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“道標その6”

『星の距離』



あなたを考えながら

流れ行く日々


あなたと過ごした時間を

飽きずに数える


あなたの笑顔を

胸のなか抱きしめ


…一緒に暮らす事だけが

愛じゃないと

…離れていても

共に人生を歩めると

言ってくれたひと


他のひとなら

信じない言葉でも

あなたの言葉だから

素直になれるんだよ


それをわかってほしい

あなただからだと

信じてほしい



『砂漠で』


ちょっとだけでいいから

ほんの

ちょっとだけでいいから


その腕に

つかまらせて


だってずっと

砂漠にいたのよ


ちょっとだけでいいから

ほんの

一滴の潤いでいい


だってずっと

砂漠にいるのよ




『足元』


ひとの心は

あてにならない

わかっている


自分の心さえ

持て余しているのに

あなたに答を

求めるなんて

お門違いもいいとこ


やさしさなのか

自己満足なのか

同情なのか

憐れみなのか

……すべて勘違いなのか


自分の足元を

見るのが怖い

いつから

まだ起きてもいない明日にこんなに

不安を覚えてしまったのか


曖昧は居心地がよすぎる

なのに人は

都合のいい答を

あらかじめ欲しがる


あてにならないと

知ってた

あなたの心も

私の心も


…でもね

曖昧なままでも

少しでもつながりが

見えるなら


あなたの足元を

確かめながら

私の足も地につかそう

あてにならないことも

二人の一歩だと

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