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“恋心その4”




『またね』



あなたの車を降りる時

ほんの一瞬

切なくなります



このまま二度と

逢えないような気がします


あなたの笑顔は

私の不安に気付かない

…気付かないフリ?



でも

「またね」

って

言ってくれたから

「次」

がふたりの間にあると思っていいですか



それなら渋谷の駅犬よりもおとなしく

信じて待てます



だからその一言を

「約束」

なんだと

おぼえていてください



『観覧車』



このゴンドラが

いちばん天辺までいったらキスしようか



『朝の月』



朝空に浮かぶ月は

どこか忘れ去られた古い置物のような


置き去りにされた心のような

面持ちがする



碧い空に不釣り合いで

本人もなるべくめだたないようにひっそりと佇んでいる



私と同じね

場違いな恋をしたの

本当は

もっと上手くいくはずだったのに



あなた以外のひとを

好きになってたら



『腕まくら』



何も見えない

何も聞こえない

あなたと私の吐息だけ



温かな海

揺れる浜辺

どこまでも遠くの果てまで

私をつれていって



腕まくらから見上げる

あなたの横顔が好き



このまま深い眠りに逝く

私をつれていって



『初対面』



何度か会ってたし

話もしたけど



今夜あなたをみた瞬間


まるで初めて会ったような気がした



それはあなたから

思いがけなく出た

「君が好きだ」

という言葉のせいかな



それとも

この 星空のせいかな

偶然だとしても、必然だとしても、私の言葉に耳を傾けていただいたすべての方の倖せを祈ります。読んでいただいて本当にありがとうございました。 樹歩

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