

存在するだけで満たされた


ただあなたの

倖せだけ考えてた

無垢の日々




 『光り輝く』



多分だれもが

1度くらい


自分のすべてを

かなぐり捨てても


守りたいひとが

いるんじゃないの?


そして

その瞬間が

のちの人生(みち)の中で


もっとも

光り輝く時間だったと

気付くんじゃないかな


その時

あなたの目の前にいる人が


あの守りたい人だったなら


あなたの人生は

類い稀に

倖せに光り輝くものだよね


わかってる

世の中そんなに

あまくはないけど



『あの頃』



とりとめのない

やりとりが

今となれば

たからもの



 『孤独な小径』



道なき未知に

また立ち止まる


何に迷っているのかさえ

何を見ているのかさえ

わからず


焦りだけ持て余す

延ばす手から

零れる思いの行方は


すくむ脚を

一歩進ませるために

零れる涙の行方は


まだ姿なき私に届け

今より大きな私に届け


孤独の小径は

迷路より始末が悪い

抜け道もなく

近道もなく


ただ立ち止まる

ただ立ち止まる

決して後ろは振り返らず


ああ

まだ姿なき私に届け

今より大きな私に届け


少しだけ

自分の心撫でよう

「頑張ってるはずさ」


決して後ろは振り返らず

俯いた顔を挙げる

光溢れる方を指す

孤独の小径の途中

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