チームの結成先
◇
「っと・・・。それなりの人数が吊れたなーー。」
保坂優里奈 所属 俊太チーム
職業 《占い師》
HP 115/115
MP 189/189
ATK 89
DEF 153
RES 116
INT 138
STR 96
LUK 42
王広間だろうか。物凄く綺麗な装飾品に包まれた場所に降とされたのち。この表記。
ボスキャラであるべきであろう。俊太が玉座の前に立って転んでいる私達の前にいるけど・・・。 「ゲームと同じだ。ウインドウクローズでいい。」
(所属先が俊太ーー。)
教えてもらった通りにおとなしくウインドウを消しておいてだが、他に。美玲、千佳、雛乃、理帆、花音、舞野、そして親友役の威釘と私の父親で本来処刑になる予定の若林がいる――。
「なっ、、なんで俺を選んだか。聞いていいか?」
いきなりの出来事に不安そうに震えた声で質問をとばす若林に、
「あん?そんなんお前を殺すために決まってるだろぉぉ!!」
「待て、いきなり人を殺すのかっ・・・‼︎」
玉座の前で1人いち早く戦闘態勢をとる俊太に対して、威釘の奴がわざわざ立ち向かうようにして。若林のやつを庇う――。
バチッバチッバチッ‼︎‼︎
手のひらで黒い雷が鳴り響くなか、俊太の恋人の睡恋のほうは威釘を指刺して。
紫の紋章を出現させたかと思えば、あれで情報をキャッチさせたのだろう。威釘に注目が集まり、全員が一瞬ひるんだなか。
「マッハステップ‼︎‼︎」
すぐ近くに居た美玲を若林が強襲ーー。人質にとろうというのか、短剣で深い。一撃を突き刺したあとで、すぐさま逃走を実行ーー。
「死ねえええっっっ‼︎‼︎」
すぐさま反応した俊太の一撃は、見事に若林にヒットし、ナイフで防げたものの転倒ーー。ダメージは深くなさそうだが。「サンダーー‼︎‼︎」
―― 美玲がやられたことで躊躇わずに撃ったのだろう。今度は雛乃の魔法が若林の態勢が崩れたところを追撃しーー、
「もう1発ーーっっ!!!」
俊太の、怒りに満ちた黒い雷が。再び立ち上がって逃走を計る若林を追撃ーー‼︎
「ガキッッッッ‼︎‼︎」
俊太の2発目が効いたとばかり、遅れて気がついたとばかり威釘の1撃が炸裂!!美玲や舞野を追い抜いて放った1撃は、何故か今も動ける若林を強襲ーー。
「ダッッッッッ‼︎‼︎」
「くっっ‼︎!」
渾身の一撃で鍔迫り合いを果たした威釘の右側から、今度は睡恋のバフを受けた俊太が突撃ーー‼︎
完全に人を超えた鋭さから放たれた斬撃が武器をへし折りながら身体を貫きーー!!
「ピャッーーーー。。。。」
後退する威釘に、盛大な血飛沫がとぶとともに俊太も引き下がると、
完全に死んだのだろう。
経験値が手に入り、美玲の回復も済ませられているなか、1つのチームの結成の雰囲気が漂う。「お前ら、完全に俺の所有物なのがわかるか?」あの頃とは雰囲気をガラリと変えて強く発言してくる俊太に、
「これってそういう意味なん?」紫の紋章が宿った隣の威釘が疑問符をつけるーー。
「お前ら全員、こうなることがわかってただろ?」
イメージしてたストーリーと違うことに悲しみの
心が微妙あるんだけど、いちおう若林は死んだよ?
まぁ、中学生編ではまた登場するけどな